髪に白髪を発見するたび、がっかりしていませんか? 白髪は自然な老化現象ですが極力増やしたくないもの。自分でできる白髪ケア法をお伝えします。

白髪ケア方法-白髪を増やさない・減らすには何が必要?

メラニン色素が作られにくくなると白髪に

ほんの数本あるだけでも目立つ白髪。それだけで、年齢を重ねた印象を与えるので、これ以上は絶対に増やしたくないものです。白髪ができるということは自然なことですが、最近ではストレスや無理なダイエットでも白髪が増えることがわかっています。そもそも、どうして白髪ができるのでしょうか。

髪はメラニン色素によって色付けられています。メラニン色素には、黒いメラニンと呼ばれる「ユーメラニン」と、黄色メラニンと呼ばれる「フェオメラニン」があります。ユーメラニンが多い日本人は、黒髪というわけです。
白髪は、この両方のメラニンのどちらも含んでいません。髪はもともと白い状態で、生成の過程で色素が混ざり色がつきます。メラニン色素はメラノサイトという細胞で作られますが、メラニン色素を生成する際、チロシナーゼという酵素が必要です。なんらかの理由でこのチロシナーゼが十分でなくなると、髪の毛に色がつかず、白髪のまま生えてきてしまうのです。
年を重ねると、チロシナーゼの量が減ってしまうことがわかっていますが、ほかにも、栄養不足、生活習慣の乱れ、病気や薬の副作用で白髪が増加します。「マリーアントワネットが処刑されるショックから一夜にして白髪になった」という逸話は有名ですが、実際はすでに生えている髪が白髪になることはありません。ただ、メラノサイトはストレスに弱い性質があるので、強いストレスを感じると白髪が増えるのは事実です。

自分でできる これ以上白髪を増やさいないケア

白髪を完全になくす画期的な方法はまだ解明されていませんが、メラニン色素を作るメラノサイトの機能を低下させない生活習慣の改善で予防できることはわかっています。一度、白髪になっても改善できる可能性が残っているので、白髪は決して抜かないで。数本のみ目立つ場合は、根本から切って対処を。多い場合は、髪や頭皮にやさしいカラー剤で白髪ぼかしをしてみましょう。以下に白髪を増やさない生活のコツをご紹介します。

<白髪を増やさないケアのコツ>

・栄養バランスのとれた食事
メラニン色素は、髪に十分な栄養が届かないと生成されません。特にミネラルは、メラニン色素を作るときに必要不可欠な酵素・チロシナーゼが働くのに必須。普段の食事で、髪の元となるたんぱく質、髪の成長をサポートするビタミン、ミネラルをバランスよく摂取しましょう。必要摂取量をカバーできない時は、サプリメントを活用するのも手です。

・血行を促す
しっかり栄養をとっても髪にとどかなければ白髪は予防できません。栄養を運ぶのは血液。頭皮マッサージなどで血行を促進して、血流を促しましょう。特に、ストレスで一時的な白髪になっている部分は入念なマッサージを。血流を促して、メラノサイトにしっかり栄養が届けば、また黒い髪が生えてくる可能性があります。

・ゴールデンタイムに睡眠を
髪は、髪の元となる毛母細胞が分裂して作られます。これに指示を出しているのが毛乳頭。この指令をしっかり出すためには、成長ホルモンが必要です。成長ホルモンの分泌がピークを迎えるのは、夜10~2時。このゴールデンタイムに熟睡していることが条件です。タイミングを逃さないように、就寝時間を調整しましょう。

・ストレスを溜めない
ストレスは自律神経を乱し、血行不良や新陳代謝を妨げます。ストレスを元から断つことは難しいので、ストレスをうまく解消する方法を身につけましょう。規則正しい生活をするとストレスに強い心身が作られますし、仕事の合間に深呼吸をするのも◯。自分の好きな本やテレビ、映画などに没頭する時間を作ることでも、リラックスできストレス解消になります。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと