自分の子が発達障害かもしれないと思った場合、相談できる窓口が全国に設けられています。少しでも悩んだら、利用してみると糸口が見つかりやすくなるかもしれません。

子どもが発達障害かも…まずはどこに相談すればいい?

早めの相談で、家族も本人もスムーズな生活に

子供に発達障害がある場合、まわりが早く障害に気づいてあげることで、その子にとって適切な環境をいちはやく作ることができます。障害がある子供が社会的に自立できるように支援する治療と教育のことを“療育”と言います。社会に適応する能力を身につけられることはもちろん、その子の能力を伸ばしていくことができるのです。もし発達障害でなかったとしても、療育を受けることは子供の発達にとってよいと考えられています。

◯発達障害について相談できる窓口

・発達障害者支援センター
発達障害者の日常生活について相談できる場所です。また、保健、医療、福祉、教育、労働などの関係機関と連携し、発達障害の子(人)やその家族が豊かな地域生活を送れるようにサポート。自宅から遠い場合は、電話相談に乗ってくれるところも。

・発達障害情報・支援センター
発達障害に関する正確で信頼できる情報を発信・啓発を行う機関。国立特別支援教育総合研究所・発達障害教育情報センターと情報共有しており、その人のライフステージにあった情報を提供してくれます。

・発達障害教育情報センター
発達障害にかかわる教員、保護者などの関係者に支援を図り、一般の人からの理解も得るために情報提供や理解啓発、調査研究活動を行う機関。子供の特性に応じた教育的支援に関する研究や文献、研究会など、発達障害に関する教育について情報を発信しています。

・市町村保険センター
発達や言葉などに関する悩みを聞いてくれる発達相談を行っています。市町村が設置し、母子保健・老人保険を担っている場所。1歳6ヶ月児健診、3歳児検診で足を運ぶ場所でもあります。相談は予約制の場合があるので、事前に電話で確認を。

・子育て支援センター
子育てをしている家庭の支援活動を行うところで、育児の不安についての相談に応じてくれます。子育てのサークル支援のほか、発達障害児のサークル活動を行っている場合が。

・児童相談所
0歳〜17歳の児童を対象として、保健相談・発達障害などの心身障害相談を行っています。場合によっては、発達検査などを行うことがあり、医師や児童福祉士、保健師、児童心理士、言語聴覚士などの支援や療育などのアドバイスがもらえます。

相談する前に、聞きたいことや子供の気になる症状をメモしておきましょう。その時、親が見ていない幼稚園や学校での様子も、事前に聞いて書き留めておくと、担当者に説明しやすくなります。例えば、子供がうまくできないこと、友達や家族など対人関係での問題点、いつ頃言葉を話し始めたなどの生育歴など。悩んだらまず、電話で各機関に連絡をしてみましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと