アトピー性皮膚炎は、子供の病気と思いがちですが、最近では大人になってから発症したり、再発したりする人が増えています。その原因と、発症しやすい人の特徴をまとめました。

大人アトピーが増えている? 大人になってから発症しやすい人の特徴

都会病として増えている 治らない・再発するアトピー

アレルギー体質や、皮膚の弱い人がかかるアトピー性皮膚炎。皮膚に湿疹やかゆみ、炎症が起こる病気です。回復と悪化を繰り返し、慢性化しやすいという特徴もあります。このアトピー性皮膚炎は小さい頃にかかる人が多い病気で、その理由は子供の頃は免疫力が弱いため。成長し免疫力が高まると次第におさまるケースが多くあります。それが最近では、大人になっても症状が改善しなかったり、大人になってから再発してしまったりするケースが増えています。

その原因として考えられるのは、食生活の乱れなどの不規則な生活やストレス。アトピー性皮膚炎の人には、都心部に住む人が多いことから“都会病”のひとつとも言われています。

ストレスを感じやすい繊細な人は注意を

大人のアトピー性皮膚炎を発症した人の中には、ストレスでかゆみがひどくなったというケースが多数報告されています。不安、緊張、怒りなど、精神的なストレスを感じると、ホルモンバランスが不安定に。すると、免疫力が下がり症状が悪化しやすくなるといわれています。そのため、ストレスの強い環境にいる人や、ストレスを感じやすい繊細な性格の人は、かかりやすいタイプと言えます。

また、アトピー性皮膚炎はアレルギーです。ほこりや、ハウスダスト、ダニ、花粉などの影響も受けます。部屋や身につける衣類を常に清潔に保つ必要もあるため、身の回りの整理整頓、掃除などが苦手な人もかかりやすい傾向にあるといえるでしょう。

大人のアトピー性皮膚炎を予防するためには

子供の頃のアトピー性皮膚炎が改善する理由には、成長で免疫力が高まったということ以外に、親が栄養バランスのよい食事を作ってくれたり、部屋を清潔に保ってくれたりと、生活環境を整えてくれていたこともあります。大人になると、仕事に追われたりして生活が不規則になりがち。大人のアトピー性皮膚炎を予防し、悪化させないためには、子供の頃のような規則正しい生活に近づけることが必要です。その他、アトピー性皮膚炎を予防、悪化させないコツをまとめました。

・睡眠は7時間以上を目標に
・肌に直接触れる下着はコットンに
・寝具は最低でも週1回以上洗う
・洗濯洗剤、柔軟剤を低刺激のものに
・紫外線を極力浴びないよう長袖を着用
・添加物の入った加工食品を避ける
・皮膚の保水、保湿を心がける

女性の場合は、生理や妊娠・出産などでホルモンバランスが乱れる時にも発症しやすいようです。こういった時期は特に気をつけるようにしましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと