何気ないしぐさに出る「彼の病気サイン」

ナマ返事やいびきなど、疲れや不機嫌と見過ごしがちな「しぐさ」の裏には、重大な病気が潜んでいることも

生活習慣病を防ぐためにも身近な女性がサインに気づいて

ナマ返事やうたた寝、いびきなど「疲れているのね」「不機嫌なのかな」と見過ごしがちな男性のしぐさ。その裏には、重大な病気が潜んでいることがあると言うのは、わかたけクリニック院長の竹川広三先生です。
「30代以降は生活習慣病にならない体を作っておくべき大切な時期。ところが働き盛りの男性は、自分の健康に目を向ける余裕がない人が多いのも事実です。でも、病気のサインはちょっとしたしぐさや言葉に表れるので、身近な女性が気づくことができれば、重症化を防ぐことができます」

行動編:こんな行動の変化に病気が隠れている場合が

まずは病気が隠れている可能性のある行動の変化について見ていきましょう。
●めっきり起床時間が早くなった⇒高血圧の疑いが
高血圧はストレスの影響を受けやすく、ぐっすり眠れないことが多くなる場合があります。初期では目立った症状がないために見過ごされがちですが、放っておくと動脈硬化、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、腎臓病などを引き起こしかねないサイレントキラーです。30~40代で20%、50歳以上で40~50%がかかっているといわれます。

●夜中にトイレによく起きる⇒前立腺肥大症、神経因性膀胱の疑いが
前立腺肥大はホルモンバランスの崩れが原因。加齢に伴って現れる症状ですが、尿の勢いが弱くなる、排尿に時間がかかる、夜間頻尿、残尿感などが特徴です。神経因性膀胱は、病気やケガがきっかけで排尿の神経システムに乱れが生じている状態。いずれも腎臓機能障害の原因にもなるので放置は禁物です。症状が続くようなら泌尿器科を受診しましょう。

●激しいいびきと、昼間のうたた寝⇒睡眠時無呼吸症候群の疑いが
睡眠中に咽頭部分がふさがってしまうため、一時的に呼吸が停止する状態です。激しいいびきを伴いますが、突然呼吸が止まっていびきが聞こえなくなるのが特徴です。深い眠りが得られないため、睡眠時間は十分でもだるさが残り、日中強い眠気に襲われます。高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞などの疾患になる確率が高まります。

会話編:こんな会話の変化に病気が隠れている場合が

次に、会話に表れる病気のサインについて見ていきましょう。

●何を問いかけても生返事⇒うつ病の疑いが
精神的な要因と身体的な要因が絡み合っていることが多い心の病。感情や意欲の障害のほか、さまざまな体の不調も現れ、進行すると1日中寝ているようなことにも。さらに不安感、焦燥感、絶望感が強くなると自殺の恐れがあるので、早めに精神科を受診しましょう。

●「最近、のどが渇くんだよね」と水を飲みたがる⇒糖尿病の疑いが
すい臓で作られるインスリンの分泌や作用が低下し、血糖値が慢性的に高くなる病気。のどの渇きのほか、疲労感、どんどんやせていくなどの症状が出てきます。肥満、高血圧、遺伝、ストレスなどが原因と考えられていますが、怖いのは合併症。放置しておくと神経目、すい臓などに支障が出てくるので、早めに内科、内分泌内科を受診しましょう。

何気ないしぐさに出る「彼の病気サイン」