ペットとのふれ合いは、年齢を問わず心身両面によい影響

安心感や親近感、なついてくれることで責任感も生まれる。血圧や中性脂肪値の改善、通院減少で医療費抑制も

ペットには、心身を癒す力がある

いま、日本はペットブームだといわれます。犬と猫だけでも2,000万頭以上が飼育されていて、多くの人がペットを家族と同じくらい「生活に喜びを与えてくれるもの」と考えています(「ペットフード協会」調査より)。

ペットの存在は気持ちを和ませ、ふれ合う心地よさは誰しも感じることでしょう。多くの研究・報告から、ペットには私たちの心身を「癒す力」のあることが明らかになっています。ペットを飼うことは、長生きにつながるかもしれません。

一般的に私たちが感じ取れることや、内外の研究・報告が明らかにしているペットの健康効果を挙げてみましょう。

犬や猫と暮らすと長生きできるってホント?

●ペットで心が癒される
・ペットが身近にいるだけで「ホッ」とした気分になれる
・エサやりやトイレの始末などの世話をすること、ペットからなつかれることなどで、「自分が必要とされている」と責任感が生まれる
・会話をしなくても、お互いを認識して感情を通じ合わせることができる
・犬や猫、うさぎなど体毛の多い動物と直接ふれ合うと、毛ざわりや体の温かさが心地よい
・抱きしめたり一緒に寝たりして親近感を味わえる
・ペットは決して他言しないから、ぐちや不満をこぼすことができる

●ペットは体を健康にする
・ペットを飼っている人の血圧や中性脂肪などの検査値は、ペットを飼っていない人より低め
(これは、ペットとのふれ合いでストレスが発散され、リラックスしたときに優位になる副交感神経が活性化されること、犬の散歩など世話をすることで運動量が増加することなどが影響しているとみられています)
・犬を飼っている人は飼っていない人より通院回数が少ない
(通院回数が減れば大きくは国民医療費の抑制につながります)

子どもや高齢者にもさまざまな好影響

犬や猫と暮らすと長生きできるってホント? 人の心身を癒すペットの力

●ペットを飼うと思いやりのある子どもに
・犬または猫の飼育がもたらす子どもへの効果についてのアンケート調査で、多かった回答は「心豊かに育っている」「生命の大切さを理解するようになった」「家族とのコミュニケーションが豊かになった」など(「ペットフード協会」調査より)
・他者を思いやる心が育つ
(これは、話すことのできない動物とのふれ合いのなかで、相手の気持ちを察する心が育まれるから、といわれています)
・向学心や集中力が向上する
(ペットによるリラックスや癒しの効果がこんなところにも)

●ペットは高齢者を元気にする
・精神面では、「情緒が安定する」「孤独感や疎外感がなくなる」「生きがいと安心感を生む」「笑顔と会話が増える」などの好影響が
・身体面では、「血圧や脈拍が安定する」「病気の治癒(ちゆ)率を高め延命効果をもたらす」「認知症を防ぐ」「高齢者施設では離床効果を高める」などの報告も

●ペットとのふれ合いで「幸せホルモン」
人間の脳の視床下部で作られるオキシトシンというホルモンは、夫婦のきずなや親しい人の間での親密感を強めることから「幸せホルモン」と呼ばれます。互いに見つめ合ったりスキンシップをとることで分泌されますが、これはペットとの関係でも起こります。
ペットをなでたり、ペットと目を合わせ見つめ合ったりすると、飼い主にもペットにもオキシトシンは活発に分泌されるといわれています。

世話をする手間を差し引いても、おつりがきそうなペット効果。自宅で飼うことができなくても、動物園や牧場、ペットショップ、猫カフェなどでふれ合うことができれば、ペットから素敵なプレゼントをもらえるでしょう。

(編集・制作 (株)法研)
※この記事は2015年1月に配信された記事です

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