目の老化を防ぐ4つの習慣-老眼・眼精疲労・ドライアイは予防できる

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

同じ年齢でも目の衰えが進む人と進まない人の違いは生活習慣の差が大きいとされています。疲れ目、老眼、緑内障などのトラブルは目にいい習慣で今日から予防しましょう。

目の老化を防ぐ4つの習慣-老眼・眼精疲労・ドライアイは予防できる

目の病気や不調を引き起こす悪習慣をチェック

同じ年でも体の衰えに差があるように、若くても目の衰えを感じる人、年をとっても目に不調を感じない人もいます。これは生活習慣の差によるものが大きいと指摘するのは、あまきクリニック院長の味木幸先生です。
味木先生によると、下記のような習慣が、目の病気や不調を引き起こすそう。早速チェックしてみましょう。

●アイメイクが濃かったり、まつげエクステをしている
●1年以上眼科を受診せずに同じメガネやコンタクトレンズを使っている
●寝室の明かりをつけて寝ている
●遠くの風景を見る機会がほとんどない
●ペタンコ靴ばかり履いている
●待ち時間や移動中はいつもスマホを見ている

1つでもあてはまる人は、目の老化が進んでいる可能性大です。下記に紹介する、目にいい生活習慣を改善して、目のアンチエイジングをはかりましょう。

1、アイメイクは薄めにして「ドライアイ」防止
まつげの生え際の内側には「マイボーム腺」という小さな穴がたくさんあり、油を分泌して目の乾きを抑えています。ところがアイラインなどの化粧品を目の際までつけると、このマイボーム腺が詰まって涙が蒸発しやすくなるため、ドライアイにつながることに。目が乾きやすい人アイメイクは薄めにしましょう。また、アイメイクは洗顔時にしっかり落とし、ついでに上下のまぶたを軽くさするようにすると、詰まりが改善できます。

2、部屋を真っ暗にして寝ることで「眼精疲労」防止
目は閉じていても光を感じます。電気をつけっぱなしで寝ると常に目を刺激することになり眼球の負担になるので、寝室は真っ暗にして眠りましょう。明かりをつけないと寝られないという人は、光源をできるだけ目から遠い場所に置く、タイマーつきのコンセントや延長コードを利用するなど工夫しましょう。熟睡にもつながり、朝スッキリした目で起きられます。

3、ヒールのある靴を履いて「眼の病気」防止
目の血流や神経の流れが悪いと、目のさまざまな機能が低下して不調や病気につながります。その原因となるのが、悪い姿勢。正しい姿勢をキープするにはヒールのある靴をはくのがおすすめ。自然と骨盤が立ち、背筋が伸びます。ヒールの高さは、自分が歩きやすい高さを選びましょう。ペタンコ靴はラクですが、姿勢が悪くても歩けてしまうので、毎日履くのは避けましょう。

4、朝晩2回、遠くを見て「老眼」予防
手元ばかり見ていると、ピント合わせを助ける筋肉である「毛様体」が緊張しっぱなしになり、老眼が進むことになります。毛様体をゆるめるためには時々、空、木など遠くのものを見ましょう。遠くのものを見ながらさらに眼球をキョロキョロ動かすと、毛様体の筋トレにもなり、目の疲れも防止。通勤時や外出時などの習慣にしましょう。




【シワ・シミ・たるみ】老け顔の原因になる9つの食べ物

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

鏡で自分の顔を見て「老けたみたい…」とショックを感じたことのある人は多いはず。それ、いつも何気なく食べているものが原因になっているかもしれません。老け顔の原因になる食べ物をまとめました。

ふだんの食べものが老け顔の元に!

健康のため、美肌のためにと、体にいい食べ物を選ぶ人も増えています。でも、いいものを食べるだけではダメなんです。アンチエイジングのためにやってほしいのが、老け顔の原因になる食べ物を避けること。食べてはいけない、あなたを老けさせる食べ物をまとめてご紹介します。

【シワ・シミ・たるみ】老け顔の原因になる食べ物9つ

老け顔の原因になる9つの食べ物がこれ

1)やらかい食べ物

やわらかくてふわふわなパンなどを食べると、幸せを感じますよね。でも、こういったやわらかい食品ばかり食べていると、口の周りにある「口輪筋」などの噛む筋力が衰えて、顔にシワやたるみができます。口元にできるほうれい線やマリオネットラインは、一度できると消しにくいといわれるもの。できないように日頃から予防するため、やわらかい食べ物ばかりを選ぶのは避けて。

2)スナック菓子

スナック菓子には、発がん性も指摘されているトランス脂肪酸が含まれています。肌にも悪影響があり、動脈や毛細血管の流れを悪くして、肌を硬くすることに。その結果、シワやたるみにつながります。

3)レモン

ビタミンCを含む食品として美容目的で積極的にとっている人も多いレモンですが、摂るタイミングに注意を。レモンには「ソラレン」という紫外線の吸収しやすくする物質が含まれています。ソラレンは、レモンだけでなく、柑橘類に含まれているもの。ソラレンは、摂取してから2時間で体内に行き渡るので、日中出かける前に食べると、紫外線を吸収しやすくなります。柑橘類を摂るなら、夕方から夜がおすすめです。

4)乳製品

日本人は「乳糖不耐症」といって、牛乳の成分を分解できない人が多くいます。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして、腹痛や下痢気味になるという人がそれ。お腹の調子を崩すだけでなく、乳糖による炎症が顔のたるみを引き起こすとされています。

5)インスタント食品

インスタント食品や加工食品には、いろいろな食品添加物が含まれています。食品添加物は体にとっては食べ物でなく異物なので、肝臓で解毒されます。そのため、たくさんの食品添加物をとっている人は、肝臓にかなりの負担が。肝臓と肌は密接な関係があり、メラニンを抑制する成分を分泌したり、コラーゲンをつくる役割を持っています。そのため、肝臓に負担がかかる食品添加物を含む食べ物をたくさん食べていると、シミやたるみになりやすいとされます。

6) 揚げ物

顔の老化を防ぐには、体のサビをとる「抗酸化物質」が必要です。油を多く含む食べ物は、体内の抗酸化物質を消費するので、肌のシワやたるみができやすく。特に、揚げてから時間が経ったフライや天ぷらは、油分がすでに酸化しています。酸化しているものを食べると、体も酸化し抗酸化物質の消費が激しくなります。揚げ物は、揚げたてを少量楽しむ程度にとどめて。

7) 冷たい飲み物・食べ物

冷たい飲食物は、体を冷やします。体の冷えは自律神経の働きに影響し、血流を悪くしたり、ホルモンバランスを崩します。女性ホルモンは美肌を保つ働きがあるので、ホルモンバランスが崩れると、肌が乾燥してシワになったり、肌代謝が低下して、シミやたるみの原因にも。血流の低下も、同じような結果につながります。

8)スイーツ

スイーツの糖分は、体内で過剰になると、タンパク質と結合し「糖化」という現象を起こします。この糖化は、肌にさまざまな悪影響を及ぼします。まず、糖化によって肌のコラーゲン繊維が破壊されると、たるみに。また、糖化で生じた老廃物が皮膚の細胞に沈着すると、シミやくすみに。ちなみに、ホットケーキやクッキーは、焼かれるとき糖とタンパク質が結合して糖化が起こった状態であり、肌の糖化も同じような状態を引き起こします。ホットケーキの表面がこんがりキツネ色になるように、肌も色がついて黄ぐすみに。また、クッキーが焼かれて硬くなるように、肌も硬くなるのです。スイーツの糖分は、肌に大敵といえます。

9)お酒

アルコールを摂取すると「コルチゾール」というホルモンが分泌されやすくなります。コルチゾールは、コラーゲンやエラスチンなど、肌の弾力を維持する成分の代謝を遅らせてしまう働きがあるのだそう。そのため、お酒を飲み過ぎると、顔たるみの原因になるので気をつけて!

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大人の女性にはピンクが必要!?『若返りカラー』を生活に取り入れよう

【お話を伺った人】木下 代理子先生

カラーカウンセラー、カラーセラピー研究所 所長 色彩と深層心理を研究、クレヨンを使う心理分析法(Human Color Counseling)を実施。個人から企業までのカウンセリング、講演・執筆で…

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(編集・制作 (株)法研

(「健康のひろば」法研より)

色のもつパワーを効果的に利用しよう!

色には人を動かす力があると言われています。色は視覚に直接訴えることで心理や生理に大きな影響をもたらし、人の心や態度を動かす力になります。この色のパワーを効果的に使えば、自分の気持ちや行動を変えることができるだけでなく、周りの人の気持ちにも影響を与えることができます。

ピンクカラーの女性に嬉しい効果とは?

前回はストレスをやわらげる癒しの色を、クールカラー(寒色)を中心に紹介しました(『リラックスできる部屋は何色? カラーパワーでストレスを克服!』参照)。今回は夏に向けて、心と体に活気と刺激を与えてくれるウォームカラー(暖色)のなかから、明るく若々しいピンク色のパワーを紹介しましょう。

ピンクというと何を思い浮かべますか? バラの花、赤ちゃんの肌、砂糖菓子など、かわいらしくて、見ている人が幸福感につつまれ、優しい気持ちになってくる――、そんな色がピンクです。
さらに、ピンクは内分泌を活発にし、卵巣ホルモンの分泌を促すと言われています。女性ホルモンである卵巣ホルモンは、肌のうるおいやハリを保ち、若々しい美しい肌をつくる助けをしてくれます。そのためピンクは、色彩心理学では「若返りカラー」とも呼ばれます。ピンクの服を着たり、インテリアや小物にピンクを使うことで、心身ともに若返りの効果が得られるのです。

若いころはどんな色の服を着ていても、ホルモンがさかんに分泌して若々しく見えますが、年とともにホルモン分泌は減っていきますから、ピンクは年を重ねた人にこそ着てほしい色! ピンクの服に抵抗のある人は、下着やホームウエアなどから試してみてはいかが?

ピンクの空気をイメージしてリフレッシュ

若返り効果とともにリフレッシュ効果を期待するなら、「ピンク呼吸法」を試してみてください。やり方は簡単です。

(1)まず目を閉じてリラックス。心の中でピンクをイメージします。
(2)ピンクの空気を吸い込んでいると思いながら、ゆっくりと深呼吸を3回繰り返します。(肌にうるおいとハリが戻っているイメージを描くことが大切。若いころの自分を思い浮かべると効果的です)
(3)これを1日3回、朝目覚めた時、日中のリラックスした時、夜、就寝前の布団の中で行いましょう。

ピンクをイメージしにくいときは、実際にピンク色のハンカチやお花、色紙などを見ながら行うとよいでしょう。半年ほど続け、周りから「10歳若返ったね」と言われるようになった、という報告もあるほど、効果は実証ずみ! 呼吸法なら、「ピンクの服を着るのはちょっと…」という人にも抵抗なくできるでしょう。

女性からの好感度もアップ

ピンクを身につけると、おだやかで優しい気持ちになれるだけでなく、人から見たイメージもやわらかくなります。ピンクは、表情や性格をやわらかく見せてくれ、明るさと柔軟性をアピールします。
男性なら、シャツやネクタイ、靴下などに使ってみてはいかがでしょうか? 実際ピンクをうまく使っている人は、固定観念や常識にとらわれず、柔軟な考えをもっている人が多いので、女性からの好感度も高いのです。

肌を若々しく見せてくれるピンク色ですが、黄みをおびた日本人の肌には、ラベンダー系のピンクよりもサーモンピンクなどが肌うつりがよいようです。

※この記事は2007年4月に配信された記事です

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水素水は本当にからだにいいの? 水素の健康・美容効果とは?

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

話題の水素が体に起こす作用とその健康効果、効果的な摂り方を解説します。

水素水は本当にからだにいいの? 水素の健康・美容効果とは?

善玉と悪玉を見分ける水素の特別なパワー

スーパーやコンビニでもよく目にするようになった「水素水」。飲むとよさそう、とは思いつつ、どんなものかをよく知らない人も多いのでは? そもそも水素水とは「水素を含ませた水」のこと。
水素は砂糖や塩のように水に溶けるのではなく、水中に分子として存在している状態です。そして水素は、水と一緒になることで、体内に取り込みやすくなります。すると水素が持つ賢い性質で、私たちの体を守ってくれると、予防医学の観点から水素治療をいちはやく取り入れた、辻クリニック院長の辻直樹先生は言います。

体が老化する大きな原因は「活性酸素」によって体が酸化するから、とされています。
活性酸素は、疲労や糖尿病、脳梗塞など、体の不調から大きな病気にいたるまでの元凶。皮膚の細胞にもダメージを与えて、肌を老化させます。でも、もともと活性酸素は、体に侵入していたウイルスを殺すなど、体に必要な働きをするもの。しかし、過剰に発生すると、逆に自分自身の体を攻撃してしまいます。いわば、活性酸素には体にいい“善玉”と、病気や老化の原因となる“悪玉”の2つのタイプがあるということ。

そして水素には、活性酸素が善玉か悪玉かを見分けて、悪玉だけにくっつくという能力があるのです。さらに、活性酸素と水素がくっついても水ができるだけなので、体への負担は少ないのだそう。これが“水素は究極のアンチエイジング物質”と言われる理由なのです。こうした水素の働きによって、体内から悪玉の活性酸素が減ることで、さまざまな不調を予防する健康効果が期待できるのです。

美肌やダイエットにも効果が

また、健康だけでなく、美肌へのこんな効果も。悪玉の活性酸素は、皮膚の細胞にダメージを与えますが、これに働くのが水素。水素が加わると、皮膚細胞の酸化が抑えられ、機能を正常化して、皮膚が再生されるという研究結果があります。

また、肌トラブルの原因となる、肌の「糖化」を阻止する働きも。糖やアルコールが活性酸素と結びつくと、体内のたんぱく質が変性して「AGEs(糖化最終産物)」となります。これが、肌の成分であるコラーゲンやエラスチンに異常を起こし、肌トラブルの原因になるのです。しかし、水素によって活性酸素を抑えると、AGEsができにくくなって、肌の若々しさを取り戻す効果が期待できるというのです。

ほかにはダイエットにも働きます。水素によって活性酸素を除去すると、脂肪細胞の炎症が軽減し「アディポネクチン」という成分が増加することがわかっています。このアディポネクチンは、脂質を燃焼させる作用をもったたんぱく質。そのため、アディポネクチンがしっかり分泌されれば、体脂肪が減ったり、つきにくくなると考えられます。

水素は、水素水を飲むだけでなく、体の外から与えても効果が得られるそう。たとえば、水素風呂などを活用してみても。また洗顔のとき、水素水ですすぎを行うといった方法も。水素には、健康はもちろん美容にも役立つスーパーパワーが秘められているようです。

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まっすぐで細い脚を手に入れる!5秒美脚トレーニング

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

まっすぐな脚に必要な筋力とバランス力を強化!脚のゆがみを取ってまっすぐな美脚になれる、ながら簡単エクサを公開。

まっすぐで細い脚を手に入れる!5秒美脚トレーニング

脚はゆがむと太くなる

ダイエットしても脚がなかなか細くならない……。その原因は、脚のゆがみかもしれません。
脚がゆがんでいると、立ったとき体が不安定な状態になります。すると体を支えようと余計な筋肉がついて太くなる、と指摘するのは、パーソナルトレーナーのおぜきとしあき先生です。

そもそも脚のゆがみの原因は、脚の下と上「足首」と「股関節」から始まっているのだそう。体の土台となる足首が運動不足で固くなると、体をまっすぐに保てなくなります。すると、ふくらはぎに力が入って、余分な筋肉がついて、脚が太くなってしまうのです。
さらに、足首をまっすぐに保てなくなると、体は股関節から折れて前に倒れた姿勢になってしまいます。そこでバランスをとろうとして、太ももからお尻にかけても太くなってしまうのだそう。

ゆがませないための5秒脚トレ習慣

そんなゆがみを簡単に直すことができる方法が「脚グセ直し」のエクサです。必要な筋力とバランス力を育てることで、余分についてしまった筋肉がとれ、ゆがんでクセづけされた脚がまっすぐで細い脚に。骨格も正しくキープされるので、ゆがみ防止にもなります。
しかも“ながら”でできるエクサだから、わざわざ時間を取らなくてよく、楽で続けやすいのも◎。今日から始めてみて。

◯交互に片足立ち

歯磨きしているときや信号待ちなど、ただ立っているときこそ、脚トレのチャンス。左右交互に5秒間ずつ片足立ちを繰り返すと、よい筋肉をつけながら、バランス力が養われてゆがみ解消に。

◯ソファでバランス取り

ソファやベッドなど、足元が不安定になる場所に立ちましょう。バランスをとる筋肉を刺激して、ゆがみを直す効果が得られます。左右交互に5秒間ずつ片足立ちを行って。テレビを見ながらでOK。

◯かかと浮かせ

床に落ちたものをひろうときなど、しゃがんだ姿勢でエクサを。パッとかかとを浮かせ、つま先だけで5秒間バランスを取ります。ふくらはぎや太ももがバランスよく鍛えられ、ゆがみのない脚に。

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美肌をつくるコラーゲンの効果的な摂り方|若々しい肌を保つ秘訣

【お話を伺った人】吉木 伸子先生

よしき皮膚科クリニック銀座院長 1967年東京都に生まれる。1993年 横浜市立大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院皮膚科学教室入局。1994年より浦和市立病院(現さいたま市立病院)皮膚科勤務、埼玉…

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(編集・制作 (株)法研

不足するとお肌だけでなく骨や目にも影響が! コラーゲン+ビタミンCで全身のアンチエイジングを手に入れましょう。

効果は美肌づくりだけではない

コラーゲンといえば美肌!? コラーゲンを主成分に「お肌のハリを保ちしわを防ぐ」とうたった化粧品や健康食品が数多く市販されていますから、みなさんよくご存じですね。でも、その効果は美肌づくりだけではなく、骨や目の老化も防ぐことを知っていましたか?

コラーゲンはたんぱく質の一種。人間の体重の約20%はたんぱく質で、そのうちの30%がコラーゲンです。人間の体は数えきれないほど多くの細胞からできていますが、細胞と細胞を接着剤のようにくっつけているのがこのコラーゲンなのです。
コラーゲンは全身に存在し、特に皮膚や腱(けん)、骨、軟骨、血管などに多く含まれます。皮膚にあるコラーゲンはハリのあるみずみずしい肌を保ち、軟骨ではクッションの役目をして体重を支える関節の負担を減らしています。また、血管を柔軟に保ち、骨を頑丈にするといった働きをしています。

このように、コラーゲンは体全体の健康を保つうえでなくてはならないものです。だから、コラーゲンが不足したり働きが悪くなると、皮膚だけでなく骨や血管など全身にさまざまな支障が出てきます。逆に、コラーゲンを若く保つことができれば、体全体を若々しく保つことも不可能ではありません。

コラーゲンの老化はシワやたるみの原因に

皮膚は、一番表面にある表皮と、その下にある真皮からなっています。このうちコラーゲンが含まれるのは真皮で、真皮の中ではコラーゲンの繊維の束が縦横にからみ合って網目のような組織を作っています。この網目構造が皮膚に弾力性と伸縮性をもたせ、力が加わっても元の状態に戻ることができるのです。

コラーゲンはもともと体内で作られる成分ですが、加齢とともに減少し、紫外線や喫煙による悪影響などで効果を失っていきます。そして、コラーゲンの繊維がまばらになり、細くなってからみが少なくなると、皮膚の弾力性がなくなり、シワやたるみができてしまうのです。たとえば、笑ったときにできる目元や口元のシワが戻らなくなって、老けた印象になってしまいます。

コラーゲンの老化による影響はそれだけではありません。血管の弾力が失われ、高血圧や動脈硬化を起こしやすくなったり、軟骨がすり減って関節が痛むようになったりします。骨のコラーゲンは、鉄筋コンクリートでいえば鉄筋の役目をして、コンクリートにあたるカルシウムをしっかりとつなぎとめる働きをしています。コラーゲンの老化により、骨の組織が粗くもろくなると、骨粗しょう症になってしまいます。目の水晶体にもコラーゲンが含まれているため、老眼や老人性の白内障になりやすくなります。

体内での再合成にはビタミンCが必要

体内では、常にコラーゲンの分解と合成が行われています。
たんぱく質であるコラーゲンは、アミノ酸がつながってできています。コラーゲンを含む食品を食べても、そのまま吸収されるわけではなく、いったん消化されてアミノ酸に分解され、それが再合成してコラーゲンができあがります。この再合成のためには、ビタミンC、酸素、鉄や酵素が必要です。つまり、コラーゲンを生み出すには、たんぱく質をとるだけでは十分ではなく、ビタミンCなどの手助けが必要なのです。コラーゲンの合成を促すために、野菜や果物をたっぷり食べてビタミンCをとりましょう。

また、女性ホルモンの一種であるエストロゲンも、コラーゲンを維持するのに不可欠です。ダイエットや生理不順の影響でエストロゲンの分泌が低下すると、コラーゲンも減少し肌のハリが失われます。コラーゲンを維持するためには、普段の生活や生理周期にも気を配ることが大切です。バランスのよい食事をこころがけ、早寝早起きで生活リズムを整えましょう。

ほかにも、以下のことに気をつけましょう。

●紫外線と喫煙はコラーゲンにダメージを与えるため、季節に応じたスキンケアで紫外線を防ぎ、禁煙する。
●ビタミンCを大量に消費するタバコやお酒、過度のストレスを避ける。
●深夜0時前に寝ると、睡眠直後に肌の新陳代謝が活発になるといわれるため、夜更かしをしない。

※この記事は2007年4月に配信された記事です

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