花粉などによる鼻水、鼻づまりを薬に頼らずスッキリ改善できる鼻うがいのやり方とその効果を解説します。

花粉症に効果的!痛くない『鼻うがい』のやり方-鼻水・鼻づまりを改善

鼻の入口付近を洗うだけで 花粉やホコリは取り除ける

花粉症や鼻炎で鼻のズルズルに悩まされていませんか? その改善には鼻の中を洗う「鼻うがい」が効果的と言うのは、鼻のクリニック東京副院長の川野健二先生です。
薬は眠くなるので使いたくないという人も、鼻をかむと鼻のまわりが赤くなるのでかみたくないという人にも「鼻うがい」はおすすめの方法です。でも、やり方にはコツが必要なのだそう。

例えば、鼻で水を強く吸ったり、口や反対側の鼻から水を出したりすると、水が奥まで入って気道に流れ込みやすくなってしまいます。これは炎症の原因になる危険性が。花粉やホコリは粒子が大きいので鼻の入口を洗えば取り除くことができるので、水を奥まで入れる必要はないのです。

また、ツーンとした痛みが苦手という人もいますが、それは真水を使っているから。塩を溶かしたぬるま湯なら、温度や浸透圧が体液と近いので、痛くならずに鼻の穴をきれいにできます。
特に鼻炎の人は、症状が慢性化しがちです。鼻をすすったり、強くかむと、圧がかかり中耳炎などのもとになることも。ぜひ正しい鼻うがいを習慣にしてください。

ツーンとしない 鼻うがいのやり方

鼻うがいには、細いノズルがついたボトルを使います。鼻洗浄専用の容器、または100円ショップで売っている調味料ボトルでも代用が可能です。調味料ボトルは、ボトルのボディ部分を押した時、中に入れた水が上のノズルから少しずつ出るものを使ってください。ボトルを下に向けることなく水を出したいので、ボトルのボディ部分は柔らかい素材のものを選ぶのがポイントです。

ツーンとしない 鼻うがいのやり方

このボトルに37度前後のぬるま湯を200ml入れ、塩小さじ1/2を溶かします。こうすることで、鼻がツーンとなるのを防ぎます。これを使って鼻の入口付近を洗っていきます。
まず、顔を左に少し傾け、右の鼻の穴にボトルのノズルの先をあてます。息を口から吐きながら容器を押して、ぬるま湯の食塩水を少しずつ入れましょう。入れたらそのまま、右の鼻の穴からたれ流します。上を向いて流し込んだり、食塩水を鼻で吸い込む必要はありません。これらをやると耳や鼻の奥まで流れ込むリスクが高まるので避けてください。
半分の100ml分入れて流したら、反対側も。顔を右に少し傾け、左の鼻の穴を洗いましょう。

鼻スッキリを保つためには鼻のケアにも注意

鼻うがいでスッキリしても、普段の鼻のケアによっては悪化してしまうこともあります。鼻のケアは慎重に行いましょう。
まず、鼻は「ほじらない」が鉄則です。鼻くそは、粘膜の表面にある小突起による「線毛運動」で、のどの奥へ送られ胃で無害化されます。ほじって体の外に出す必要はないうえ、ほじると粘膜を刺激して傷つけることもあるのでやめましょう。
また鼻毛は、花粉やホコリの侵入を防ぐフィルター。はみ出した毛は切ってもよいですが、中までは切らない方が、鼻の中はキレイな状態を保てます。
正しい鼻ケアで、快適な生活を送りましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと