以前の体に戻り始める産後。「前よりゆるくなる?」などの不安を解消して、産後のセックスライフを楽しむコツをまとめました。

産後もいいセックスライフを送りたい! 産後のセックスはどう変わる?

「濡れなくなる」「ゆるくなる」は、次第に回復する

出産という一大イベントを終え、次第に体が回復してくる産後。セックスは、医師の許可が出てから再開するのが一般的です。産後の1ヶ月検診で許可が下りる人が約半数。そのほかの人でも、6~8週でほとんどの人に許可がでます。ただ、医師から許可が下りても、気分がのらなかったり、体が整っていない場合もあります。

中には、セックスするとき膣がうるおわなかったり、痛みを感じて悩む人も。産後は、まだ女性ホルモンのバランスが不安定なため、膣のうるおいが十分ではありません、また会陰縫合などの傷が刺激されるのではという不安が、さらなるうるおい不足を招く場合もあります。挿入時に痛みを感じる人も少なくありません。縫合した傷はセックスで開くことはありませんし、痛みやひきつれはセックスすることで早く回復するそう。痛みも次第に和らぐそうなので、無理せず少しずつ普段通りのセックスに近づけるようにトライしてみましょう。

そして、残念ながら産後は膣がゆるくなるのは事実です。でも、膣のゆるみは戻ります。ただ、自然に回復するのを待っているだけでは、以前より少しゆるめの状態で回復が止まってしまいます。そのためにも、産後の体の回復を早める産褥(さんじょく)体操を取り入れましょう。1ヶ月ほどでかなり効果が出ます。これは、子宮の戻りをサポートするもので、膣のゆるみはもちろん、セックスの再開や母乳の分泌にもよいとされています。産褥体操は産後の翌日から、帝王切開をした人でも4日目ごろからスタートできるので、医師に相談してみましょう。

気分がのらない、寝不足でつらいという場合は

産後、「待ってました!」とばかりに、夫婦でセックスを楽しめる人もいれば、「その気がないのに彼に誘われて困る」という声も。産後は、体調がまだ完璧には回復しきれておらず、さらに生まれたての赤ちゃんの世話もあるため、セックスする余裕がないという声も多く聞きます。「セックスする時間があるなら、その時間を睡眠にあてたい」という切実な意見も。気持ち的にもセックスする余裕がないのならばしなくてOKですが、相手が求めてきているならば、キスなどできる範囲でスキンシップをとってみてはいかがでしょうか。セックスは、夫婦間の大切なコミュニケーションのひとつでもあります。決して、相手を拒否するような断り方はしないように。相手が傷つくのはもちろん、セックスレスの引き金にもなります。

ちなみに、産後にセックスする時は、コンドームを使用した方が◯。人によっては、生理が回復する前に妊娠する人もいます。すぐに次の赤ちゃんが欲しい場合でも、できれば1年以上あけると体の負担が少なくてすみます。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと