健康&美容に百害あって一利なし? 精製された白い砂糖を摂取することによるさまざまな弊害と、白砂糖の替わりに使える調味料を紹介します。

白砂糖が体に悪いといわれる6つの理由-冷え・老化・イライラを起こす?

調味料で消費量1位! 精製された砂糖は、健康美容の大敵

甘〜いお菓子は、男女問わずみんな大好き。人生を豊かにする楽しみの一つですし、お菓子はその国の文化でもあります。食べるなとは言いませんが、現代人はとにかく白砂糖の摂りすぎと言えます。

日本の家庭において、消費量が多い調味料は、醤油・塩よりも砂糖なのだとか。
戦前、白砂糖は高級品だったために家庭では使われていませんでした。しかし、戦後、肉じゃがやきんぴら、酢の物などの家庭料理にも、砂糖がたくさん使われるようになりました。こうした砂糖(ショ糖)やブドウ糖は、体に様々な悪影響を及ぼすことが知られています。下記に、白砂糖の摂りすぎが引き起こす健康被害の例を挙げてみましょう。

・腸内環境を悪化させる
砂糖は口腔内でミュータンス菌・胃でピロリ菌・大腸でウェルシュ菌など悪玉菌のエサになるため、摂りすぎると悪玉菌が活性化し、善玉菌が減少。虫歯・潰瘍・腸内環境悪化の原因に。

・ビタミン・ミネラル不足になる
糖質をエネルギーとして燃焼する過程で、ビタミンやミネラルが必要です。精製された砂糖に糖質しか含まれないので、燃焼のためにビタミンやミネラルを消費し、不足を招きます。

・糖化反応で肌や内臓を老化させる
糖を過剰に取ると、余った糖がタンパク質と結びついて糖化が起こります。タンパク質がキャラメル状に茶色く硬くなることから、糖化は体の焦げとも言われ、糖化により肌や内臓の老化を促進します。

・高血糖、低血糖でイライラを起こし、副腎疲労を起こす
たびたび大量の糖が体内に入ると血糖値が急激に上昇、膵臓から血糖値を下げるインスリンというホルモンが過剰分泌されるようになり、その結果、砂糖を摂った後は低血糖ぎみに。すると脳が飢餓状態と勘違いし、血糖値を上げるように仕向けるため、食欲が湧いて食べ過ぎてしまいます。また、低血糖になると血糖値を上げるために、副腎皮質のステロイドホルモンが上昇。これはストレスホルモンとも呼ばれるもので、体の緊張を高めて精神的にイライラ・ソワソワや動悸をもたらし、不安神経症・パニック障害と診断されてしまうことも。その上、酸化を引き起こして老化の原因にもなります。

・体を冷やす
東洋医学的には、温かい地方で取れるさとうきびが原料の白砂糖には、体を冷やす作用があるとされています。

・免疫力を低下させる
砂糖を取ると血糖値が上昇しますが、それと同時に、免疫細胞が外部から侵入してきた細菌やウイルスを食べて除去する力(貪食作用)が弱くなるためことがわかっています。

・中毒を起こす
糖は脳内の快楽物質ドーパミンの分泌を高めます。ドーパミンは、タバコや覚せい剤の中毒症状を起こす物質でもあり、高い中毒性と依存性があるので、『食べたのに、また食べたくなる負のスパイラル』が起きてしまうのです。ストレスを感じて脳内のドーパミンが減少すると、快楽を求めて甘いものが食べたくなります。

白砂糖の替わりに使いたい からだにいい甘味

精製された砂糖の替わりに使える甘い調味料はたくさんあります。それぞれ長所や短所があるので、料理ごとに使い分けましょう。まず、黒糖。主にサトウキビの絞り汁から作られていて、未精製なのでミネラルやビタミンの含有量はナンバー1ですが、南国の植物なので体を冷やします。ショ糖も多いので、摂りすぎには注意。一方、てんさい糖は、主に寒い地域で採れるので、体を冷やしにくいとされています。腸内の善玉菌のエサになるオリゴ糖も豊富です。コクを出したい時は黒糖を使い、それ以外はてんさい糖というように使い分けるとよいでしょう。

てんさい糖

羅漢果(らかんか)は、砂糖の400倍の甘さがありながらもカロリーがほとんどゼロ。羅漢果の甘味は、トリテルペン配糖体で、抗酸化作用が高く、健康にも美容にも効果的です。こちらはいくら食べても血糖値は上がりません。また、はちみつにはビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノールなど150を超える栄養素が。特に効果が高い活性型ビタミンを含んでいるのが特徴です。加熱せず、生で食べる方が効果的。はちみつ専門店で好みの味を見つけるのも楽しいもの。しかし、ショ糖も多いので、摂りすぎには注意が必要です。

こうした調味料を取り入れて、無理なく白砂糖を減らしていきましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

【参考】
『「美女のステージ」に立ち続けたければ、その思い込みを捨てなさい』(光文社)