健康・美容効果が注目される水素水のウソ、ホント。
アンチエイジングにいいらしい、飲むとやせるらしいなど、最近話題の水素水。その効果や見分け方を紹介。

水素水って本当に美容にいいの?効果がある水素水の選び方

この10年で解明されてきた、水素水の効果

この夏、さまざまなところで見かける水素水。「アンチエイジングにいいらしい」「飲むとやせるらしい」など、さまざまな効果がウワサされる一方で「ただの水」と一刀両断する人もいます。一体、水素水とはどんな水なのでしょうか。

水素水とは、水素分子ガスを溶解させた水素の溶け込んだ水のこと。天然水などに圧力をかけて水素ガスを溶かし込んで作ります。水素水に溶け込んだ水素は分子が小さいために生体膜を通り抜け、細胞の中まで到達できます。

この水素水の人体への効果が注目されるようになったのは、この10年ぐらいのことです。以前は水素水は人体に何も効果を発揮しないと言われていたのですが、2007年、世界的な医学誌『ネイチャーメディシン』に、日本医科大学の太田成男教授が水素水の抗酸化等に関する効果について発表。以来、医学のさまざまな分野で研究が行われ、水素の効果が少しずつ解明されてきています。
最初は培養細胞を用いて研究され、次に動物実験、小規模臨床試験と進み、現在はヒトを対象とした研究論文も多数報告。最近では脳梗塞と認知症に効果があるという研究成果もあり、医学界も注目の水なのです。

水素にはどんな効果があるの?

水素は体内でどのような働きをするのでしょうか。
人間は呼吸することによって、日々活性酸素を作り出しています。活性酸素は攻撃力が強く、体内に侵入したウイルスや細菌を退治する働きがありますが、必要以上に増えてしまうと健康な細胞まで酸化させ、老化の原因になります。現在ではこの活性酸素に、善玉と悪玉があることがわかっていますが、水素は体内に取り込まれると、悪玉活性酸素のヒドロキシラジカルに選択的に働き、除去してくれる働きがあります。

水素には抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用など、老化の防止や肌荒れ、アトピー改善などにも関連する作用があるといわれています。また、脂肪エネルギー代謝促進効果もあるといわれているため、ダイエットへの効果も期待されているのです。

水素水に本物とニセモノがあるってホント?

日本分子状水素医学生物学会のホームページによると、水素水とは「分子状水素を含む水を水素水という。水素水の濃度について、動物モデルに対しては、飽和の5%[80マイクログラム/L(0.08ppm)]、10%[160マイクログラム/L(0.16ppm)]でも効果を示す時があることが示されているが、人に対する研究では過飽和または飽和に近い濃度の水素水が主に用いられている。市販の水素水も技術力が上がり、飽和の50%[80マイクログラム/L(0.08ppm)]を超える商品が主流になっている」と定義されています。

つまり、人に対して効果を発揮するには水素濃度が一定以上である必要があり、濃度が低い場合は水素水といっても水素水に期待される効果は得られないということ。
例えば、水素の分子は小さく、ガラスやプラスチックを短時間で通り抜けてしまうため、もし市販の水素水の容器がペットボトルだったら、その水素水はニセモノということになります。
一方、アルミニウムの容器に入って、開封時0.08 ppm以上になるように「充填時濃度」が高く設定されているものは、水素水の効果があると考えてよいでしょう。