知っているようで知らない“ネイルの危険性”について

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

キレイに整えられたネイルは、女性らしくてとってもおしゃれ。その反面、ネイルには危険性も秘められています。その気をつけたいポイントをご紹介します。

知っているようで知らない“ネイルの危険性”について

爪水虫やグリーンネイルの危険性も

手や足のネイルがキレイだと、すみずみまで気を使っていておしゃれな人だと感じます。その反面、出血したり、爪カビになったりと、現在では爪のトラブルも増えています。おしゃれなネイルを安全に楽しめるように、注意点をご紹介します。

マニキュアで注意したい2つのポイント

1)マニキュアを塗りっぱなし
マニキュアには、発色を良くしたり、速乾性を良くするために化学物質が使われています。吸い込むと頭痛やめまいを引き起こす成分が配合されていることも。塗るときは、マニュキュアに顔を近づけないようにして塗りましょう。また、ずっとネイルをし続けると爪が黄色に変色することが。1週間ネイルをしていたら、1週間休むなど、感覚を調整して楽しんで。最近では、爪にやさいしい成分でできたネイルポリッシュも販売されています。

2)ネイルをオフせずに重ね塗りする
せっかく塗ったネイルが剥げてしまったとき、全部落としてから塗り直すのはめんどう。剥げた部分だけ重ね塗りしたことありませんか? 重ね塗りするとその隙間に水が入り込み、菌が繁殖する可能性も。特に足の爪は伸びるのが遅く、菌が繁殖しやすいので注意して。

ジェルネイルで注意したい3つのポイント

1)爪を削りすぎる
ジェルネイルを付ける際に、爪の表面を削って整えます。一般的な女性の手の爪の厚みは0.5mm前後と薄くて繊細。ジェルネイルを何度も繰り返すことにより、削りすぎ、出血や化膿というトラブルが発生することが報告されています。ネイリストの技術力にもよりますが、爪を削りすぎて割れてしまったということも。痛みや違和感を感じたらすぐストップしてもらいましょう。

2)除光液で爪が乾燥する
マニュキュアと同様、ジェイルネイルもアセトン入りの除光液でネイルオフします。ジェルネイルの場合、特に除光液に爪を浸している時間が長いため、爪が乾燥しがち。爪の黄ばみや、爪が割れやすくなるなどのリスクがあります。

3)手を洗ってもよく拭かない
爪が緑色に変色する感染症のことをグリーンネイルと言います。自爪とジェルネイルの隙間に、水がたまりやすくなり緑膿菌に感染したもの。また、ネイルをしていると爪水虫にも感染しやすくなるので、いつもより清潔にすることを心がけましょう。水仕事が多い人は、感染しやすいので注意が必要です。ジェルネイルが一部でも剥がれてきたら、ネイルサロンでリペアするか、ネイルをオフしましょう。ネイルでトラブルが起きたら、皮膚科に相談をして下さい。




その夏バテ症状『かくれ脱水』では?放置すると熱中症の恐れも…

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

体がだるい、疲れやすいと感じたら「夏バテかな」と思いますよね。でも、その症状、軽度の脱水症の前段階にあたる「かくれ脱水」かもしれません!

二日酔いや夏バテもかくれ脱水のひとつ

体内の水分量は、成人で60%ほどにもなるといいます。つまり体の半分以上は、水分ということ。それが、気温の高いところにいたり、激しい運動をして汗を大量にかいたりすると、水分量が低下。すると、脱水症が起こります。

一般的に、体液の3〜5%を失うと、めまいやたちくらみ、口の渇きなどの症状に。さらに6〜9%で頭痛や悪心など、10%以上を失うと、意識障害が起こるとされています。脱水症は進行するまで症状がでにくいのが特徴です。特に、お年寄りは体液も50%ほどに減少しており、脱水症になりやすいのです。

そこで、提唱された言葉が「かくれ脱水」。軽度の脱水症よりも前の段階のことを表した言葉です。この段階では、脱水症になりかけているのに、本人は気づいていないことがほとんど。実は、二日酔いや夏バテも「かくれ脱水」のひとつなのです。下記に、かくれ脱水のサインをご紹介します。

その夏バテ症状『かくれ脱水』では?放置すると熱中症の恐れも…

<自分では気づきにくい「かくれ脱水」のサイン>

○ だるい、疲れやすい、眠い

夏バテとよく似た、だるさ、疲労、眠気に襲われたりします。これも、かくれ脱水のサイン。体液が減少することにより、体が疲れやすくなっているため、こういった症状があらわれると考えられます。

○ ふらつく

体の水分が減少すると、血流が悪くなるために、たちくらみやふらつきが起こることが。

○ 足がつる

体内の塩やミネラルなどが減少すると、筋肉が痙攣しやすくなります。そのため足がつりやすくなることに。

○ 尿の量が少ない、のどが渇く

夏バテは自律神経の乱れによっても起こりますが、これと、かくれ脱水を区別しやすい症状がこちら。上記の症状に加えて、尿量の減少が見られたり、のどの渇きを感じたら、かくれ脱水を疑って。

放置すると熱中症になる恐れも

かくれ脱水は、夏バテの症状と似ているため、自己判断がつきにくいもの。放置しておくと、脱水症になるだけでなく、熱中症にもなりやすくなります。なんとなくいつもと体の調子が違うと感じたら、まずかくれ脱水を疑いましょう。経口補水液を飲んで、体の水分を補給し症状が改善すれば、かくれ脱水です。

水分補給にはスポーツドリンクを飲むのもよいですが、脱水症の場合は治療飲料である経口補水液を。経口補水液は、塩分と糖分をバランスよく配合した飲み物で、体に吸収されやすくなっています。スポーツドリンクは、電解質濃度が低く、糖質が多め。運動の後には適していますが、脱水症の改善には経口補水液の方が適しています。

また、ふだんから規則正しい生活を心がけ、暑くて食欲がないからといって食事を抜かないこと。1日で体に入る水分は約2500ml。そのうち、食べ物から1000mlの水分を摂取しているとされます。食事以外で必要な水分補給として、2時間ごとにコップ1杯の水分をとりましょう。なお、アルコールやカフェイン入りのお茶は、利尿作用で逆に体の水分を排出してしまうので注意を。万全の体調管理で、暑い夏を乗り切りましょう。

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これぐらいは知っておきたい! 熱中症予防に役立つ飲み物・食べ物

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

猛暑日が続くなか、熱中症に注意喚起するニュースが連日報道されています。そこで、基本的な熱中症予防に役立つ飲み物と食べ物をご紹介します。

カフェイン入りのお茶は水分補給にならない

災害レベルといわれるほどの、暑い夏。熱中症予防対策は十分でしょうか? 厚生労働省では、室内外問わず、喉の渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、経口補水液などを補給することを呼びかけています。そこで水以外に、積極的にとりたい飲み物と食べ物をまとめました。

これぐらいは知っておきたい! 熱中症予防に役立つ飲み物・食べ物の選び方

<熱中症予防に役立つ飲み物・食べ物>

○ 麦茶

夏の定番のお茶といえば麦茶。夏場は、汗でミネラルを失いがちです。麦茶には、カリウムやリン、ナトリウムなどのミネラルが含まれており、汗で流れたミネラルを補給することができます。また、麦茶はノンカフェインなのもポイント。カフェインには利尿作用があり、体の水分を排出してしまいます。カフェインの成分があるお茶の飲み物やアイスコーヒーを飲んでいても、逆に水分を排出してしまうことになるので注意して。

○ スポーツドリンク

運動後など、たくさん汗をかいた後は、体の塩分とエネルギーが失われがち。塩分、糖分を含むスポーツドリンクは、それらを補うことができます。ただ、塩分と糖分がたっぷり含まれているので、飲み過ぎに注意を。スポーツドリンクは2〜3倍に薄めた方が体に浸透しやすく、塩分と糖分の取りすぎも防げます。

○ 牛乳や乳製品

ややきつい運動後に牛乳や乳製品を摂ると、体温の調整機能が改善するそう。牛乳にはタンパク質と糖質が含まれており、これらを一緒に摂ることで血液量が増加して汗をかきやすい体に。暑さに順応できるため、熱中症になりにくい体を作ることができます。

○ 梅干し

少し動くだけで汗をかくため、体がバテやすくなっています。体の疲労物質をはやく除去するためにも、クエン酸を含む梅干しは最適。塩分補給のほか、殺菌効果もあります。クエン酸を含む食材は、柑橘類やお酢なども。

○ モロヘイヤ

汗で流れ出たカリウムを補給してくれるのが、モロヘイヤ。カルシウム、鉄などのミネラル、造血作用のある葉酸も含んでおり、栄養価の高い食材です。栄養補給をして熱中症になりにくい体を作りましょう。

○ 豚肉

豚肉にはビタミンB1がたっぷり。ビタミンB1が体内に不足すると、糖質をとってもエネルギーに変えることができず、疲労やだるさにつながります。1日のビタミンB1の推奨量は、成人男性で1.4mg、成人女性で1.1mg。豚モモ肉(赤身)は、100gあたり1.01mgとビタミンB1が豊富です。梅干しベースのソースを作って合わせれば、クエン酸が一緒に摂れるので◎。

○ 納豆

納豆には、ビタミンB1とミネラルが豊富です。夏場は、食欲がなく冷たい麺類を食べることが多くなりがち。麺類に納豆をプラスすることで、麺類の糖質をエネルギーに効率よく変換して、疲れにくい体を作り、熱中症予防に役立ちます。

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熱中症になりやすいのはどっち? 汗が多い人と汗が少ない人

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

連日ニュースで注意喚起されている熱中症。汗が多いタイプの人と、少ないタイプの人ではどちらがなりやすいのでしょうか? 熱中症予防対策とともに解説します。

サラサラとした汗をかける人はなりにくい

高温多湿の夏で気をつけなければならないのが熱中症。こまめに水分補給したり、体を休めたりなど、体調管理が必要です。
熱中症は、気温と湿度が高い環境に体が適応できないときに起こる症状の総称。めまいや立ちくらみ、吐き気、筋肉痛や頭痛など、さまざまな症状があらわれます。すぐに対処しないと、死に至ることも。特に、真夏に屋外で1時間以上過ごす場合には、熱中症の予防に水分と塩分の補給が必須です。

熱中症になりやすいのはどっち? 汗が多い人と汗が少ない人

また、日頃から熱中症予防に意識したいのが汗のかきかた。汗が多い人と汗が少ない人、どちらが熱中症にかかりやすいと思いますか? 正解は、汗が少ない人なんです。それは、汗をかくと体から熱が放出されるため。ふだんからしっかり汗をかける体にしておくことが、熱中症予防対策にもなります。しかし、昨今ではエアコンが完備された室内にずっといることで、汗を出す汗腺が退化し、自分で体温調節ができない体になっている人が多くなっています。

また、汗には2種類あり、サラサラした汗と、ベタベタした悪い汗があります。いい汗は、さらっとして蒸発しやすく、効率的に体温調節ができます。しかし、ベタベタした悪い汗は、蒸発しにくいため体温調節がうまくできません。また、汗に体のミネラルなどが入っているため、こうした必要な成分を失いやすいという問題も。こうした理由で、悪い汗の場合は、汗をかいていても熱中症になりやすくなります。

汗を出せる体をつくるために今日からできること

熱中症予防に、いい汗をかける体を作るためには、汗腺がしっかり働くようにトレーニングするのがおすすめです。ふだんから、30分程度でいいので汗ばむ程度の運動をするように心がけましょう。

また、暑くて運動できない、運動が苦手な人は、お風呂で行う「手足高温浴」を。湯船に、42〜44度の高めのお湯を15cmくらい張り、手からひじまでと、足先からひざまでの体の末端をお湯につけます。四つんばいのような姿勢で10分ほどつかり、一番汗腺が衰えやすい体の末端を温めましょう。この体勢がつらい場合は、ひざ下だけを温める足湯でもOKです。その後、さらに37〜38度のぬるめのお湯で半身浴をすると◎。体の深部が温まり、いい汗をかけるようになります。

そしてお風呂上がりは、うちわや扇風機の弱い風で自然に汗がひくのを待ちましょう。どうしても冷房が必要な場合は、27度以上に設定を。またトレーニングの前後は、水分補給を忘れずに。ただし、冷えた飲み物は脳のセンサーが反応して汗をとめてしまうので避けて。常温の水がベストです。この手足高温浴や半身浴を3週間ほど続けると、体の汗腺が活性化していい汗をかけるように。暑いからとシャワーですませず、湯船を活用して熱中症予防を行いましょう。

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アウトドアで注意すべき虫|こんな症状がでたら病院へ!刺された時の対処法

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

夏休みシーズン到来! 都会の喧騒を離れて、大自然に身をおくアウトドアはこの時期の一大イベント。でも、ふだん出会わない虫もいるので注意を。

刺されたり噛まれたりした時の対処法

アウトドアは大自然を満喫できる一方、都会ではあまり見ることのない虫もたくさんいます。昨今では、外来種の虫も多く生息し、より注意が必要になってきました。そこで危険な虫とその症状、対処法をまとめました。

アウトドアで注意すべき虫|こんな症状がでたら病院へ!刺された時の対処法

<症状別・刺された時の対処法>

○ ヒアリ

ニュースでもよく取り上げられているヒアリは、南米原産のもの。赤茶色の体で、体長は2.5〜6mm、お尻に毒針を持つのが特徴。2017年に国内で発見されて以来、貨物船のコンテナが出入りするところで見られています。

(症状)
毒針に刺されると激しい痛みがあります。患部を冷やし、虫刺され用の薬を塗っておけば1〜2週間で治ります。ただし、過去にハチに刺されてハチ毒のアレルギーがある人は、ヒアリの毒でも反応を起こす可能性が。30分ほど様子を見て、呼吸が苦しい、気分が悪いなどの症状がある場合は、すぐに病院へ。

○ アブ・ブヨ

ミツバチやハエによく似ている虫。きれいな川や渓流の近くに多く生息します。

(症状)
ハリで刺すのではなく、皮膚を噛み切るので痛みがあります。噛まれたら、きれいな水で流すか、消毒液があれば、消毒を。患部を押して、虫から注入された液体を出すと症状が軽くなりますが、無理にしなくても大丈夫。症状が長引く場合は、皮膚科を受診しましょう。

○ マダニ

草むらにいるダニがマダニ。動物の血を吸って生きているので、マダニに噛まれると、まれに感染症を起こすことがあります。予防のためには、森や草むらに入る時、長袖、長ズボンを着用すること。

(症状)
マダニが噛んでいる時、無理に引きはがすと皮膚内にマダニの体の一部が残る場合が。無理に引きはがさず、医療機関を頼るのがベター。

○ スズメバチ

黄色と黒の体をした大きなスズメバチ。特に夏場は巣が大きくなることもあり、攻撃性が高まっています。黒などの濃い色の服や、整髪料や香水などに反応することがわかっているので、アウトドアへ行く時は避けて。

(症状)
刺されてしまったら、毒が体にまわるのを防ぐために、患部の根元(手の場合は腕、足の場合は足の付け根など)をタオルや手ぬぐいで縛りましょう。患部を冷やしながら、呼吸困難などの症状がないか確認を。苦しそうだったり、意識が朦朧としていたら、ただちに救急車を呼んで。

○ トビズムカデ

日本では最大級のムカデといわれており、8cmくらいから大きいもので20cmくらいのものも。雑木林などに生息しており、夜間エサを求めて民家やテントに入ってくる場合もあるので注意を。

(症状)
噛まれると毒が皮膚に入り激痛に襲われます。患部を冷やして経過観察を。まれに激しい反応が出る場合もあります。その場合は、すぐ病院へ。

アウトドアでは、「気づいた時には刺されていた」と何の虫に襲われたかわからない場合も。山奥に入る場合は、長袖と長ズボンを着用し、虫除けスプレーや消毒液を準備しておきましょう。患部が赤く腫れてしまった場合は、冷やすことで応急処置ができます。症状がひかない場合は、近くの診療所や病院をすみやかに受診しましょう。

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素敵なスタイルは骨から!カルシウムを効率よくとる方法

ノーイメージ

【お話を伺った人】中島 信治先生

幸生クリニック院長 日本医科大学卒業、ザールランド大学留学、日本医科大学教授、老人病研究所所長を経て1993年より現職。高島平2丁目整形外科顧問。

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(編集・制作 (株)法研

ナイスバディは骨格がささえている。骨粗しょう症の予防のためにも、若いうちからカルシウムを十分とって、骨を丈夫にしておきましょう。

骨粗しょう症は若いうちから予防しよう

身体を支えているのは骨。いつまでも素敵なプロポーションで健康美人でいるためには、骨の健康を維持することが大切です。

とくに、女性は骨粗しょう症になりやすいといわれています。骨粗しょう症とは骨からカルシウムが溶け出し、骨がスカスカになってしまった状態です。ちょっと転んだだけでも骨折したり、腰痛や、腰が曲がるといった症状を引き起こしてしまいます。

骨粗しょう症の原因は、加齢による骨のカルシウムの減少だけではなく、偏食など長年のカルシウム不足の食生活や、閉経による女性ホルモンの変化があげられます。閉経は女性にとって避けられませんが、カルシウムは骨に貯えることができるのです。若いうちからカルシウムをしっかりとっておけば、骨粗しょう症を予防することができます。

素敵なスタイルは骨から!カルシウムを効率よくとる方法

カルシウムのとり方に要注意!

骨粗しょう症を予防するポイントは、カルシウムの吸収をさまたげたり、骨からカルシウムを出やすくしてしまう食事内容や生活習慣を改め、カルシウムの体内蓄積量を多くすることです。

まず食事ですが、骨にはカルシウム。これはもう常識ですね。1日800mgが目安ですが、食べ方にも注意し、効率のよいカルシウム摂取を心がけることが大切です。たとえば調味料で、塩分が多いと尿からのカルシウムの損失が大きくなるため、味つけは薄くしたいものです。また、リンが多ければカルシウムの吸収が悪くなってしまいます。リンが多く含まれているスナック菓子やインスタント食品、加工食品のとり過ぎに注意しましょう。

たんぱく質の取り過ぎも要注意です。たんぱく質を作っているアミノ酸のうち、硫黄を含んだアミノ酸は体内で酸化されて硫酸となり、骨のカルシウムを溶かして尿から排泄させてしいます。体重50kgくらいの女性であれば1日50gくらいで十分です。

工夫しだいでカルシウムを効率よく

まず、主食の米にはリンが多く含まれています。とくに玄米は200g中にリンが600mgも含まれているため、骨粗しょう症の予防という意味ではおすすめ食品とはいえません。また、精白米もそのままでは200g中にリンが280mgも含まれていますが、よくとぐことによって144mgにまで減らせます。

小魚や貝類にはカルシウムが多く含まれていますが、リンも多く含まれています。さらに小魚の佃煮、めざし、丸干しにはカルシウムの損失を多くする塩分が多く含まれています。小魚・貝類では殻ごと食べられる桜エビ、シジミやハマグリがおすすめです。

バランスがよいのは海藻です。とくにひじきはリンが少なくカルシウムの多い食材です。野菜ではダイコンやカブの葉、小松菜などの葉もの野菜にリンよりカルシウムが多く含まれています。大豆食品では豆腐。またゴマ、こんにゃく、黒砂糖もカルシウムの多い食品です。毎日のメニューに上手に取り入れたいものです。

(「バッチリ、ガッチリ…骨太に」中島信治著、法研より)

※この記事は2005年10月に配信された記事です

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