妊娠超初期症状のひとつが「着床出血」。生理のときの出血と似ているので、見逃している人も多いようです。その見分け方を、まとめました。

着床出血とは?生理との違いとまとめ

個人差があり、見分けるのが難しい

受精卵が、子宮内膜に着床するときに起こる出血を「着床出血」といいます。妊娠超初期症状のひとつですが、着床出血がみられる人は、ほんのわずか。妊娠全体の2%という情報もあります。また、出血があっても少量なので、気づかない人も多いよう。なかには、1人目を妊娠したときは着床出血があったけれど、2人目のときはなかったという人も。個人差が大きく、判断が難しいものでもあります。

「着床出血」は、医学用語では「月経様出血」と言います。受精卵が子宮内膜に着床するとき、卵を固定させるため子宮内膜を傷つけ深く侵入。その際に、子宮内膜にある血管も傷つくため、出血が起こり、これが着床出血として、体外に排出されます。

また、要因とされるものには、もうひとつあります。受精卵が着床してすぐの妊娠超初期のため、ホルモンが妊娠前と同様に働いてしまい、生理のように出血してしまうというものです。

着床出血は、期間が短く、血は少量

着床出血が起こるのは、排卵後から7~10日あたり。生理周期が28日の場合、次の生理予定日の約2週間前が排卵日。生理予定日の1週間前から数日前までが、着床出血の起こりやすい期間です。そのため着床出血が起こっても「生理が早めにきたのでは?」と勘違いする人も多く、妊娠がわかったあとに「そういえばあの出血が」と思い出す人もいるよう。

個人差がありますが、着床出血は、2~3日。なかには、1週間という人もいるようですが、短い人がほとんどです。また、出血量は、生理より少量。おりものに少し色がついた程度、トイレの際にペーパーに少し色がついた程度、軽いシミ程度などの人が多くいます。痛みがあったという人もいますが、ない人の方が多いようです。

着床出血が鮮血の場合、少量であれば心配はいりませんが、量が多い場合は、他の婦人科疾患がある可能性もあるので、病院へ。ちなみに、子宮外妊娠でも、少量の出血がみられることがあります。出血が長引いたり、痛みを伴う場合は切迫流産や子宮外妊娠など、不安定な妊娠の兆候かもしれません。

着床出血後の妊娠検査薬

着床出血があったあと、妊娠検査薬を使うことで、その出血が着床出血だったのかどうか、判断することができます。着床出血後に、妊娠検査薬を使う場合は、以下の日程を目安に行いましょう。

・生理周期が整っている人
生理予定日のころに着床出血があったら、その1週間後。

・生理周期が整っていない人
性交した日から、3週間後が目安。

着床出血と思われる出血があったにも関わらず、妊娠検査薬で陰性が出た場合は、次のことが考えられます。

・婦人科疾患を含め、ほかの要因での出血
・妊娠初期すぎて、陽性反応がでなかった

妊娠初期すぎる場合は、数日置いてから再度検査を。また、妊娠検査薬の使用法が間違っていた可能性もあります。説明書をよく読んで再度試してみましょう。それでも生理がはじまらない場合は、さらに数日後に検査をするか、婦人科を受診して妊娠の有無と、婦人科系の病気のチェックをしましょう。