白・黒・赤・黄・紫ニキビの治し方-ニキビの種類別ケア方法

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

大人になってからもできるニキビ。色別に種類があるのを知っていますか? 種類ごとに適切なケアは違います。種類に応じた正しいケアなら、早く、きれいに治すことができるのです。

白・黒・赤・黄・紫ニキビの治し方-ニキビの種類別ケア方法

自己流ケアで改善するのは初期段階まで

ひとことでニキビといっても、それぞれに特徴があります。色によって原因が異なるのはもちろん、できはじめのニキビと、悪化したニキビでは、適切な対処法は別。それぞれ、ニキビの種類を初期段階から順を追って解説します。

<ニキビの種類別の治し方>

◯白ニキビ
初期段階のニキビがこの白ニキビ。毛穴につまった皮脂や老廃物が、盛り上がっている状態です。白ニキビを放置すると、炎症をともなう黄ニキビや、赤ニキビになっていきます。白ニキビは、その部位を清潔に保ち、化粧水や乳液などで保湿をする、バランスのよい食事を摂るだけで、改善が可能です。無理やり爪で皮脂を押し出したりすると、傷がついてそこから雑菌が入り、炎症して悪化しますので注意しましょう。
◯黒ニキビ
毛穴の内側に溜まった皮脂や老廃物が盛り上がり、その先が空気に触れて酸化、黒くなったのが黒ニキビです。これは、まだニキビの初期段階に入ります。肌を清潔に保ち、保湿を心がけることと同時に、古い角質を落とし、肌のターンオーバーを正常にするピーリングなども取り入れるといいでしょう。

◯赤ニキビ
ニキビが炎症を起こしているものを赤ニキビと呼びます。炎症を起こしたまま放置すると、ニキビ跡が残る可能性が。病院で抗生物質やステロイドといった炎症を抑える薬を処方してもらいましょう。炎症を起こすと顔がほてったり、かゆくなったりすることもありますが、決して触らないように。爪でひっかいたりすると重症化するので、ほてりやかゆみが我慢できないときは、冷したタオルを当てるなどして応急処置をして。その後は、肌が乾燥しないように化粧水などで潤いを補給しましょう。

◯黄ニキビ
ニキビが悪化して黄色い膿が出た状態が黄ニキビ。赤ニキビが悪化し、肌の表面だけではなく深部まで広がった状態です。自己流のケアで完治は難しいので、皮膚科を受診することをおすすめします。ここまでくると、炎症が広がり痛みをともなう場合も。ニキビが治ってもニキビ跡が残る可能性もでてきます。また、膿を出そうと自分で潰すと、肌に凹凸や色素沈着が残るので、自己流のケアは絶対に避けて。

◯紫ニキビ
ニキビが最も悪化した状態が紫ニキビです。炎症や化膿が繰り替えされると皮膚の深部にまで炎症が進み、そこに血液や膿が溜まります。それが、皮膚表面に紫色の塊のように盛り上がってくるのです。そのため、ニキビに触れたときゴリゴリした感じがあり、見た目も凸凹した状態になります。紫ニキビになっていたら、自己流のケアはせず、すぐに皮膚科を受診しましょう。皮膚内の膿や血液を出すために切開が必要になる場合もあります。また、冷えで血流が悪いことも紫ニキビを作る原因となるので、体を温めるよう心がけましょう。

ニキビケアの基本は、肌を清潔に保つ、保湿ケアをする、バランスの取れた食事、たっぷりの睡眠などです。それでもなかなか改善しない人はニキビぐらいと思わず、皮膚科を受診するのがおすすめです。塗り薬や内服薬の処方以外にも、ピーリングや漢方で体質改善、ホルモン療法など、治療法は豊富にあります。保険適用外のものもありますが、治療の幅が広がっているので一度相談してみましょう。




手軽な市販薬に要注意!20代以上の女性に多い『酒さ様皮膚炎』

ノーイメージ

【お話を伺った人】古賀 道之先生

古賀皮ふ科院長・東京医科大学名誉教授 1962年 長崎大学医学部卒業後、東京医科大学皮膚科学教室入局 。1971年、東京医科大学講師。立正佼成会佼成病院皮膚科部長、都立大久保病院皮膚科医長、東京医…

もっとみる

(編集・制作 (株)法研

(「ヘルス&ライフ」法研より)

ステロイドの入ったかぶれ止めを顔に常用すると起こりやすい。ニキビ状のブツブツ、ピリピリ感、強いほてりを伴い、腫れて赤ら顔になる。

ステロイド外用薬の長期使用が原因

あなたは、化粧品やヘアケア用品でかぶれやすいほうですか? そんなとき、ステロイドの入った市販のかぶれ止め薬を使うこともあるでしょう。はじめは炎症が抑えられて湿疹はすぐに治りますが、使い続けるうちに赤ら顔になって、ニキビ状のブツブツができるようになります。このときステロイド薬をやめると、それまで抑えられていた炎症が一気にあらわれ、顔が赤く腫(は)れ上がって、ピリピリしたりほてりを感じたり、かゆみが出ることもあります。これがしゅさ様皮膚炎です。

しゅさ様皮膚炎は、20~50代の女性に多くみられます。もともと顔がほてりやすい、発赤(ほっせき)を繰り返しやすいといった素因のある人が、脂漏性皮膚炎や、化粧品、シャンプー、リンスなどによるかぶれを副腎皮質ステロイドの入った塗り薬で治療しているうちに起こってくる皮膚炎です。

ステロイド外用薬を長期間使い続けると、皮膚が薄く弱くなり、血管が拡張して毛包(毛根を包んでいるところ)を刺激するため、むしろ炎症を起こしやすい条件が整ってしまいます。一般に薬の副作用の症状が出たときにはその薬の使用を中止するのが原則ですが、しゅさ様皮膚炎の場合、ステロイド薬の使用中止後2~3週間は症状が悪化します。このとき、またステロイド薬に頼るとふりだしに戻り、悪循環に陥ってしまうので注意が必要です。

ステロイド薬の使用を中止し、皮膚科を受診する

症状を自覚したときには、直ちに皮膚科を受診してください。皮膚科では、まずステロイド薬の使用をやめ、そのときの症状に応じた適切な外用薬を用いながら、ニキビの治療に使われるテトラサイクリン系の抗生物質を内服します。一時的に症状が悪化しますが、必ず治るので、医師の指示どおりに薬を服用してください。症状がひどく精神的苦痛や不安を伴い、社会生活に支障がある場合は、入院をすすめられるかもしれません。

日常生活では、香辛料などの刺激物を避け、アルコールも控えたほうがよいでしょう。また、化粧品は、腕などの目立たない部分につけて、かぶれがないかどうか、試してから使うようにしたいものです。

ステロイド薬は用法を守って使用することが大切

ステロイド薬は、上手に使うと大変有用な薬ですが、使い方を誤ると副作用を起こしてしまいます。まさに「両刃の剣」といえる薬です。それだけに、皮膚科専門医の指示に従って、正しく使うべきです。

化粧品かぶれなどを起こしたとき、「わざわざ皮膚科を受診するのは面倒だから」という理由で、市販のステロイド外用薬に頼ってしまうこともあるでしょう。しかし、ストロイド薬は使い方しだいで、「薬にもなれば毒にもなる」ものなのです。手軽なはずの市販薬が原因で、何カ月も顔面の炎症に苦しむことにもなりかねません。

ステロイド薬には強さの異なる製剤がたくさんあります。中には、弱い抗炎症作用がありながら血管拡張作用がほとんどないものもあって、症状によってはしゅさ様皮膚炎の治療にさえ使うことができるものもあります。「ステロイドは怖い」という人もいますが、間違った使い方に問題があるのです。ステロイド薬を使うときは、用法をきちんと守って使用することが大切です。

※この記事は2007年12月に配信された記事です

続きを読む




大人ニキビの治し方|毛穴のつまりを解消するスキンケア4つのコツ

(編集・制作 (株)法研

(「すこやかファミリー」法研より)

肌の新陳代謝が衰え、角質層が厚くなり、毛穴をつまらせる。生活習慣の改善で肌の新陳代謝を促し、毛穴を清潔に保つスキンケアを!

肌の新陳代謝の衰えが原因

10代なら青春のシンボルと言われるニキビも、20歳を過ぎたら吹き出物。最近は、大人になってからできるニキビをアダルトニキビと呼ぶことが多くなっています。

ニキビは、毛穴がふさがって皮脂がつまり、そこにアクネ菌が増殖して炎症を起こしたもの。毛穴がつまる原因は、思春期ではホルモンの影響で皮脂の分泌量が多くなるためであるのに対し、アダルトニキビは、皮膚の新陳代謝が衰えて角質層が厚くなり、そこに化粧品などの刺激が加わったためです。そのため、前者が額や鼻など皮脂の分泌量が多い部分にできやすいのに対し、後者はあごやほお、口の周りといった、皮脂分泌の多くない部分にもできるのが特徴です。

アダルトニキビは、脂性肌の人だけでなく乾燥肌の人にもでき、化膿しやすいうえ、治りにくく、痕(あと)が残りやすいというやっかいなもの。対策は、まず皮膚の新陳代謝がスムーズにいくようにケアしてあげることです。肌の新陳代謝に大きく影響するのがホルモンバランスの乱れですが、その原因はふだんの生活習慣の中にあります。

規則正しい生活が最大の予防策

ホルモンバランスの乱れを招く原因には、ストレス、不規則な生活、栄養バランスの乱れ、睡眠不足、生理の前後、季節の変わり目、便秘、過激なダイエット、喫煙などがあげられます。
アダルトニキビを予防・改善するには、これらさまざまな原因を取り除くこと。忙しいからと食事や睡眠をないがしろにせず、規則正しい生活を心がけ、休日はスポーツなどで気分をリフレッシュしましょう。

●夜は遅くとも12時に寝る
皮膚の新陳代謝が活発になるのは午後10時から午前2時くらいまでの時間帯。この時間帯に熟睡していることが理想だが、遅くとも12時には寝るようにすれば大丈夫。そのためには早寝、早起き。

●栄養バランスのとれた食事を1日3回
ご飯を主食に、脂肪の少ない魚や肉、豆などのたんぱく源、緑黄色野菜を組み合わせた和食がおすすめ。主食を食物繊維やミネラルが豊富な玄米にすると理想的で、便秘解消にもよい。脂肪分の多い食事、チョコレートやコーヒー、アルコールなどのとりすぎはニキビの原因に。朝食抜きや夜遅い食事、偏食、間食もよくない。

スキンケアで毛穴のつまりを解消

スキンケアのポイントは、毛穴のつまりを解消すること。常に毛穴を清潔に保ち、皮脂分泌をスムーズにしてあげましょう。

1.蒸しタオルパックで毛穴を開かせる

まずメイクなど油性の汚れをクレンジング剤で洗い流し、毛穴の栓を取り除く。次に毛穴を開かせるため蒸しタオルでパック(タオルを水でぬらしてレンジで温め、1~2分顔にのせる)。このひと手間で次の洗顔がより効果的になる。入浴にも同様の効果が。
クレンジング剤は、毛穴に残りにくいクリームタイプを。

2.洗顔で余分な皮脂や古い角質を落とす

洗顔料をよく泡立て、皮脂分泌の多い順(鼻→ひたい→あご→ほお)にのせていく。すすぐときは逆の順番に、人肌程度のぬるま湯で洗い流す。洗顔料を残さないように十分すすぐこと。何度も洗いすぎると必要な皮脂まで取り除いてしまうので、朝晩2回の洗顔で十分。
洗顔料に、厚くなった角質を落とすピーリング石けん(AHAなどのピーリング剤が配合されたもの)を使うのもおすすめ。週に1回程度から始め、慣れたら回数を増やすが、肌が赤くなったりヒリヒリする場合はすぐに使用を中止して。

3.洗顔後の保湿しすぎに気をつけて

洗顔後は化粧水で水分を補うだけで十分。ヒアルロン酸やコラーゲン入りの美容液は毛穴をつまらせニキビを悪化させる原因になる。ニキビができてしまった場合は、乾燥作用のあるイオウを含んだものや、殺菌・抗炎症効果のある化粧水がおすすめ。油分を含んだ乳液やクリームは余分な皮脂をつくるので避ける。

4.メイクはオイルフリー製品で

ニキビを隠そうと厚化粧するのは逆効果。アイメイクだけなどポイントメイクにするか、水溶性のローションを下地に、粉おしろい(フェイスパウダー)を薄くのせるメイク法にすればニキビを悪化させずにすむ。油性のクリームやリキッドタイプのファンデーションは、毛穴をふさぐ原因になるので避ける。帰宅後はすぐにメイクをおとす。

さまざまな原因が重なって起こるアダルトニキビは、肌の清潔を心がけるだけではなかなか治りません。生活習慣を見直し、スキンケアで改善しない場合は、皮膚科専門医を受診しましょう。

※この記事は2007年10月に配信された記事です

続きを読む




UVケアの前に自分のスキンタイプをチェック!|紫外線対策の基礎知識

【お話を伺った人】須賀 康先生

順天堂大学浦安病院皮膚科学教室 教授 1992年順天堂大学医学部大学院卒業、95~98年米国テキサス州ベイラー医科大学に留学。帰国後は順天堂大学皮膚科の講師、助教授を経て、2007年順天堂大学浦…

もっとみる

(編集・制作 (株)法研

紫外線によるダメージにも個人差が。肌老化を防ぐサンケア。紫外線は肌の老化を早める。日焼け対策と適切な保湿で、ダメージを防ごう。

肌老化のほとんどは紫外線が原因!

紫外線というと、まず気になるのは日焼けですが、シミやシワなどにも深くかかわっていることがわかっています。シミ・シワといえば、典型的な肌の老化現象。肌の老化を「光老化」と呼ぶように、肌の老化の約80%は紫外線が原因といわれています。日焼けが紫外線による急性のトラブルであるのに対し、シミ・シワは、長い間の積み重ねによって表に出てくる慢性のトラブル。若いときからの紫外線対策が必須です。

紫外線には、波長の長いUV‐Aと、波長の短いUV‐Bの2種類があります。地上に届く紫外線のおよそ97%はUV‐A、3%がUV‐Bです。UV‐Aは、UV‐Bより傷害作用が弱いものの、量が多いので注意が必要です。一方、UV‐Bは、量は少なくても傷害作用が強いので、やはり要注意です。

何も紫外線対策をしないまま皮膚が紫外線を浴びると、波長の長いUV‐Aは肌の奥深く真皮まで届きます。一方、波長の短いUV‐Bは表皮に吸収されます。このとき、皮膚の色素細胞は、真皮が紫外線によるダメージを受けないようにメラニンという色素を出して防御します。このメラニンは、通常時期がくればアカとなってはがれ落ちますが、なかには色素沈着を起こすものもあり、これをシミと呼んでいます。
メラニン色素による防御では抵抗しきれず、紫外線が真皮まで届いてしまうと、皮膚の深い部分の線維組織が傷つけられてシワができます。これが、紫外線によってシミ・シワができるメカニズムです。

紫外線は、表皮の保湿機能にもダメージを与えます。その結果、肌が乾燥してシワをつくり、本格的なシワのもとになるという説もあります。

スキンタイプで異なる警戒レベル

紫外線によって受けるダメージの大きさは人種によって異なり、白色人種が最も大きく、黄色人種、黒色人種の順に続きますが、同じ人種でも個人差があり、ダメージを受けやすいタイプと、比較的受けにくいタイプがあります。
日焼けに対するスキンタイプは、日焼け後の皮膚の色の変化で知ることができ、黄色人種では次の3つに分けることができます(近畿大学川田暁教授による)。

スキンタイプ I

日焼けの後、皮膚がすぐに赤くなるものの黒くならないタイプ。紫外線によるダメージを受けやすく、皮膚がんになりやすいといわれています。

スキンタイプ II

日焼けして赤くなってから数日後に黒くなるタイプ。タイプIと次に挙げるタイプIIIの中間です。日本人に最も多いタイプといわれ、不必要に紫外線を浴びない工夫が大切です。

スキンタイプ III

皮膚が赤くならずに黒くなるタイプ。メラニン色素による皮膚の防御能力が発達していて紫外線によるダメージを受けにくい半面、シミやくすみなどの色素沈着を起こしやすいといわれます。

スキンタイプの I、II、IIIは、紫外線に対する警戒レベルの違いも表わしています。I が最も警戒レベルが高く、次にII、IIIの順です。外出時などの紫外線対策に役立ててください。

紫外線から肌を守るためにも保湿は重要

シミ・シワなど紫外線によるダメージは、すぐには表に出てきません。しかし、若いときから紫外線対策をしてきたかどうかで、40歳代後半ごろには大きな差となって出てきます。とはいっても、紫外線対策は何歳から始めても遅すぎるということはありません。できれば、子どものころからの対策が理想的ですが、40歳、50歳で始めても、それだけ肌の老化を遅らせることができます。

基本は、肌の露出を少なくし、UVカット加工を施した日傘、サングラス、つばの広い帽子などを利用して肌をカバーすることです。
日焼け止めを使うことも大切です。日焼け止めには、UV‐Aをカットする「PA」と、UV‐Bをカットする「SPF」の値が記されています。値が大きいほど紫外線の防御力は大きいものの、それだけ肌への負担も大きくなります。スキンタイプ、使う時間帯や場所などの違いによって、上手に使い分けましょう。

紫外線対策には皮膚の保湿も重要です。皮膚には、もともとウロカニン酸という紫外線を吸収する働きをもつ成分が含まれていますが、肌に潤いがないと、ウロカニン酸が安定して作られません。肌が乾燥していると、本来備わっているはずの防御機能も働かなくなり、紫外線によるダメージを受けやすくなってしまうのです。
洗顔や入浴をした後、肌がしっとりしている間に保湿剤を使い、皮膚の角質の中に水分を閉じ込めるのが保湿のコツです。保湿はスキンケアの基本といわれますが、紫外線から肌を守り、シミ・シワなどを防ぐためにも、保湿は重要なのです。

※この記事は2012年5月に配信された記事です

続きを読む



太さなんて関係ない! 脚や腕を綺麗にみせる全身のスキンケア方法

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

もっとみる

(編集・制作 (株)法研

肌の露出が多いファッションではボディのメンテナンスが大事。露出する部分のボディケアは顔のメイクと同じ。ファッションだと思って楽しく、カッコいいボディを目指そう!

ボディのメンテナンスもファッションの一部

だんだん春めいてきましたね。ノースリーブはもちろん、このところマイクロミニのスカートやパンツの流行でもわかるように、肌の露出が多いファッションを、カッコよく着こなすのが人気ですよね。

「私は二の腕が太いから」「脚が太いから」、なんていう理由で中途半端な半袖を着たり、中途半端な長さのスカートをはいてしまったりすると、かえっておばさん臭くなるから、どーんと肩から腕を見せてしまったほうが、膝小僧から出してしまったほうが、体は引き締まって見えるんですよ。また、シャツやカットソーも、デコルテ(首から胸元にかけて)を見せるタイプのほうが、断然首がすっきり長く、フェイスラインもきれいに見せるんです。つまり、肌をどう露出させるかは、ファッションの一部なんです。

しかし、となると、ボディのメンテナンスもファッションの一部ということです。

ところが冷え対策で肌の露出が少なかった冬の間の肌はというと……。紫外線が当たっていないボディスキンは当然白くなっている。それはいいんだけれど、問題なのは乾燥です。長らく続いた空気の乾きと肌着や服による摩擦で、ボディはカサカサ。腕や脚が乾燥で粉をふいている人って、意外に多いんです。その状態で明るい太陽の下、肌を出してごらんなさい。恐ろしいことに、ブヨブヨむくんで見えるんです。

それは肌が水分不足なのと同時に、表面が凸凹になり、光が乱反射し、透明感のないマットな質感に見せてしまうから。白くてブヨブヨって、ちょっと不健康ですよね。年齢によっては、生活疲れしている印象すら与えてしまいます。

肌を美しくみせるためのスキンケアとは?

今やボディの美しさは、健康美がバロメーター。肌がパーンとはじけるような艶を与えハリがあるように見せるだけで、太めだろうが細めだろうが、美しく見えるものです。

ではそれをどう作るか。肌表面の乱反射を防ぐために凸凹を取り除く。それには軽くスクラブをかける。さらに、みずみずしい透明感を与えるために朝晩、ボディローションで保湿をする。それだけでもみずみずしくなりますが、できるならば、仕上げにボディオイルを薄く全身にのばして、艶を与えてみてください。ボディ専用でなくても、全身に使える美容オイルならなんでもOK。

肌の表面を滑らかにして、水分の透明感を与え、肌表面に艶の膜を作る。この3ステップで、肌全体につるんとした光が回り、肩や腕、ふくらはぎや太もも、足首の筋肉がきれいに浮かび上って、キュッと引き締まって見えるんです。さらに、デコルテや首すじの筋肉や鎖骨の光と影もきれいに強調される。このひと手間だけで、ものすごく印象が左右されます。もちろん、長時間外で過ごす日は、日焼け止めはお忘れなくね。

かかとやくるぶしなどの端っこケアは重点的に!

さらにもう一つ、春前に重点的にやっておきたいこと。それはかかとやくるぶし、ひじ、指先などの端っこケアです。とくに冬場はかかとやくるぶし、ひじ、手の甲の角質が厚くなって肌色も濁りがちなので、1週間くらいバスタイムに優しくスクラブをかけて(ごしごしやったり、角質を削りすぎると、さらに角質が厚くなるばかりか、色素沈着を起こすので、絶対に優しくなでるようにしてね)、そのあとたっぷり保湿をしておくと、つるつるになります。手は爪の根もとをマッサージしてあげると、血行がよくなり、いい爪が生えてきます。

ミュールやサンダルはもちろん、今年はやりの「ブーサン」(ブーツサンダル)はかかとや、デザインによってはくるぶしがとっても目立ちます。ここがくすんでいると不潔っぽいので、ご注意を。

ボディケアは全身くまなくやろうとすると面倒だけれど、とりあえず露出する部分は顔のメイクと同じ、ファッションだと思えば、きっと楽しくできると思いますよ。

※この記事は2010年3月に配信された記事です

続きを読む



肌が荒れやすい春のスキンケアのコツ|乾燥や花粉から肌を守るには?

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

もっとみる

(編集・制作 (株)法研

肌の調子が不安定な春のスキンケアはシンプルに! 春の肌は過敏になっている。やさしいスキンケアとUVカット対策で乗り切ろう!

春は肌の状態が安定しない「ゆらぎの季節」

冬ごもりから一転、活動的になる春。春は出会いの季節、スタートの季節、なんていうとウキウキ気分に聞こえるけれど、実際には冬眠から目覚めた熊よろしく、お天気や気温の変化の様子をうかがいながら、体温が、毛穴が、自律神経が調整を始めたところで、全体的にボーッとしている季節なのです。

東洋医学でも、陽気が上がる(臓器の働きや生命エネルギーが高まる)春は心身のバランスがとりにくくなり、めまいや、イライラ、目の充血、体に力が入らないなどの不調を感じる季節といわれています。
さらに、花粉飛散量はピークを過ぎたとはいえ、花粉症の人にとってはまだまだ辛い季節。私などまだ花粉症という言葉がない30数年前からひどい花粉症で、晴れやかな春など満喫した記憶がない。くしゃみ、鼻水、涙で肌はかゆかゆ。鼻をかめばティッシュ・ペーパーで肌荒れする。私がいちばんブスなのは春だと断言してもいいくらい。

まあ、私のことはさておき、ほこりっぽく、雑菌の繁殖が活発になりだす春先っていうのは、誰でも肌の状態が安定しない「ゆらぎの季節」。いつもより過敏になっていると思って正解。愛用の化粧品が急に合わなくなることも、春に多いのです。

春のお手入れ、スキンケアはシンプルに?

では肌に何がおこっているのか。まず気温の上昇で代謝がよくなり、毛穴が開き、汗や皮脂が出る。肌表面がベタつくと、そこにほこりや雑菌が着く。しかし冬のなごりから肌表面はまだ乾燥で荒れていて、バリア機能が不完全なため、雑菌などが侵入しやすい。その侵入者を攻撃しようと闘いがおこり、微炎症をおこして過敏になる。するといつもなら大丈夫な化粧品の成分まで刺激に感じてチクチクする、といった感じ。

そんな春のお手入れは、シンプル・イズ・ベスト! まず大切なことは、外出から帰ったら洗顔し、肌表面のほこりや汗、皮脂をさっと流してしまうことが肝心。そして低刺激のスキンケアで、肌をホッとさせてあげましょう。
この時期に角質をはがすピーリングや、たくさんの美容成分が濃縮された美容液、クリームなど、ガツン系のお手入れは、肌が拒否反応を示しがちです。

刺激に弱くなった肌に一番いいスキケアとは?

春先は微炎症をおこして熱がこもりやすいので、洗顔後は低刺激性の化粧水でローションパックをしたり、パッティングで熱を取ってあげるのもおすすめ。しかし、化粧水もしみる、という人もなかにはいるはず。かゆみ成分の多くは水溶性なので、この時期は化粧水でもむずがゆくなることがあるのです。

そんなときはオイルの出番。実は荒れた肌にはオイルがいちばん低刺激。化粧品用のスクワランでもオリーブ油でも、馬油(バーユ)でも椿油でもワセリンでもいい、洗顔後、肌にオイルを伸ばしましょう。するとオイルが肌表面に膜をはり、肌内部の水分の蒸散を止め、外部からの刺激をシャットアウトする。つまり、オイルは絆創膏(ばんそうこう)のような役割をしてくれるわけです。
オイルのみで肌の状態が整うのを待ったあとは、いつものお手入れに戻って大丈夫。

もうひとつ、大切なこと。過敏になった春の肌は紫外線を浴びるとそのダメージもふだんより甚大で、炎症をおこします。過敏なときこそ日焼け止めで紫外線の侵入を防がねば。敏感肌ブランドには、必ずといっていいほど、低刺激性の日焼け止めクリームがあるので、それを探しておくのも得策。

春は、守りの季節。シンプルなお手入れで夏に備えてくださいね。

※この記事は2009年3月に配信された記事です

続きを読む



  1. 1
    もっと気楽に!人間関係に疲れないための5つのポイント
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …
  2. 2
    【シワ・シミ・たるみ】老け顔の原因になる9つの食べ物
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 鏡で…
  3. 3 睡眠不足が続くとうつ病になりやすい|睡眠5時間は危険ライン?
    睡眠不足が続くとうつ病になりやすい|睡眠5時間は危険ライン?
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 仕事…
  4. 4
    『大人のひきこもり』専業主婦のひきこもりが増加中?!
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 若い…
  5. 5
    叱り上手・ほめ上手の6つのコツ|人間関係を円滑にする極意
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと どち…
  6. 6 ひきこもりの心理。何が原因で『ひきこもり』になるの?
    ひきこもりの心理。何が原因で『ひきこもり』になるの?
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 学校…
  7. 7
    ドーナツに栄養はない!? 実は体によくない物質だらけ…
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …
  8. 8 みぞおちの辺りが痛い 激しい痛みor鈍痛? 痛むのは真ん中・右・左?
    みぞおちの辺りの腹痛 激しい痛みor鈍痛? 痛むのは真ん中・右・左?
    お腹の上の部分、みぞおちあたりの痛み。胃痛? それとも、ほかの病気? …
  9. 9 眠い・だるい・疲れやすい・集中力がない…原因は鉄分不足かも?
    ストレスや疲労を感じたら、自律神経を整えて心身をリセット!
    【執筆】ピースマインド・イープ 若尾秀美 季節の変わり目に、体調を崩…
  10. 10
    仕事・ワンオペ家事育児で女性は疲労困憊!? 危険な過労のサインとは?
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと まか…
  11. 11
    ヘルプマーク、ハートプラスマークなど、見えない障害を持つ人のためのマーク
    (編集・制作 gooヘルスケア) 外見からはわからない障害を抱え…
  12. 12
    体によさそうだけど、本当は“不健康”な食べ物9つ
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …
  13. 13
    真面目な人ほどストレスを感じやすい? ストレスと上手く付き合うコツ
    (編集・制作 (株)法研) 油断は禁物。長引くと社会生活に支障をきた…
  14. 14
    頑張り屋さんは“うつ”になりやすい?こんな性格の人はちょっと休もう
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 年々…
  15. 15
    食べ過ぎ注意!食べるだけでからだが臭くなる『臭う食べ物』
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …
  16. 16
    がん予防・老化防止・疲労回復・美肌…緑茶には健康効果がいっぱい!
    (編集・制作 (株)法研) (「すこやかファミリー」法研より) 「…
  17. 17 産後の体重減少や激しい抜け毛の原因は「産後無痛性甲状腺炎」だった!
    お腹がポッコリしてきた…それは太ったのではなく卵巣の病気かも?
    (編集・制作 (株)法研) 卵巣は腫瘍ができやすい臓器。しこりや張り…
  18. 18
    骨粗しょう症の予防にいい食べ物と、摂りすぎ注意の食べ物
    (編集・制作 (株)法研) 骨粗しょう症の予防にはカルシウムの多い食…
  19. 19 ブラジャーを外すと跡がくっきり! この原因はなに?
    ブラジャーを外すと跡がくっきり! この原因はなに?
    下着売り場でブラジャーのサイズを測ってもらったのはいつ? 実はサイズが…
  20. 20 喉が渇く、疲れやすい…その症状、糖尿病予備軍かも?10のチェックリスト
    20代・30代の女性に増える『プチ更年期』こんな症状が続いたら注意を!
    (編集・制作 (株)法研) 原因はストレスや過剰なダイエット、過労な…

一覧