元アナウンサーが不安障害を告白して話題になりました。その不安障害とは? 特徴や克服法などをご紹介します。

そのイライラや心配は不安障害かも-全般性不安障害の特徴11

誰もが感じる不安をより強く長期に感じる

不安障害には「全般性不安障害」「社交不安障害」「分離不安障害」などがあり、それぞれ特徴や対処法が異なります。
「全般性不安障害」は、心配事や不安を過剰に感じてしまうもので、「不安神経症」とも呼ばれます。生きていれば、漠然とした不安を感じる事は多々ありますが、理由がないのに不安が起こり、それがいつまでも続くのがこの症状の特徴です。
原因は、職場、学校、災害、事故、病気など、何かしらの心配事が引き金になっているとされています。また、過労や体調不良、ストレスなども関係しているといわれます。心配性や、神経質、不安になりがちな性格の人もかかりやすく、遺伝も関わりがあると考えられています。特に女性にかかりやすい病気で、10代で発症することもあります。

全般性不安障害は、自律神経失調症や、女性ホルモンによって精神状態が不安定になる月経前緊張症、更年期障害と誤診されることも。誤った診断のもとで治療を続けると、症状は改善されないばかりか、うつ病や、パニック障害、社会不安障害などの精神疾患を併発する恐れもあります。

「社交不安障害」とは、発表会で人前に出るといったことのほか、親しくない人と話す、教師など目上の人に会うといった、対人相互関係に対して不安を抱くもの。人との食事、学校のトイレ、着替えを嫌う場合もあります。

また、「分離不安障害」は、自立心が育まれておらず、母親から離れることに異常な不安を抱くこと。保育園に通い始めた頃、母親から離れるのがいやで泣く子は多くいますが、それがあまりにも長期に続くと病気が疑われます。また、パニック障害は幼少期に分離不安障害があった人に多く見られます。

不安が6ヶ月以上続いている人は要注意!

不安は誰もが感じるものですが、上手に対処できず、慢性的に感じるなら要注意です。下の、全般性不安障害のセルフチェックを行ってみましょう。

<全般性不安障害のセルフチェック>

1、仕事や学校、未来などに過剰な不安がある状態が6ヶ月以上続いている
2、不安や心配な感情をコントロールできない
3、落ち着かない
4、よく緊張する
5、なんでも過敏に反応してしまう
6、倦怠感を感じる
7、動悸息切れが日常で起こる
8、めまい、ふらつきがある
9、頭痛、肩こりがつらい
10、不眠だ
11、イライラすることが多い

6つ以上当てはまる人は、全般性不安障害の可能性があります。この病気は自然治癒しないので、精神科や心療内科を受診しましょう。医師の元で、薬物療法や、精神療法を行うことで、克服することが可能です。

日本でも不安障害の理解と治療及び不安障害に悩む人々の生活の質を改善するために、全般性不安障害の情報を共有する不安障害学会(現:日本不安症学会)が2007年に発足。不安障害に関するさまざまな研究が行われ、よりよい治療法が日々開発されています。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

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