生理前の不調からホルモンバランスの乱れが分かる【体質チェックリスト】

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

生理前にイライラしたり、便秘になったり。こういった症状にも体質があります。セルフチェックで体質を見極めて、自分に合った適切なケア法を取り入れましょう。

生理前の不調からホルモンバランスの乱れが分かる【体質チェックリスト】

タイプ別ケアで、女性ホルモンの乱れを整える

生理前に女性ホルモンの影響で体調が悪くなったり、気持ちが不安定にる女性は多いもの。どうして女性ホルモンが乱れるのか、その原因は人それぞれです。でも、体質ごとにアプローチしていけば、ホルモンバランスの影響を小さくすることができます。まずはセルフチェクで自分の体質を見極めましょう。女性ホルモンの乱れが大きくてどの項目も当てはまる人は、強く感じる症状が最も多いタイプを選び、そのタイプのケアからはじめてください。

<生理前のセルフチェック>

あなたの生理前の状態に当てはまるものをチェックしましょう。一番数の多いものがあなたのタイプになります。

◯自律神経の乱れタイプ
・体がだるい、スムーズに動かない
・肩こりがひどくなる
・手足の冷えが強くなる
・不安感が高まる
・めまいがする
・下痢になる
・部屋を片付けたくなる
・目や鼻にアレルギー症状がでる

これらの項目が多く当てはまる人は、自律神経が乱れている可能性があります。
体の各器官をコントロールしている自律神経には、体を攻撃モードにする「交感神経」と、リラックスモードにする「副交感神経」があります。体はこの2つのバランスをうまくとりながら、各器官を働かせています。
このタイプの人は、普段から「交感神経優位」の生活となっているため、興奮や緊張状態になりやすい傾向があります。その結果、血管・神経系に不調が出やすい体質に。ストレスで自律神経が乱れると、卵巣への指令がうまく伝わらず、女性ホルモンが乱れてしまいます。精神面よりも生理痛が強く、生理中も不調を強く感じるのがこのタイプの特徴です。
さまざまな症状が出るのは、交感神経優位のため血流が悪く、体の末端はもちろん、子宮や卵巣へ栄養が十分に届いていないから。湯船につかり体を温めて、血流を促し、ホルモンバランスを整えましょう。また、体がこっている人が多いので、マッサージやストレッチをして筋肉をゆるめリラックスをするのがよいでしょう。副交感神経が優位になり、女性ホルモンのバランスも整います。

◯セロトニン不足タイプ
・食欲が増す
・便秘になる
・頭痛がする
・眠くなる
・喉が乾く
・短気になる
・涙もろくなる
・一人でいたくなる

これらの項目が多く当てはまる人は、セロトニン不足の可能性があります。

「セロトニン」とは、別名「幸せホルモン」。30代以上の人は、女性ホルモンの「エストロゲン」と同様に、セロトニンの分泌量も低下していきます。特にこのタイプの人は、セロトニンが減少ぎみに。生理前に、体よりも精神面での不調が出やすい傾向にあります。生理前に食欲が増したり、眠くなったり、気分が落ち込むのは、「エストロゲン」の低下と共に、脳内の「セロトニン」も低下していることが原因です。
こういったタイプの人は、呼吸を整えるよう心がけてみましょう。姿勢が悪く呼吸が浅くなりがちな人は、ゆっくり長めに息を吐くようにして、体のすみずみまで酸素を届けることを意識しましょう。そうすれば、卵巣にも酸素が届き、不調が軽くなるはずです。セロトニンは、同じリズムを繰り返す運動でも分泌されます。ウォーキングなどを週に数回取り入れると、女性ホルモンも整ってくるでしょう。

◯卵巣疲れタイプ
・下腹部痛が出る、または下腹部が張る
・乳房が痛くなったり、張る
・ニキビができやすくなる
・体や顔がむくむ
・おりものが増える
・イライラする
・腰が痛くなる
・化粧のりが悪くなる

これらの項目が多く当てはまる人は、卵巣が疲れている可能性があります。このタイプの人は、体のむくみやイライラ、下腹部に張りを強く感じたり、にきびが出ることも。20~30代前半の人は、自律神経の乱れやセロトニン不足からくる女性ホルモンの乱れが原因の場合が多いので、卵巣ではなく、上記の「自律神経の乱れタイプ」「セロトニン不足タイプ」のケアをしてください。
30代後半~50代でこれらの項目が多い人は、加齢による卵巣機能の低下で、女性ホルモンが乱れていることが原因です。ケアするためには、食事でたんぱく質、ビタミンE、カリウムなど、卵巣の新陳代謝をスムーズにし、女性ホルモンを活性化する栄養素を摂ること。また、適度な運動でも女性ホルモンの「エストロゲン」は活性化するので、有酸素運動を取り入れるとよいでしょう。




リラックスできる部屋は何色? カラーパワーでストレスを克服!

【お話を伺った人】木下 代理子先生

カラーカウンセラー、カラーセラピー研究所 所長 色彩と深層心理を研究、クレヨンを使う心理分析法(Human Color Counseling)を実施。個人から企業までのカウンセリング、講演・執筆で…

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(編集・制作 (株)法研

(「健康のひろば」法研より)

ストレス克服とリラックスはこの色で! 環境の変化でストレスの多い春は、色のパワーでリラックス。

色には人を動かす力がある

新緑のまぶしい季節になりました。木々の緑を見ていると、心身が安らぐ感じがします。森の中なら樹木の香り「フィトンチッド」の効果がありますが、それだけではなく、色がもたらす効果もたいへん大きいものがあります。

色が人の心理に作用することはよく知られていますが、体にも影響を及ぼすことが言われています。たとえば、青い部屋では赤い部屋よりも体感温度が下がることが、実験で確認されています。
外部からの情報の8割は視覚を通じて脳に送られることがわかっています。それだけに、色が心身に及ぼす影響はとても大きく、「色には人を動かす力がある」といっても過言ではないでしょう。このような色のもつパワーを、日々の暮らしの中でも活用してみるのはいかがでしょう。

ストレスを感じたらミントグリーンの服

春は、入学、就職、異動など何かと環境が変わって心身ともにストレスを感じやすい季節です。ストレス克服におすすめの色が、青と緑を混ぜ合わせた色「青緑」です。

「青」を中心とする寒色系の色には、自律神経の副交感神経に働きかけて血圧や脈拍、呼吸数などを下げる働きがあり、心身の興奮を鎮めてくれる効果があります。
そして「緑」は安らぎをもたらす色。太古の昔から人間を守り食の恵みを与えてくれた木々や草といった植物の色に、人は安心感を覚えるのでしょう。

青緑は、青の沈静と緑の安らぎという2つの効果をあわせもつ、心身を非常に楽にしてくれる色です。見ているだけで目の疲れをやわらげ、疲れ目や頭痛にも効果があると言われています。具体的には青竹の色をイメージしてください。このごろ都会ではあまり見かけなくなりましたが、竹のある風景は懐かしい日本の風景。青緑がストレスを癒すのもわかる気がしますね。

リラックスした状態とは、筋肉の緊張がほどよく緩んだ状態です。目に入る色によって筋肉の緊張度も変化しますが、最も緊張を緩めてくれるのがパステルカラーやベージュ色です。見るだけでなく身につけることでも同様の効果が得られますから、ストレスを感じたときは、ミントグリーンなどパステル系の青緑の服を着て、ごろんとしてみてください。きっとリラックスできるはず。

ベージュ系の部屋で癒される

休日は家でゆっくり過ごしたいというあなた。インテリアの配色で、くつろぎ空間を手に入れることも可能です。くつろぎたいときのインテリアカラーはベージュがおすすめ。ベージュは、パステルカラーとともに最も筋肉の緊張を緩めてくれる色でもあります。ベージュを基本色として、観葉植物などの自然の緑を置けば、よりリラックス効果があります。

そしてストレスで眠れないあなたには、寝室の配色に青系をおすすめします。ストレスを抱えているときは神経が高ぶり、気が張りつめて眠れないことが多くなります。そんなときには心身の興奮を鎮めてくれる青色がおすすめ。同じ青でも筋肉の緊張をやわらげリラックスさせてくれるパステル系がよいでしょう。寝室や寝具の色に、明るくさわやかなスカイブルーなどの青色を試してみてはいかが?

※この記事は2015年4月に配信された記事です

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朝起きるのがつらいのは血圧の低さが原因? 女性に多い低血圧の症状

【お話を伺った人】中村 理英子先生

中村クリニック院長 1946年生まれ。1970年東邦大学医学部卒業後、同大学産婦人科学教室に入局。1991年より、東京・下北沢に中村クリニック(産婦人科・内科・皮膚科)を開設。女性誌などでも女性の…

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(編集・制作 (株)法研

規則正しい生活リズムで快適な毎日を! 朝型生活とバランスのよい食事、血行をよくする運動を続けることで症状を軽く

原因のはっきりしない本態性低血圧の人がほとんど

「低血圧だから朝起きられない」という人、若い女性には結構多いようです。低血圧の人には、ほかにもめまいや立ちくらみ、頭痛、肩こり、疲れやすい、体がだるい、気力がわかないなど、さまざまな症状がみられます。そして春から夏にかけて、症状は強くなることが多いのです。

低血圧とは血圧が正常値を下回っていること。特に決まった基準はありませんが、一般的に最大血圧が100mmHg以下の場合を低血圧といい、次の3種類に分けられます。

●本態性低血圧
特に原因が見当たらず、体質的なものと考えられている。症状がひどくなければ治療の必要はない
●二次性低血圧
がん、貧血、甲状腺機能低下症など、何らかの病気が原因で起こる。原因に対する治療が必要
●起立性低血圧
急に起き上がったり、長時間立ち続けたときに血圧が下がり、めまいや立ちくらみなどを起こすもので、たびたび起こる場合は受診が必要

低血圧といわれる人のほとんどは本態性低血圧で、日常生活に支障をきたすほどの症状が出ることはまれです。しかし、初めにあげたような症状が起こりやすく、つらいのも事実です。

なぜ血圧が低いと、このような症状が起こるのでしょうか? 最大血圧の数値は、心臓が血液を全身へ送り出すときに、血管の壁にかかる圧力を示していますが、その圧力が低い低血圧の人は、血液を押し出す力が弱く、血液の循環が悪くなりがちです。血行が悪いと、血流にのって運ばれる栄養や酸素が体のすみずみまで行き届かず、疲労物質を速やかに流すことができないため、疲れやすく、さまざまな症状が現れるのです。夏に症状が強く出やすいのは、気温が高くなると血管がゆるみ、血圧が下がるためです。

でも、「体質だからしかたない」とあきらめないで! 症状を軽くして快適な毎日を送るにはどうしたらいいか、考えていきましょう。

夜型生活がいっそうの体調不良をもたらす

血圧は眠っているとき低くなり、朝目覚めるころだんだん高くなりますが、低血圧の人はこの血圧の上昇がうまくいかないため、朝起きるのがつらかったり、だるかったりします。起きて活動しているうちに血圧も上がって、夕方から夜にかけては人より元気になったりする人もいます。このため、つらさをわかってもらえないだけでなく、病気でもないのに怠けている、甘いなどと思われがちなのも低血圧のつらいところ。

しかし、朝弱いからと夜型の生活を続けていてはだめ! 夜更かしすれば朝はますます起きるのがつらくなり、午前中をボーっと過ごしてまた夜更かしといった悪循環に陥ってしまいます。低血圧だからこそ早く起きて、血液循環をよくしてあげることが大切なのです。

急に生活リズムを変えるのは大変ですが、少しずつ夜寝る時間を早くしていきましょう。朝起きるときはゆっくり起き上がること。急に起き上がると脳貧血の状態になりやすく、低血圧の症状をひきずってしまうため、ゆっくり時間をかけて起き上がるようにします。ちょっとした工夫で、すっきり目覚めることができるようになります。

●寝たまま手足を上に上げてバタバタさせたり、仰向けでばんざいをして、手足で引っ張り合うようにぐーんと伸びをしたり、軽くストレッチをしてから起き上がる
●カーテンを開けて朝日を浴びる
●朝ごはんをしっかり食べる
●時間があるなら熱めのシャワーを浴びるのもよい

日常生活ではこんなことに気をつけて

低血圧の症状をやわらげるには、規則正しい生活リズムとともに、血行をよくすることが大切。次のような点に気をつけましょう。

●食事は3食バランスよく。たんぱく質、ビタミン、ミネラル、脂質などをしっかり
●適度な運動を続ける。激しい運動は動悸(どうき)やふらつきを起こしたりするので軽い運動を。ストレッチや体操、ウォーキング、水泳など、少しずつでも続けることが大切
●汗をかいたら十分水分をとり、塩分を補給。塩分が不足すると血圧が下がりやすい
●体を冷やさず、暖める。ただし、長いお風呂は血圧を下げるため禁物
●ストレスをためない。低血圧の人はストレスがたまると胃の不調を起こしやすく、肩こり、頭痛の症状を悪化させやすい
●夏バテに注意。普通の人より疲れやすく食欲も低下しやすいため特に気をつける。冷房対策はしっかり

高血圧はほうっておくと心臓病や脳血管障害などのさまざまな病気の引き金になるのに対し、低血圧自体は直接病気を起こす原因にはならず、むしろ低血圧の人は長生きできると言われるほどです。あまり気にせず、上手につきあっていきましょう。

それでも症状がつらい人は、お医者さんに相談を。お薬や加圧バンドなどで症状を軽くする治療もあります。

※この記事は2007年7月に配信された記事です

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生理不順は病気のサインー生理周期が何日間だと注意が必要?

【お話を伺った人】中村 理英子先生

中村クリニック院長 1946年生まれ。1970年東邦大学医学部卒業後、同大学産婦人科学教室に入局。1991年より、東京・下北沢に中村クリニック(産婦人科・内科・皮膚科)を開設。女性誌などでも女性の…

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(編集・制作 (株)法研

月経周期の異常を放っておくと、不妊症や無月経の原因にも。ストレスや無理なダイエットも月経不順の原因に。基礎体温をつけて早期発見、早期治療。

注意が必要な頻発月経と稀発月経

女性のみなさんは自分の月経が何日周期なのか、正確に言えますか? 毎月のことなのに、意外と正確なことを知らないのが月経に関すること。変だなと思っても、よほどのことでないと「病院へ行くのは面倒くさいし、人に聞くのも何だか……。」という人が多いのでは。しかし、月経には女性の体の異常が現れます。異常を早く見つけるためにも、自分の月経についてよく知っておく必要があるでしょう。

月経周期とは生理が始まった日から次の生理が始まる日までを言い、成人女性の場合、通常25~35日くらい。月経周期が毎月一定の人もいれば、ばらつきのある人もいます。年齢、環境の変化やストレス、体調などで周期が不規則になることがあっても、多少のばらつきは問題ありません。注意しなければいけないのは、周期が24日以内の頻発月経と、周期が36日以上の稀発(きはつ)月経、これらは病的な月経不順とされています。いずれの場合も、排卵がある場合(排卵性)とない場合(無排卵性)があり、どちらであるのか見極めることが大切です。

基礎体温表をつけて、自分の月経サイクルを知ろう

排卵があるかないかは、基礎体温表をつけて観察するとわかります。正常な基礎体温のパターンをみると、低温期と高温期の2層に分かれていて、月経から排卵までの約14日間は体温が低く、排卵後から次の月経までの約14日間は体温が高くなっています。
低温期は卵胞期(らんぽうき)ともいい、卵巣の中の卵胞から卵胞ホルモンが分泌されます。排卵が起こると、卵胞が黄体へ変化して黄体ホルモンを分泌、黄体ホルモンには体温を高める働きがあるため、基礎体温が上昇します。この高温期を黄体期といいます。月経と月経の間にまったく高温期がない場合、排卵がないと考えられます。

このように、基礎体温をつけることで排卵の有無や卵胞期と黄体期のリズムがわかり、月経の異常の原因を見つける手がかりとなります。受診するときは2カ月程度の基礎体温表を持参すると、診断の助けになります。

20~30代で無排卵ならば治療が必要となることも

頻発月経も稀発月経も、無排卵性は思春期や成人の女性にも見られます。思春期には卵巣機能が未熟なために、排卵のない頻発月経を起こすことがありますが、この場合成長に伴って排卵が順調に起こるようになるため、とくに治療の必要はありません。成人女性ではストレスなどによる卵巣機能の低下が原因となって起こることがあります。20~30代の女性の場合、無排卵が長く続けば不妊症になったり、体の不調を招く原因にもなるため、ホルモン剤や排卵誘発剤などによる治療が必要となります。

頻発月経で排卵がある場合は、基礎体温の卵胞期が極端に短い場合と黄体期の極端に短い場合があります。性腺刺激ホルモンの異常や黄体ホルモンの分泌不足などの可能性があり、受診が必要です。
また、注意しなければならないのは、頻発月経だと思っていたら不正出血だったということが少なくないことです。不正出血の原因には子宮内膜症や子宮筋腫、子宮がんなど重大な病気も多いので、早めに婦人科を受診しましょう。

稀発月経は、ストレスや無理なダイエット、激しいスポーツなどが原因で起こることが多く、周期が長くても定期的で排卵もある場合は、あまり問題ないでしょう。いつ来るのかわからないくらい不定期な場合、卵巣や下垂体の機能異常である可能性がありますから、早めに受診しましょう。

無月経は3カ月以内に婦人科を受診して

3カ月以上月経がない場合を無月経といい、早めの治療が必要です。稀発月経同様に、ストレスや無理なダイエットなどでも起こりますが、脳の視床下部や下垂体の機能低下、甲状腺や副腎の病気、また卵巣や子宮の病気などが原因のことも考えられます。

月経不順と甘くみて長期間放っておくと、治療を受けてもなかなか効果が出なかったり、将来不妊症や骨粗しょう症になるリスクを高めることにもなります。ホルモン療法や漢方療法を行って、月経周期が順調になるようしていく必要がありますから、月経が起こらなくなったら、最低でも3カ月以内に受診して治療を受けましょう。

ストレスで月経不順が起こるのはなぜ?

月経周期をコントロールしている脳の視床下部や下垂体は、ストレスにかかわる自律神経の中枢(ちゅうすう)のすぐ近くに位置しているため、ストレスの影響を大きく受けます。そのため、ストレスの多い生活や無理なダイエットなどによってホルモンバランスが乱れ、ホルモン分泌が規則的に行われなくなって、次第に排卵できなくなります。

原因となる病気がなく、ストレスやダイエットからくる月経不順の場合、日ごろからストレスをためないこと、不規則な生活や睡眠不足を改め、禁煙し、食生活のバランスに気をつけることが大切です。

※この記事は2007年3月に配信された記事です

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40代からは骨盤底トレーニングを|排尿トラブルを招くトイレ習慣とは?

ノーイメージ

【執筆者】中田 真木先生

三井記念病院産婦人科医長 1981年東京大学医学部卒業後、同大学産婦人科学教室入局。1991年フランス政府給費研究生(研修先はオテル・デュー・ド・パリ産婦人科)。東京警察病院産婦人科医幹を経て、2…

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(編集・制作 (株)法研

出産経験のある女性は不具合が出る前から始めたい。骨盤底トレーニングの効果が期待できない人もいることに注意。高齢者は全身の健康管理から。

40歳になったら骨盤底トレーニングを

前回は、骨盤底は妊娠・出産によってダメージを受けやすいため、妊娠中から十分に養生し、分娩時に骨盤底を傷めないようにすることが大切であること、出産後は骨盤底の回復を待ってトレーニングを始めたいことなどを述べました。今回は、加齢によって骨盤底の緩みが出てくる40代以降のケアと、骨盤底の緩みにつながりやすい習慣やくせについて説明します。

40~50代は、更年期の訪れとともに心身の衰えを感じる年代です。骨盤底はもともと、子宮や膀胱などの臓器を支えている微妙な部位。この年代には、腟とその周辺の緩みや排尿の勢いの低下、尿意切迫感など骨盤底に関係する問題も増えてきます。妊娠・出産時に被った骨盤底の「古傷」が元になり、尿もれ(尿失禁)や子宮下垂になる人が増えるのもこの年代です。

そこで、とくに出産経験がある女性は、今はこれといった不具合はなくとも、40代を迎えたら1日1回10分間ほど、骨盤底というボディ・パーツを思い出しながら筋力トレーニングをしましょう。別に難しいことではなく、腰かけた姿勢や寝た姿勢で腟や肛門周辺の筋肉をまとめておへその方向へ引き上げる動作を10秒間ほど持続(このとき腹筋は使わない)、ゆっくり休んで筋肉を休ませてからまたくり返す、これを10分間ほど行えばいいのです。

骨盤底の筋肉が健常な人については、40~50代に骨盤底トレーニングを続けることで骨盤底障害を減らせる、発症を遅らせられると考えられています。一方、神経の病気があって骨盤底を正しくすぼめられない、出産のときに骨盤底に大きな傷を負い筋肉の一部が欠損しているなどの場合には、骨盤底トレーニングの効果はあまり期待できないこともあります。

骨盤底に痛みや不快感のある人が受診せずに自己判断で骨盤底トレーニングを続けることは、大いに問題があります。骨盤底トレーニングには痛みや不快感を治める効果がないばかりか、トレーニング中は骨盤底に意識を集中させるため、この部位の痛みや不快感をより強く感じるようになってしまうおそれがあります。

高齢者はトレーニング以前にメタボ対策や足腰の衰えを防ぐことが必要

年をとると尿もれする人が増え、骨盤底の健康は高齢になればなるほど重要です。骨盤底トレーニングは高齢者にも有用ですが、身体機能全般で考えるとき、膀胱・尿道機能だけでなく足腰の力や骨粗しょう症防止を含めて対策を立てないとQOL(生活の質)の向上や日常生活範囲の拡大につながりません。

骨格・筋肉がしっかりしていれば骨盤底障害はおこりにくく、また、まめに体を動かし全身の運動能力を維持している高齢者は、メタボリック症候群にもなりにくい傾向があります。メタボ対策や足腰の衰えを防ぐロハスな(環境や健康に意識の高い)生活などは、骨盤底障害とも密接な関係をもつテーマであるといえます。

この年代では、糖尿病、変形性脊椎症などが増加し、これらよくある疾患から来る骨盤底や排尿のトラブルが増えます。生活習慣病などであれこれと投薬を受けている高齢者には、多重投薬による膀胱障害がみられます。

若いときから骨盤底を意識して健康管理を

最後に、普段のちょっとしたくせや習慣が、骨盤底のゆるみにつながることもあるということを覚えておいてください。

たとえば、排尿するときおなかに力を入れたり、尿が止まった後に尿をしぼり出そうとおなかに力を入れる人がいますが、これは腹圧で膀胱の出口をこじ開けていることになります。排尿の度にこんなことをくり返していると、将来、おなかに力が入ったときに尿がもれる「腹圧性尿失禁」を起こす原因になるので、お腹の力で尿を絞り出すことは絶対にやめましょう。
また、便秘がちの人が毎日のようにトイレで長時間いきむのは、骨盤底が緩んで、年をとったとき肛門が下がってくる原因になります。スムーズに排便できるように、食事と生活を整えましょう。

以上、骨盤底と排尿機能の健康を保つためには、不具合を自覚する以前の長い地道な健康管理が必要、ということがご理解いただけたものと思います。

※この記事は2008年12月に配信された記事です

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怒りの対処法「アンガーマネジメント」で人間関係を円滑に

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

仕事に家事に多忙な毎日。ちょっとしたことでイライラしていませんか? そんな怒りをコントロールするのが「アンガーマネジメント」。その方法をまとめました。

怒りの対処法「アンガーマネジメント」で人間関係を円滑に

怒りをコントロールしてストレスを減らす

レジで待たされイライラ……、上司に小言をいわれ憤慨……。すぐ怒ってしまったり、怒り出すと止まらないといったことはありませんか? 怒りは自然な感情ですが、激しい気持ちに振り回されて「仕事が手につかない」、「人間関係が悪化」といった支障もでてきます。

そこで、取り入れたいのが「アンガーマネジメント」です。アンガーマネジメントとは、怒りをコントロールしたり、癒やしたりする方法のこと。1970年代にアメリカで開発された、心理トレーニングがその始まりです。エグゼクティブが取り入れるなどして、日本でも近年急速に広まりました。

「あの時、怒らなければよかった」といった怒りにまつわる後悔や、「小さなことでもイライラしてしまい疲れる」などのストレスも減らすことができます。ただし、怒りの感情をなくしたり、無理に押さえ込んだりすることは不要。怒りの感情自体は悪いことではありません。自分の怒りの感情を理解し、コントロールすることが重要なのです。

アンガーマネジメント流 怒りの対処法

もしイライラしたり、カッとなったりしたら、次のことを取り入れてみましょう。怒りの感情が爆発するのを防ぐことができます。

◯6秒ルールで時間を稼ぐ

アンガーマネジメントの方法として有名なのが「6秒ルール」。怒りの感情のピークは、最初の6秒だとされます。そこで、この6秒をやり過ごすという方法です。怒りを感じたら、自分に「落ち着いて」と問いかけてみたり、手に指で怒りの内容を書くなどして、6秒をやり過ごしましょう。

◯怒りを感じた場所を離れる

強い怒りを感じて、自分の感情がコントロールできないと思ったら、まずその場を離れましょう。物理的に環境を変えることによって、相手を怒鳴り散らすなどの攻撃的な行為を避けることができます。

◯怒りに点数をつける

怒りという感情は目に見えないもの。怒りとひとくくりにするだけでなく、点数をつけて客観視することで、冷静に理解しやすくなります。まったく怒りを感じていない状態を0、絶対に許せないと思うくらいの激しい怒りが10です。怒りの感情が湧き上がった時、点数をつけるクセをつけることによって、自分の怒りの種類やクセを知ることもできます。

◯深呼吸をする

怒りを感じると、体は自律神経の交感神経を優位にします。心拍数を上げて体を攻撃モードにして備えるためです。逆に副交感神経は体をリラックスさせるもの。怒りを感じたら、深呼吸をしましょう。深呼吸すると、副交感神経を優位にする効果が。深呼吸で体をリラックス状態にすれば、怒りがトーンダウンしてくるでしょう。

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