執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

食事はカロリーも消費する“内臓の筋トレ”
やせたいからと食事の回数を減らすと逆効果。内臓も筋肉であることを知って代謝アップするのが近道。

食事の回数を減らすとやせない理由

食事をすると汗をかく理由とは

ダイエットしているからと食事の回数を減らしたり、食事をスムージーやプロテインに置きかえる人もいることと思います。実はこうした努力はダイエットにはあまり効果的ではありません。その理由は、内臓の役割に目を向けるとよくわかります。

ごはんを食べながら汗をかく人がいますが、これはなぜだかわかりますか? 食事も消化するためにエネルギーを使い、熱を生み出します。汗をかくのはその熱を引かせるため。つまり、食事をすることでエネルギーを消費しているのです。

食べることによってもカロリーを消費する

食事はカロリーを摂取するだけでなく、食べたものを消化吸収するためにカロリーを消費したり、交感神経が活性化されて全身のエネルギー代謝を活発にし、カロリー消費を促します。これを「食事誘発性体熱産生(DIT)」と言います。

そのため、食事の回数を減らしてしまうことは、内臓を活動させてエネルギーを消費する機会を減らしてしまうことになります。ダイエットでは食事の回数を減らさず、一度に食べる量を減らすか、1回に食べていた量を分割して食べるのが効果的だと言われていますが、その理由の一つがこの、食事によるカロリー消費です。

お菓子をちょこちょこ食べる人は意外に太らない

いつも何かお菓子を口にしているのに太らないという女性がいますが、その理由も同じです。少量を回数多く口にしているため、全体としては摂取量が多くなく、常に消化モードがオンになっている状態。身体も、エネルギーを使ってもすぐにエネルギーが入ってくると思ってどんどんエネルギーを使うようになるので、太りにくい身体になると考えられます。

食事の回数を減らさず、内臓の筋トレをしっかり行って

内臓も平滑筋という筋肉でできています。筋肉は使わないと弱くなります。つまり、消化などの働きが弱くなるのです。
普段の食事を、プロテインやスムージーなどの流動物に置きかえると、内臓の筋肉をあまり使わないことになり、内臓の筋肉が弱くなります。このダイエットに成功したとしても、食事をもとに戻したとたん、弱くなった筋肉は以前と同じような消化の働きをしてくれません。
ダイエットを考えている人は、内臓も筋肉であることを意識しましょう。食事の回数を減らさずに、食事でも内臓の筋トレをしっかりと行って、「食べても燃える体」を目指しましょう。

【参考】
『筋膜ボディセラピー』

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