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国立感染症研究所などのまとめによると、「手足口病」の患者が西日本を中心に増えているそうです。警報を発令した県もあり、小さなお子さんを持つご家庭では、特に注意が必要です。

手足や口に水疱ができる手足口病

手足口病の症状
口腔粘膜、手のひら、足底や足背などに小水疱が現れます。幼児では口腔内の病変のために飲食が困難になる場合があります。高熱になることは少ないのですが、発熱は約3分の1の患者さんにみられます。
手足口病<感染症>の症状と原因(「家庭の医学」より)

手足口病の原因
夏かぜウイルスの仲間のコクサッキーウイルスA‐16、A‐10、エンテロウイルス71などが主な原因です。飛沫(ひまつ)、あるいは接触で感染し、潜伏期間は3〜6日間です。
手足口病<子どもの病気>の症状と原因(「家庭の医学」より)

手足口病に気づいたときの対処方法

手足口病になると、38℃台の急な発熱や手足の水疱性の発疹がみられるようになります。

治療の方法
特異的に有効な薬はなく、発熱や痛みに対する治療を行います。夏に好発しやすく、痛みで食欲不振が強いと脱水の危険があるので、水分補給に注意します。
熱や発疹が出ても元気なら、家で安静にして様子をみてください。水分がとれなくてぐったりしたり、頭痛や嘔吐があるようでしたら、小児科を受診してください。 熱が下がって子どもが元気になれば、学校や保育園に行かせてもかまいませんが、治ったあともしばらくの間は便のなかにウイルスが排泄されます。

手足口病<子どもの病気>の症状と原因(「家庭の医学」より)

うつされないための対策

手足口病は、子どもだけでなく、免疫力が低下していれば大人でも感染します。飛沫や接触によって感染するため、感染者には極力近寄らないようにしましょう。とはいえ、お子さんがかかってしまったときはそうは言っていられません。排泄物から感染することもあるので、ロタウイルスなどの感染症に対処するときと同じように、こまめな手洗いに加えてマスクや手袋などでしっかり防御しましょう。

なお、症状が重くなることは少ないようですが、状態をしっかりと確認。水分がとれない、ぐったりしているなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。