提供:gooヘルスケア
執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと
ほんの数本あるだけでも、きらりと光り目立ってしまう白髪。年齢を重ねるたびにため息をつく前に、白髪が増えるダメ習慣を見直して、増やさない対策を!
頭皮が血行不良になると白髪になりやすい
白髪は数本あるだけでも、見た目年齢がぐっと老けて見えてしまいます。白髪染めはこまめに行う必要があるので、手間がかかると困っている人も多いのでは。白髪を確実になくす方法は解明されていませんが、白髪をできるだけ増やさないようにする方法は考えられます。
あなたがふだん何気なくやっていることが、白髪を増やしている可能性も。これ以上、白髪を増やさないためにできることをまとめてご紹介します。
白髪が増える7つのダメ習慣
1)乱れた食生活が続いている
食生活が乱れると体は栄養不足になり、生命維持に必要な臓器に優先的に栄養を送ります。髪や肌といった、生命維持の活動に必要のない部位は、優先度がかなり低めです。そのため、乱れた食生活を続けていると、髪が必要とする栄養素が不足し、髪がパサつく、細くなるといったほか、白髪もできやすくなります。しっかり髪に栄養を届けるためにも、毎日バランスのよい食事を心がけるのが白髪予防の基本です。
2)ストレスを溜めがち
「マリーアントワネットが処刑されるショックで一夜にして白髪になった」という有名な伝説があります。事実とは考えにくい話ですが、それほどストレスは髪に大きな影響を与えるということ。実際、ストレスは髪に悪影響を与えるもので、髪が部分的に抜ける円形脱毛症や、白髪が急速に増えることもあります。これは、ストレスにより自律神経のバランスが乱れ、血行が悪くなることで髪に十分な栄養が行きわたらないのが原因のひとつ。ストレスは極力溜めないようにし、定期的に発散しましょう。
3)いつも睡眠不足
睡眠不足は体に大きなストレスを与えます。さらに、睡眠不足が続くと体の自律神経のバランスが乱れ、血行不良に。髪への栄養が滞り、白髪が増える原因になります。
4)髪は自然乾燥派
お風呂に入った後は、髪をタオルドライした後に、ドライヤーで髪の根元をしっかり乾かしましょう。自然乾燥は、髪の毛先から先に水分が乾き、髪の根元は水分が残ったまま。すると頭皮の体温で蒸れて、雑菌が繁殖しやすくなります。髪を作る頭皮の環境が悪いと、髪にも悪影響が。
5)5年以上分け目が同じ
髪の分け目を5年以上同じ方向にしていませんか? 分け目になっている部分の頭皮は、常に紫外線の影響を受けています。この部分ばかり紫外線ダメージを受けていると、白髪はもちろん薄毛の原因にも。時々、分け目を変えていろいろな髪型を楽しむことで、白髪予防にもつながります。
6)毎日、髪をきつく結んでいる
頭皮の血行を促進することは、白髪予防の重要なポイント。髪を毎日きつく結んでいると、頭皮が同じ方向にばかり引っ張られ、血行不良になり白髪が増えやすい環境に。仕事で髪をまとめなければならない人は、ゆるめにまとめて、夜に髪をおろした時には、ブラッシングして頭皮の血流を促すことを心がけて。髪をまとめる位置を毎日少しずつ変えて、一部の頭皮ばかりに負担がかからないようにすることも有効です。
7)視力の合わないメガネをしている
忙しいからと視力の合わなくなったメガネをそのまま使っていませんか? 目の筋肉と頭皮の筋肉はつながっています。特に、目を酷使する仕事の人は、頭の横の部分にあたる「側頭筋」がコリかたまっているもの。頭皮のコリは、血行不良と直結し、白髪のできやすい頭皮環境に。PCやスマホを長時間使う人も、頭皮の血行不良になりやすいので注意しましょう。