女性の体にはダイエット効果が出やすい時期と出にくい時期があります。月経リズムに合わせて、痩せやすい時期を上手に利用すれば、無理なく負担の少ないダイエットが可能です。

最も痩せやすいのは生理の前?後?-生理周期で効率よくダイエット

月の満ち欠けのように、女性の体も28日周期で変動

月が28日の月齢のうちに、満月と新月という二つの節目を迎えるのと同じで、女性ホルモンが変化して、排卵と月経という二つの節目を毎月必ず迎えるのが、女性にとって自然なリズムです。

月経周期の時期により、女性の体の中ではホルモンが変わり、それに合わせて体内環境が変化しますから、体調やメンタルも同じというわけにはいきません。そのリズムに反したことを無理してしようと思うと、ストレスがかかってしまいます。
ダイエットに向き不向きの時期も、月経周期によって決まっています。この月経のリズムを上手に利用すると、無理することなくダイエットができます。

月経中はおやすみモード、ダイエットを休んでゆるゆる過ごして

月経周期は3つに分けて考えることができます。まず、第1期は月経開始から月経終了までの「月経期」です。
生理中のカラダは、免疫力も低くおやすみモードになっています。ダイエットの効果が出にくいので、無理な食事制限や激しい運動は逆効果。カラダが重く、生理痛などもあるこの時期は、カラダを温めながらゆるゆる過ごすのが正解です。

鉄分不足の貧血になりやすく、イライラや倦怠感がつのりますから、ミネラルが豊富な雑穀やナッツ類、海藻類やビタミン豊富な野菜、フルーツ、またレバーや肉類などを取り入れたバランスのいい温かい食事を心がけましょう。

甘い物を欲する時期ですが、砂糖たっぷりのものは、血糖値が急激に上下してイライラが増しますし、カラダを冷やします。砂糖たっぷりの甘いものを食べると血糖値が急上昇し、それを下げるために血糖値を下げるホルモンであるインスリンが過剰に分泌されます。今度は血糖値が急降下するので、体が危機感を感じて交感神経の活動が高まります。これがイライラ・ソワソワ・ドキドキ・イライラの原因に。どうしても食べたい時はカカオ70%以上のビターなチョコレートを少量かじるのがオススメ。チョコレートは血糖値がゆっくり上がる食品ですし、主成分のカカオはミネラルやポリフェノールが豊富で美容効果も抜群です。

月経終了から排卵までの「デトックス期」がダイエットには最適

第2期は月経終了から排卵までの「デトックス期」。
排卵をピークに女性らしさの源・エストロゲンが上昇して、お肌はぷるぷる、胸は豊かになり、オンナ度マックスに。余分な水分と同時に毒素も出ていくので、代謝も気分も上がり、運動効果も出やすいのでこの時期はダイエットには最適です。

豆類やお魚、お肉類を適度にとり入れてタンパク質を摂りましょう。次に来る排卵後の溜め込み期に備えて、腸内環境を良くしてデトックスしやすい体を作っておくことも大切。発酵食品や酵素たっぷりの生の野菜やフルーツを毎日摂りましょう。

「溜め込み期」は、ストレス解消&デトックスに有酸素運動を

第3期は排卵後から月経前の「溜め込み期」。
エストロゲンよりもプロゲステロンが優位になると、体は溜め込み期になります。このホルモンの影響により、月経前症候群(PMS)として、水分の蓄積によるむくみや食欲増進による体重増加、便秘、頭痛や倦怠感、精神的なイライラや抑うつなどが起こり、全体的になんとも言えずどんよりとしてきます。可能ならば、気分転換として無理のない有酸素運動をするのはオススメです。

デトックスを促すために、むくみを悪化させる塩分は控え、水分を排泄するカリウムや便秘解消を促す、食物繊維が豊富な野菜やフルーツ、海藻類をしっかりと食べましょう。

精神を落ち着けるために、カルシウムやビタミンB群が豊富なナッツ類や小魚類、納豆などを摂るのも効果的。PMSを悪化させるカフェインやアルコール、砂糖たっぷりの甘いものは控えめにしましょう。甘いものがやめられない!という人は、ずっと我慢するとストレスになるので、血糖値が上がりにくい昼食後のデザートとして食べましょう。

それぞれの時期の特徴に合わせてダイエットすると、体の負担も軽減。スムーズにダイエット効果が得られるようになるはずです。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

【参考】
『「美女のステージ」に立ち続けたければ、その思い込みを捨てなさい』(光文社)