「チャーン」「ハーイ」「バブー」と発言するのが印象的な、テレビアニメ「サザエさん」のイクラちゃん。実際に1歳くらいの子どもは、どれくらい話せるのかまとめました。

イクラちゃんは言葉が遅い? こどもの発語はいつから?

1歳くらいから、おしゃべりしだす子が多い

子どもはいつくらいから発語するのでしょうか。実際のところ、子どものおしゃべりは個人差がとても激しく、早い子では8ヶ月くらいで「マンマ」などの言葉を話す子もいます。一般的には、だいたい1歳を過ぎると、単語を言ったりするよう。逆に、遅い子では1歳8カ月くらいで突然話しだす子もいます。1歳前後で約50%の赤ちゃんが何かしら意味のある単語を発言。1歳3~4カ月で約90%の近くの赤ちゃんが1語以上をしゃべれるようになると言われています。

テレビアニメ「サザエさん」にでてくるイクラちゃんの年齢も1歳(フジテレビ公式サイトによる)。「チャーン」「ハーイ」「バブー」などの発語を考えると、年相応に感じられます。ただ、イクラちゃんはこの3語をたくみに使って、カツオやワカメともコミュニケーションをとることが可能です。身振り手振りや、感情表現の豊かさを考えると、イクラちゃんのコミュニケーション能力は年齢よりも高いように考えられます。

1歳で一語文、2歳で二語文が目安に

子どものおしゃべりの目安は、1歳で「マンマ」などの一語文を話し、2歳で「マンマ、たべる」などの二語文を話すと言われています。1歳で覚えた単語をつなげて話すようになるのが2歳頃。相手の言葉もだいぶわかるようになってきます。早い子では、2歳半頃から3~4語をつなげ、文章にして話す子もいるそうです。

子どもは、まわりの人とコミュニケーションをとることによっていろいろな言葉を覚えていきます。イクラちゃんは、ノリスケさんとタイコさんとの核家族ですが、親戚の磯野家&フグタ家と仲良しなため、頻繁に様々な年齢の人と会話をしています。これが、イクラちゃんの言葉の発達によい影響を与えているのではないでしょうか。

また、「サザエさん」の中では、食事中にテレビを見ていたり、子どもたちだけでテレビを見ているというシーンは出てきません。これも、子どもたちのコミュニケーション能力の発達によい環境のひとつ。幼少期にインターネットやテレビばかり見ていると、コミュニケーション能力の低下を生じさせると、日本小児科医会は提言しています。メディアに没頭していると、人とかかわる経験が不足するためです。そのほか、日本小児科医会が発表している項目は以下になります。

・2歳までのテレビ・ビデオの視聴は控えましょう

・授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴は止めましょう。

・すべてのメディアに触れる合計の時間を制限しましょう。目安は、1日2時間まで。テレビゲームは1日30分までが目安です。

・子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パソコンを置かないようにしましょう。

・親と子どもで、メディアを上手に利用するルールを作りましょう。

大人にとってコミュニケーションが取りやすいスマホなどのツールも、子どもにとってはコミュニケーション能力の発達の妨げになることも。便利なツールですが子育てにおいては上手に距離を取りながら、接していきましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと