チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、美白効果や動脈硬化の予防など、体に良いはたらきがあることが知られています。その効果を検証する大規模な実証研究が行われ、チョコレートの健康効果が明らかになりました。

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血圧低下や善玉コレステロール増加、こころの健康への影響と、習慣的にチョコレートを食べることが健康に役立つというのですから、チョコレート好きにはうれしい報告です。

チョコレートで血圧が低下

チョコレート製品を製造販売する明治は、愛知県蒲郡市と愛知学院大学との共同で、カカオポリフェノールに関する大規模な実証研究を実施。蒲郡市内に住む45歳から69歳までの男女347人にチョコレートを食べてもらい、摂取前後での血圧や血液など調査しました。

調査では、カカオポリフェノールを多く含むチョコレート(カカオ分72%)を、4週間にわたって毎日25g食べてもらいました。その結果、摂取前と摂取後では、血圧が低下。特に、もともと血圧が高めだった人ほど、大きく低下していることがわかりました。

チョコレートで血圧が下がる原因は、カカオポリフェノールが血管内部の炎症を軽減させ、狭くなっていた血管を広げて赤血球を流れやすくするためだと考えられます。赤血球が流れにくい「ドロドロ血」が改善されて「サラサラ血」になるので、血圧が下がるということですね。

コレステロール値やメンタルにも効果

チョコレートにはコレステロール値を改善する働きもあります。コレステロールと聞くと体に良くないイメージもありますが、それは悪玉コレステロール(LDLコレステロール)のこと。今回の研究で増加が認められたのは「善玉コレステロール」と呼ばれるHDLコレステロールで、動脈硬化の原因となるコレステロールを取り除く働きをするものです。

カカオポリフェノールが、善玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールが酸化してしまうのを防いでいるのです。

さらに、実験に参加した人たちへのアンケート調査により、調査中の1カ月間は精神的にも穏やかで、活力に溢れていることを実感できるなど、心の健康にも効果が期待できることがわかりました。

チョコレートは太らない

いくら健康に良いといわれても、毎日チョコレートを食べるとなると、太ってしまうのでは?と心配になりますよね。ところが、今回の調査では、毎日チョコレートを食べても太らないという結果も出ています。

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だからといって食べすぎは禁物。チョコレートには糖分も含まれているので、健康的な摂取量の目安としては一日30gから90g程度のようです。最近ではチョコレートの種類も豊富で、カカオ成分多めなものなど、甘いものが苦手な人でも食べやすいチョコレートが多数発売されています。

疲れを感じたときや一息つきたいときに、チョコレートをちょっと一口。健康生活のために、チョコレート習慣をはじめてみては?

チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究(株式会社 明治)