合わないメガネをかけ続けると眉間のシワや目の老化につながります。また、視力低下や肩こり、頭痛、首の痛みなども、合わないメガネが原因のことも。

度数の合わない眼鏡は顔のシワを増やす!? 合わない眼鏡のデメリット

目をメガネに合わせることが目の負担に

最近、メガネが安くなってきました。中には100円均一の老眼鏡も見かけます。消費者にとってはうれしいことではありますが、身体にとってはどうなのでしょうか。 目は人によって「幅、形」が違います。私たちは目をメガネに合わせられるほど器用ではありません。無理してメガネに合わせたとしても、目にとっては負担なのです。

私たちの目には筋肉があり、ピントを調節したり、動かしたりしています。目の筋肉は眼球内にある「内眼筋」と、眼球の外側の「外眼筋」に分けられ、「内眼筋」にはピントを調節する「毛様体」と瞳孔の大きさを調節する「虹彩」があります。「外眼筋」は眼球運動をつかさどる筋肉です。

メガネとは、目の屈折異常を補正したり、目を保護したりするために装着する器具です。つまり、メガネは目の筋肉の役割をするのです。ですから、度数も形も、目の筋肉に合ったものを選ばないと見やすくならないばかりか、メガネに目の筋肉を合わせるので疲れてしまいます。その結果、眼精疲労のほか、肩こり、頭痛、首の痛みなど、全身にも悪影響を及ぼすことになります。

年齢より老けて見える原因「眉間のシワ」もメガネでできる

合わないメガネの弊害は、美容面にも及びます。眉間のシワは年齢より老けて見える原因の一つですが、これは表情癖によるものです。眉間はもともと皮膚が薄く、そこに何度もシワを寄せることで、深いシワとして定着するのです。
特に合わないメガネをかけていると、自分では意識しなくても、見えづらい時に目を細めています。その結果、老けて見えたり、きつい印象を人に与えたりする眉間のシワができることになります。クリニックで、ボトックスやヒアルロン酸を注入してシワをなくしたとしても、普段の行動や表情を変えなければ、再びシワができます。高いお金を払っても、ムダになってしまうのです。

目を温めることで筋肉を和らげると効果的

合わないメガネを使っている人は、まずはメガネを見直すことが大切ですが、合わないメガネによって進んだ目の疲労は、目を温めることで改善できます。
メガネに目を合わせようと、目の筋肉ががんばった結果、目の筋肉は凝り固まって筋肉痛になってしまいます。これをほぐし、やわらげるのが、目を温めることです。昔から東洋医学では、目の疲れをとる「温あん法」という温熱療法が行われています。目を温めると、目の血管が広がり、血液の循環がよくなります。これによって新陳代謝が促進され、筋肉が柔らかくなり、痛みが和らぎます。

目の疲れを感じたら、濡らしたタオルをレンジで温めたホットタオルを目にあてたり、手のひらで目をおおうなどして、目を温めるようにしましょう。目の疲れがとれるだけでなく、肩こりや頭痛などがやわらぎ、全身のリフレッシュ効果も期待できます。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと