学習障害(LD)の子でも、やり方を工夫すれば勉強が好きになることは可能です。その子の特性を見極めて、最良の策を選ぶ方法をご紹介します。

学習障害 LD(発達障害)の子どもに効果的な勉強法-5つのポイント

その子が自信を取り戻す勉強法を探し出す

発達障害のひとつ学習障害(LD)は、話す、聞く、書く、読む、計算するといった能力のうち、特定のものだけを習得したり使ったりするのが難しいというもの。ほかの能力には問題がないこと、知的障害がないのも特徴です。勉強をし始める、小学生頃までに気づくことが多いようです。
ただし、学習障害を抱える子どもは、ほかの子どもたちと同様に勉強しても成績が悪かったりするため、そのままの勉強法だと「できない」というレッテルを貼られ勉強嫌いになりがち。本人が学びやすいように、まわりが工夫することで、自信を取り戻し、勉強の成果もでるようになるはずです。

まずは「ほめる・認める」で自信を取り戻させて

学習障害(LD)の子どもの能力や性格にも個人差があるので、すべての子どもに当てはまる勉強法というのはありません。ただ、共通して言えることもいくつかありますので、まとめてご紹介します。

◯ほめる・認める
学習障害(LD)は、自分は勉強ができないと、自信をなくしている場合が多くみられます。問題を間違えたとしても、怒ったり、注意するのは厳禁。まずは、1つできたら褒めて、その子のことを認め、自信を取り戻させましょう。1問正解するたびに「できた!」という達成感を味わい、次第にやる気が生まれます。

◯短時間を長期間で
勉強は長時間行うより、短時間のものを毎日繰り返す方が理解しやすくなります。特に発達障害を持つ子は、苦手なことに対して集中力がありません。慣れてきたら、5分、10分と少しずつ時間を伸ばすというのも手ですが、あまり長時間はおすすめしません。

◯自分のペースで勉強する
その子がやりたくない時に、無理して勉強をさせても、身につきませんし、さらに勉強が嫌いになってしまう可能性も高くなります。その日の気分を見極めて、やりたくない時はやらせず、気分がのるときだけ取り組んでもらうように調整しましょう。

◯親も一緒に取り組む
親も一緒に参加すると子どもの集中力が続きやすく、楽しく勉強ができます。教えることができなくても、そばにいたり、添削を手伝う、時々声をかけることでも大丈夫。その子の勉強の目標を一緒に考えるなど、積極的に参加しましょう。

◯勉強しやすい仕組みを選ぶ
その子の特性によって、勉強しやすい仕組みがあります。書くことが苦手な子が、アプリを使ったら理解しやすく、なぞり書きなど文字を書く練習を楽しくできたなどの例も報告されています。同じ項目の勉強でも、勉強の仕方のアプローチはたくさんあります。飽きてしまったら新しい方法を取り入れてみましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

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