生理前にイライラしたり、便秘になったり。こういった症状にも体質があります。セルフチェックで体質を見極めて、自分に合った適切なケア法を取り入れましょう。

生理前の不調からホルモンバランスの乱れが分かる【体質チェックリスト】

タイプ別ケアで、女性ホルモンの乱れを整える

生理前に女性ホルモンの影響で体調が悪くなったり、気持ちが不安定にる女性は多いもの。どうして女性ホルモンが乱れるのか、その原因は人それぞれです。でも、体質ごとにアプローチしていけば、ホルモンバランスの影響を小さくすることができます。まずはセルフチェクで自分の体質を見極めましょう。女性ホルモンの乱れが大きくてどの項目も当てはまる人は、強く感じる症状が最も多いタイプを選び、そのタイプのケアからはじめてください。

<生理前のセルフチェック>

あなたの生理前の状態に当てはまるものをチェックしましょう。一番数の多いものがあなたのタイプになります。

◯自律神経の乱れタイプ
・体がだるい、スムーズに動かない
・肩こりがひどくなる
・手足の冷えが強くなる
・不安感が高まる
・めまいがする
・下痢になる
・部屋を片付けたくなる
・目や鼻にアレルギー症状がでる

これらの項目が多く当てはまる人は、自律神経が乱れている可能性があります。
体の各器官をコントロールしている自律神経には、体を攻撃モードにする「交感神経」と、リラックスモードにする「副交感神経」があります。体はこの2つのバランスをうまくとりながら、各器官を働かせています。
このタイプの人は、普段から「交感神経優位」の生活となっているため、興奮や緊張状態になりやすい傾向があります。その結果、血管・神経系に不調が出やすい体質に。ストレスで自律神経が乱れると、卵巣への指令がうまく伝わらず、女性ホルモンが乱れてしまいます。精神面よりも生理痛が強く、生理中も不調を強く感じるのがこのタイプの特徴です。
さまざまな症状が出るのは、交感神経優位のため血流が悪く、体の末端はもちろん、子宮や卵巣へ栄養が十分に届いていないから。湯船につかり体を温めて、血流を促し、ホルモンバランスを整えましょう。また、体がこっている人が多いので、マッサージやストレッチをして筋肉をゆるめリラックスをするのがよいでしょう。副交感神経が優位になり、女性ホルモンのバランスも整います。

◯セロトニン不足タイプ
・食欲が増す
・便秘になる
・頭痛がする
・眠くなる
・喉が乾く
・短気になる
・涙もろくなる
・一人でいたくなる

これらの項目が多く当てはまる人は、セロトニン不足の可能性があります。

「セロトニン」とは、別名「幸せホルモン」。30代以上の人は、女性ホルモンの「エストロゲン」と同様に、セロトニンの分泌量も低下していきます。特にこのタイプの人は、セロトニンが減少ぎみに。生理前に、体よりも精神面での不調が出やすい傾向にあります。生理前に食欲が増したり、眠くなったり、気分が落ち込むのは、「エストロゲン」の低下と共に、脳内の「セロトニン」も低下していることが原因です。
こういったタイプの人は、呼吸を整えるよう心がけてみましょう。姿勢が悪く呼吸が浅くなりがちな人は、ゆっくり長めに息を吐くようにして、体のすみずみまで酸素を届けることを意識しましょう。そうすれば、卵巣にも酸素が届き、不調が軽くなるはずです。セロトニンは、同じリズムを繰り返す運動でも分泌されます。ウォーキングなどを週に数回取り入れると、女性ホルモンも整ってくるでしょう。

◯卵巣疲れタイプ
・下腹部痛が出る、または下腹部が張る
・乳房が痛くなったり、張る
・ニキビができやすくなる
・体や顔がむくむ
・おりものが増える
・イライラする
・腰が痛くなる
・化粧のりが悪くなる

これらの項目が多く当てはまる人は、卵巣が疲れている可能性があります。このタイプの人は、体のむくみやイライラ、下腹部に張りを強く感じたり、にきびが出ることも。20~30代前半の人は、自律神経の乱れやセロトニン不足からくる女性ホルモンの乱れが原因の場合が多いので、卵巣ではなく、上記の「自律神経の乱れタイプ」「セロトニン不足タイプ」のケアをしてください。
30代後半~50代でこれらの項目が多い人は、加齢による卵巣機能の低下で、女性ホルモンが乱れていることが原因です。ケアするためには、食事でたんぱく質、ビタミンE、カリウムなど、卵巣の新陳代謝をスムーズにし、女性ホルモンを活性化する栄養素を摂ること。また、適度な運動でも女性ホルモンの「エストロゲン」は活性化するので、有酸素運動を取り入れるとよいでしょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

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