今までアレルギーがなかった人でも、大人になってから突然発症することがあります。大人のアレルギーについてまとめました。

突然発症する大人のアレルギー 症状や種類について 予防法はある?

体の免疫反応が異常に働くのがアレルギー

体には、自分で自分の体を守る「免疫」という機能が備わっています。例えば、細菌、ウイルス、食べ物、ダニ、花粉などが体に入ってくると、これを異物と判断して、排除しようとします。これは重要な人間の機能のひとつですが、これが過剰に反応してしまい、自分の体に支障がでる場合をアレルギーと呼びます。花粉やウイルスなど、アレルギーの原因になるものがアレルゲン。体内にアレルゲンが侵入すると、細胞がこういった物質を「異物」と認識し、その情報をリンパ球に伝えます。その後の反応は、アレルゲンの種類やその人の免疫により変わってきますが、湿疹やくしゃみ、頭痛など何かしらアレルゲンを排除しようとする反応が体で発生します。

ある日、大好物がアレルゲンになってしまうことも

アレルギーは子供の病気というイメージがあるかもしれませんが、大人になってから突然アレルギーが発症することもあります。花粉症もその一つで、発症のピークは20代~30代。これは、アレルゲンである花粉が飛ぶ期間が限られているため、反応が出るまでに時間がかかるからです。

同じように、大人になってから発症するアレルギーで最近、注目が高まっているのが「フードアレルギー」です。フードアレルギーとは、今まで普通に食べていたものが、突然アレルゲンとなり、アレルギー症状を引き起こすもので、「即時型アレルギー」と「遅延型アレルギー」の2種類があります。
「即時型アレルギー」は食べてすぐ症状が現れるもので、「遅延型アレルギー」は、食べてから数時間または数週間後に症状がでます。「即時型」は、くしゃみや皮膚のかゆみ、のどのかゆみ・つまり、鼻水、呼吸困難などの症状が一般的。対して、「遅延型」は頭痛やめまい、肌荒れ、情緒不安定などが起こります。遅延型は症状が一般的な不調ということと、すぐには現れないため、アレルギーと気づくのに時間がかかるケースがあります。

好きなものは1日置きにするなどで対策を

「遅延型アレルギー」の場合は、毎日食べ続けているものがアレルゲンになりやすいと言われています。毎日同じメニューの朝食を食べていたり、健康のために毎日欠かせない食材などがあてはまることがあります。
アレルゲンになる食べものは、果物や野菜、乳製品など、多岐にわたります。好きなものは1日置きにしたり、食事メニューはアレンジを加えるなどして、同じものを食べ続けるのを避けましょう。食べる食材の種類を増やすことは、バランスのよい食事にもつながるので一石二鳥です。
また、アレルギーは免疫反応のひとつ。免疫力が低くなると起こりやすくなります。ストレスは免疫力を下げる大きな要因のひとつですので、普段からストレスが解消できる趣味などを見つけておくとよいでしょう。睡眠不足もアレルギー症状を悪化させるので、注意したいものです。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと