執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

5月病、6月病の原因にもなる怒りのストレスを、我慢ではなく上手にコントロールする、アンガーマネジメントのコツを紹介します。

イラッとしたときに使える、怒りを上手に伝えるコツ・受け流すコツ

怒りは喜びや悲しみと同じように人間の自然な感情

イライラして疲れたり、つい爆発して落ち込んだり……。そんな「怒りストレス」は5月病や6月病の引き金にも。そこで取り入れたいのが「アンガー(怒り)マネジメント」です。怒りは悪いものと思う人が多いようですが、喜びや悲しみと同じように人間の自然な感情。怒りを我慢するのではなく、怒りを認めてコントロールする方法が、アンガーマネジメントです。

アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで生まれた、怒りの感情とうまくつきあうための心理トレーニングです。怒りの感情は、抑えようとしてもなかなかうまくいかないものですが、日本アンガーマネジメント協会の安藤俊介さんによると、大切なのは怒らない努力をするのではなく、上手に怒る方法を知ることだそう。「怒るべきことは相手にわかりやすく伝え」、「怒らなくてもよいことはスルーする」ことがポイントです。怒りをコントロールすることができるようになると、ムダなイライラが減り、自分も周りもグンと楽になります。早速試してみましょう。

「怒りを相手に上手に伝える」コツ

まずは怒ったとき、怒りを相手にわかりやすく伝えるスキルをご紹介します。感情のおもむくまま爆発すると人間関係が気まずくなりますが、工夫次第で相手に怒りを伝えることは可能です。

●「自分の気持ち」より「リクエスト」を伝える
怒りには「自分の気持ち」と「リクエスト」という二つの要素が入っています。ほとんどの人は「心配した」など自分の気持ちをメインにしがちですが、「危ないから~しないでね」とリクエストを先に伝えると、怒りの理由が相手に伝わりやすく、感情も抑えられます。

●怒るときの主語は「あなた」ではなく「私」に
怒っているときは、「(あなたって)いつもこうよね!」など、主語を相手にしがち。その後は非難の言葉になってしまいます。「私が困るので返してほしい」など、最初に口にする言葉を「私は」にするだけで、伝わりやすくなります。

「怒りを上手にスルーする」コツ

次に、怒りを「上手に受け流す」ワザを身につけましょう。初めは難しくても、続けるうちにコツをつかむことができます。

●変えられるものと変えられないものに分ける
世の中には変えられるものとそうでないものがあります。例えば、誰にでも苦手な人はいますが、他人の性格は変えられないもの。合う回数や時間を減らすなど、工夫で変えられるものは何かを探しましょう。

イラッとしたときに使える、怒りを上手に伝えるコツ・受け流すコツ

●6秒間だけ思考を停止してみる
カッと沸く怒りの感情は激しく感じますが、爆発状態は意外と長く続かないとか。アンガーマネジメントでは「6秒でピークが過ぎる」と考えます。カッとしたら心の中で6つ数えるなどして、なんとかやり過ごしましょう。後悔するほどの暴言を相手に吐いてしまうなど、最悪の事態は避けられます。この6秒間に口角を上げたり、手のひらをグーパーするなど体を動かすことも効果があります。

おすすめ

  1. 妊娠初期の出血の原因と対処法-少量なら大丈夫?気をつけること
    人生を成功に導く4つのヒント|自分の可能性を信じる自己効力感とは?
    「自己効力感」の高い人と低い人の違い 自己効力感とは、心理学者アルバ…
  2. 身近に『うつ病』ぽい人がいたらどう声をかけたらいい?心配なときの対応法
    身近に『うつ病』ぽい人がいたらどう声をかけたらいい?心配なときの対応法
    身近に元気がない・うつ病っぽいなと思う人がいたら… 今、あなたの周り…
  3. 突然顔の半分が動かなくなる顔面神経麻痺(ベル麻痺)|原因はストレス?
    突然顔の半分が動かなくなる顔面神経麻痺(ベル麻痺)|原因はストレス?
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと スト…
  4. 人間関係がうまくいかない原因は自分にある?|ユング心理学シャドウとは
    人間関係がうまくいかない原因は自分にある?|ユング心理学シャドウとは
    【執筆】ピースマインド・イープ 若尾秀美 努力の結果が出ないのは…
  5. 不安神経症になりやすい人の特徴|発症しやすい年齢は20代~30代の女性
    不安神経症になりやすい人の特徴|発症しやすい年齢は20代~30代の女性
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …