強すぎる日焼け止めは危険? こんな使い方に注意!

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

気温が高くなるとともに、紫外線の量も最大に。日差しから肌を守る日焼け止めですが、使い方次第では肌への負担にもなりかねません。正しい選び方&使い方をご紹介します。

強すぎる日焼け止めは危険? こんな使い方に注意?!

自分に合った日焼け止めの選び方とは

夏が近づくとテレビで流れる日焼け止めのCM。商品のイメージやパッケージで選んでいませんか? 最近では、地球を覆って有害な紫外線をカットするオゾン層が破壊されているため、1年を通して日焼け止めが必須と注意喚起している皮膚科医もいるほど。そんな、日頃から欠かせない日焼け止めですが、うっかり陥りやすい間違った選び方&塗り方があるので注意しましょう。日焼け止めは年々進化しています。自分に合ったものを選べば、しっかり日焼け止め機能が働き、肌を守ってくれますよ。

肌に負担をかける日焼け止めの選び方・使い方6つ

1、とにかく数値の高いものを選んでいる
「SPA30 PA++」などとパッケージに書いてある数値は日焼け止め選びの目安です。でも、この数値が高ければ高いほどいいと思っていませんか?

パッケージに書いてある数値はこの2つです。

・SPF 紫外線B波を防ぐ指数(UVB)
Sun Protection Factorの略。日光浴で肌が真っ赤に焼けたり、水ぶくれができる日焼けを起こすのが紫外線B波。皮膚ガンやシミの原因にもなると言われ、それを防ぐ効果を表す指数です。

・PA 紫外線A波を防ぐ指数
紫外線B波より強くないものの、光の波長が長く肌の奥まで侵入するのが紫外線A波。コラーゲンを変性させ、しわやたるみなどの原因にもなります。それを防ぐ効果を表す指数です。日本化粧品工業会の分類によると、PA+は「UV-A(紫外線A波)防御効果がある」、PA++は「UV-A防御効果がかなりある」、PA+++は「UV-A防御効果が非常にある」、PA++++は「UV-A防御効果が極めて高い」となります。

SPF30とあれば、何もつけない場合に比べて日焼けまでの時間が30倍かかることを示します。例えば、素肌で紫外線を浴びてから日焼けしてしまう時間が20分の人の場合は20分×30倍=600分(10時間)で、紫外線を浴びてから日焼けするまでの時間を10時間に延ばせるという意味です。ただし、100%紫外線をカットできるということではなく、少なくできるということ。また、同じSPF30の日焼け止めを塗っても、紫外線から肌を守れる時間は個人差があります。

SPF値が高いほど、肌への負担も高くなるので、お買い物など普段のお出かけなら、SPF30以下でPA++、海や山などのレジャーに行くならSPF30以上でPA+++以上のものと、使い分けるのがオススメです。

2、朝塗ったら、日中塗り直ししない
数値が高い日焼け止めを塗っても、汗や衣服のこすれなどで取れてしまっては効果も半減。数値に関係なく、こまめに塗り直すことは紫外線対策に必須。2時間おきに塗り直しを、と指南する皮膚科医もいますが、仕事などで難しい場合もあります。朝、塗ったら、お昼のランチタイムにもう一度塗り直すのが現実的です。一般的なリキッドタイプの日焼け止めだと、メイクの上から塗り直すのは手間がかかりますが、最近では、パウダータイプやスプレータイプのものもあり、メイクの上から日焼け止めの塗り直しが可能に。また、シートタイプの日焼け止めは外出時、体の日焼け止めを塗り直すのに便利です。

3、日焼け止めの成分を見ていない
日焼け止めには、紫外線吸収剤を使っているタイプと、紫外線散乱剤を使っているタイプがあります。それぞれ特徴があるので、自分の肌に合ったものを選ぶ参考にしてください。紫外線吸収剤は、紫外線を皮膚に取り込んで、化学反応を利用して熱として放出します。伸びが良い、白浮きしにくい、べたつかないという使いやすいテクスチャの一方で、肌に負担が大きいとされているもの。下記の成分が入っているのが、紫外線吸収剤を使っている日焼け止めです。

  • ・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(別名:パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル)
  • ・オキシベンゾン-3(2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン)
  • ・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン(4-tert-ブチル-4′-メトキシジベンゾイルメタン)

紫外線散乱剤は、紫外線を肌に取り込むことなく反射させる働きで肌を紫外線から守ります。肌にやさしい一方で、テクスチャの伸びが悪く、白浮きしやすいというデメリットもありますが、年々改善されつつあります。下記の成分が入っているのが、紫外線散乱剤を使っている日焼け止めです。

  • ・酸化チタン
  • ・酸化亜鉛

4、肌が荒れる&乾燥するから日焼け止めは塗らない
日焼け止めを塗ると肌が荒れるという人は、紫外線吸収剤不使用で、ノンケミカルのものを選びましょう。防腐剤、合成香料、合成着色料などの添加物は、肌の負担になります。「赤ちゃん用」「敏感肌用」という記載も目安になります。それでも念のため、購入前に表示成分はチェックしましょう。また、日焼け止めを塗ると乾燥するという人は、セラミドやヒアルロン酸入りのものを探してみてください。乳液タイプの日焼け止めなどに配合されています。また、ボディ用のものを顔に使う人がいますが、これはNG。体の皮膚は顔より丈夫なので、ボディ用の方が肌への負担は大きいと考えて。

5、試し塗りをしていない
成分表をしっかり見て選んでも、その配合量などによって、肌に合う・合わないはあります。その時の体調や年齢によっても相性が変わる場合があります。買う前にサンプルをもらうか、店頭のサンプルをつけて1日過ごし、肌の様子をみてから購入するのがベストです。




春になったら紫外線対策をお忘れなく|日焼け止めのSPF・PAの選び方

【お話を伺った人】漆畑 修

東邦大学医学部客員教授、宇野皮膚科医院院長 1973年東邦大学医学部卒業後、東邦大学医学部皮膚科教室入局。1978年より東邦大学医学部大橋病院皮膚科講師、准教授、皮膚科部長、院長補佐を経て、200…

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(編集・制作 (株)法研

しみ・しわ、皮膚がんの原因にもなる光老化。紫外線によるダメージは長い間に積み重なり、慢性的な皮膚障害に結びつく。

春からはじまっている紫外線による皮膚のダメージ

紫外線と聞いて、何を連想するでしょうか。真夏の太陽? それとも日焼けした肌? 紫外線量は、北半球では夏至のころ、6月に最も多くなります。4月ごろから増えはじめますから、5月のよく晴れた日などは要注意です。真夏の7月、8月ともなると、大なり小なり、紫外線対策をしている人が少なくありませんが、春はまだ、対策があまりとられていないだけに、紫外線の影響を強く受けやすい季節なのです。「まだ大丈夫だろう」と油断していると、そのスキをねらわれてしまいます。

紫外線は、晴れている日だけでなく、曇りや雨の日でも地上に降り注いでいます。曇りの日は晴れの日の約50%、雨の日でも20~30%は地上に到達しているだけに厄介です。晴れの日に外に1時間いるのと曇りの日に2時間いるのとでは、同じ量の紫外線を浴びることになるわけです。

同じことが、建物の中にいる場合についてもいえます。建物や車の中にも、ガラス越しに紫外線は届いています。建物の中の紫外線は屋外の1割以下といわれますが、時間が長くなれば、屋外で浴びるのと同じことです。春だから、曇っているから、建物の中にいるから、と油断していると、紫外線の影響で、皮膚はダメージを受けることになってしまうのです。

皮膚の老化を早める紫外線

紫外線によって生じる急性のトラブルは日焼けです。日焼けは英語ではサンバーン、つまり日光によるやけどです。ひどくなると水泡を生じ、発熱したり、命にかかわることもあります。通常の日焼けなら、赤くほてったり火ぶくれになったりしますが、やがて黒ずんで皮がむけ、見た目はだんだん元の状態に戻ります。問題なのは、こうした急性のトラブルが表面上は治ったように見えても、そのダメージが長い間につみ重なって、慢性的な皮膚の障害へとつながる恐れがあることです。

例えば、しみ・しわは肌の典型的な老化現象と考えられていますが、その大きな原因が紫外線であることがわかっています。紫外線によって受けたダメージが長い間につみ重なった結果、しみ・しわとなってあらわれるのです。光老化と呼ばれています。時に皮膚がんに発展することもあるだけに、注意が必要です。

しみ・しわ、皮膚がんなどの症状は、かなりの年月がたってからでもあらわれるため、高齢になってから初めて紫外線の怖さを思い知らされることが少なくありません。また、症状のあらわれかたや皮膚がんへ結びつく度合いなどは、人種によって、また人によって大きく異なります。
仮にそういう点で同じ素質を持っているとすると、子どものころから成人するまでの間に紫外線をどのくらい浴びたかが、症状のあらわれ方や皮膚がん発症の重要なカギを握っています。要するに、子どものころから紫外線をたくさん浴びていると、それだけ皮膚の老化が早くなるのです。

これからの季節、UVカットは必須

紫外線量が増える季節を迎えたら、日よけ、日焼け止めが絶対に欠かせません。特に春先は、紫外線量が多い割に肌が日差しに不慣れな分、ダメージを強く受けやすいからです。
最善策は屋外に出ないことですが、日常生活のいろいろな場面を考えると、それは現実的ではありません。屋外に出るとき、しっかりと紫外線の害を防ぐ日よけをすることが不可欠です。

長袖で肌の露出を少なくし、つばの大きい帽子と日傘を使うと、かなりの部分がカバーされます。また、UVカット効果のあるサングラスで目に対する悪影響を防ぐことも忘れずに。できるだけ日陰を選んで歩くのも一つの方法です。

日焼け止めの選び方

日焼け止め(サンスクリーン剤)も、この季節は必須アイテム。表示のSPFは、紫外線B波(UVB)をカットする力をあらわすもので、何も塗らない状態と比べて、日焼けが始まるまでの時間を何倍に延ばせるかという目安です。SPF5なら、日焼けするまでの時間を5倍に延ばせるということになります。もう一つの表示PAは、紫外線A波(UVA)をカットする力をあらわし、強い順に+++、++、+となっています。

ただし、効果が高ければそれだけ肌への刺激も強くなりますから、屋外で過ごす時間や自分の日焼けしやすさなどを考えて、適切な日焼け止めを選びましょう。日常の紫外線であれば、SPF20、PA+程度までで十分です。また、汗で流れたり、こすれて落ちることも考えて、こまめに塗りなおす必要があります。

もし日焼けをしてしまったら、炎症部分をシャワーの水などで十分に冷やし、低刺激性の化粧水などで水分を補い、乾燥を防ぎましょう。水ぶくれができたり、広範囲に炎症が起きているとき、痛みがひどいときは、皮膚科専門医を受診することです。

※この記事は2008年4月に配信された記事です

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太さなんて関係ない! 脚や腕を綺麗にみせる全身のスキンケア方法

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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(編集・制作 (株)法研

肌の露出が多いファッションではボディのメンテナンスが大事。露出する部分のボディケアは顔のメイクと同じ。ファッションだと思って楽しく、カッコいいボディを目指そう!

ボディのメンテナンスもファッションの一部

だんだん春めいてきましたね。ノースリーブはもちろん、このところマイクロミニのスカートやパンツの流行でもわかるように、肌の露出が多いファッションを、カッコよく着こなすのが人気ですよね。

「私は二の腕が太いから」「脚が太いから」、なんていう理由で中途半端な半袖を着たり、中途半端な長さのスカートをはいてしまったりすると、かえっておばさん臭くなるから、どーんと肩から腕を見せてしまったほうが、膝小僧から出してしまったほうが、体は引き締まって見えるんですよ。また、シャツやカットソーも、デコルテ(首から胸元にかけて)を見せるタイプのほうが、断然首がすっきり長く、フェイスラインもきれいに見せるんです。つまり、肌をどう露出させるかは、ファッションの一部なんです。

しかし、となると、ボディのメンテナンスもファッションの一部ということです。

ところが冷え対策で肌の露出が少なかった冬の間の肌はというと……。紫外線が当たっていないボディスキンは当然白くなっている。それはいいんだけれど、問題なのは乾燥です。長らく続いた空気の乾きと肌着や服による摩擦で、ボディはカサカサ。腕や脚が乾燥で粉をふいている人って、意外に多いんです。その状態で明るい太陽の下、肌を出してごらんなさい。恐ろしいことに、ブヨブヨむくんで見えるんです。

それは肌が水分不足なのと同時に、表面が凸凹になり、光が乱反射し、透明感のないマットな質感に見せてしまうから。白くてブヨブヨって、ちょっと不健康ですよね。年齢によっては、生活疲れしている印象すら与えてしまいます。

肌を美しくみせるためのスキンケアとは?

今やボディの美しさは、健康美がバロメーター。肌がパーンとはじけるような艶を与えハリがあるように見せるだけで、太めだろうが細めだろうが、美しく見えるものです。

ではそれをどう作るか。肌表面の乱反射を防ぐために凸凹を取り除く。それには軽くスクラブをかける。さらに、みずみずしい透明感を与えるために朝晩、ボディローションで保湿をする。それだけでもみずみずしくなりますが、できるならば、仕上げにボディオイルを薄く全身にのばして、艶を与えてみてください。ボディ専用でなくても、全身に使える美容オイルならなんでもOK。

肌の表面を滑らかにして、水分の透明感を与え、肌表面に艶の膜を作る。この3ステップで、肌全体につるんとした光が回り、肩や腕、ふくらはぎや太もも、足首の筋肉がきれいに浮かび上って、キュッと引き締まって見えるんです。さらに、デコルテや首すじの筋肉や鎖骨の光と影もきれいに強調される。このひと手間だけで、ものすごく印象が左右されます。もちろん、長時間外で過ごす日は、日焼け止めはお忘れなくね。

かかとやくるぶしなどの端っこケアは重点的に!

さらにもう一つ、春前に重点的にやっておきたいこと。それはかかとやくるぶし、ひじ、指先などの端っこケアです。とくに冬場はかかとやくるぶし、ひじ、手の甲の角質が厚くなって肌色も濁りがちなので、1週間くらいバスタイムに優しくスクラブをかけて(ごしごしやったり、角質を削りすぎると、さらに角質が厚くなるばかりか、色素沈着を起こすので、絶対に優しくなでるようにしてね)、そのあとたっぷり保湿をしておくと、つるつるになります。手は爪の根もとをマッサージしてあげると、血行がよくなり、いい爪が生えてきます。

ミュールやサンダルはもちろん、今年はやりの「ブーサン」(ブーツサンダル)はかかとや、デザインによってはくるぶしがとっても目立ちます。ここがくすんでいると不潔っぽいので、ご注意を。

ボディケアは全身くまなくやろうとすると面倒だけれど、とりあえず露出する部分は顔のメイクと同じ、ファッションだと思えば、きっと楽しくできると思いますよ。

※この記事は2010年3月に配信された記事です

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肌が荒れやすい春のスキンケアのコツ|乾燥や花粉から肌を守るには?

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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(編集・制作 (株)法研

肌の調子が不安定な春のスキンケアはシンプルに! 春の肌は過敏になっている。やさしいスキンケアとUVカット対策で乗り切ろう!

春は肌の状態が安定しない「ゆらぎの季節」

冬ごもりから一転、活動的になる春。春は出会いの季節、スタートの季節、なんていうとウキウキ気分に聞こえるけれど、実際には冬眠から目覚めた熊よろしく、お天気や気温の変化の様子をうかがいながら、体温が、毛穴が、自律神経が調整を始めたところで、全体的にボーッとしている季節なのです。

東洋医学でも、陽気が上がる(臓器の働きや生命エネルギーが高まる)春は心身のバランスがとりにくくなり、めまいや、イライラ、目の充血、体に力が入らないなどの不調を感じる季節といわれています。
さらに、花粉飛散量はピークを過ぎたとはいえ、花粉症の人にとってはまだまだ辛い季節。私などまだ花粉症という言葉がない30数年前からひどい花粉症で、晴れやかな春など満喫した記憶がない。くしゃみ、鼻水、涙で肌はかゆかゆ。鼻をかめばティッシュ・ペーパーで肌荒れする。私がいちばんブスなのは春だと断言してもいいくらい。

まあ、私のことはさておき、ほこりっぽく、雑菌の繁殖が活発になりだす春先っていうのは、誰でも肌の状態が安定しない「ゆらぎの季節」。いつもより過敏になっていると思って正解。愛用の化粧品が急に合わなくなることも、春に多いのです。

春のお手入れ、スキンケアはシンプルに?

では肌に何がおこっているのか。まず気温の上昇で代謝がよくなり、毛穴が開き、汗や皮脂が出る。肌表面がベタつくと、そこにほこりや雑菌が着く。しかし冬のなごりから肌表面はまだ乾燥で荒れていて、バリア機能が不完全なため、雑菌などが侵入しやすい。その侵入者を攻撃しようと闘いがおこり、微炎症をおこして過敏になる。するといつもなら大丈夫な化粧品の成分まで刺激に感じてチクチクする、といった感じ。

そんな春のお手入れは、シンプル・イズ・ベスト! まず大切なことは、外出から帰ったら洗顔し、肌表面のほこりや汗、皮脂をさっと流してしまうことが肝心。そして低刺激のスキンケアで、肌をホッとさせてあげましょう。
この時期に角質をはがすピーリングや、たくさんの美容成分が濃縮された美容液、クリームなど、ガツン系のお手入れは、肌が拒否反応を示しがちです。

刺激に弱くなった肌に一番いいスキケアとは?

春先は微炎症をおこして熱がこもりやすいので、洗顔後は低刺激性の化粧水でローションパックをしたり、パッティングで熱を取ってあげるのもおすすめ。しかし、化粧水もしみる、という人もなかにはいるはず。かゆみ成分の多くは水溶性なので、この時期は化粧水でもむずがゆくなることがあるのです。

そんなときはオイルの出番。実は荒れた肌にはオイルがいちばん低刺激。化粧品用のスクワランでもオリーブ油でも、馬油(バーユ)でも椿油でもワセリンでもいい、洗顔後、肌にオイルを伸ばしましょう。するとオイルが肌表面に膜をはり、肌内部の水分の蒸散を止め、外部からの刺激をシャットアウトする。つまり、オイルは絆創膏(ばんそうこう)のような役割をしてくれるわけです。
オイルのみで肌の状態が整うのを待ったあとは、いつものお手入れに戻って大丈夫。

もうひとつ、大切なこと。過敏になった春の肌は紫外線を浴びるとそのダメージもふだんより甚大で、炎症をおこします。過敏なときこそ日焼け止めで紫外線の侵入を防がねば。敏感肌ブランドには、必ずといっていいほど、低刺激性の日焼け止めクリームがあるので、それを探しておくのも得策。

春は、守りの季節。シンプルなお手入れで夏に備えてくださいね。

※この記事は2009年3月に配信された記事です

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【ガサガサ・ひび割れかかとが解消】驚くほどツルツルになる角質ケア

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

粉をふいたり、ひび割れたりするガサガサかかと。特別なことをしなくても、ツルツルなかかとになれる自宅ケアをご紹介します。

【ガサガサ・ひび割れかかとが解消】驚くほどツルツルになる角質ケア

かかとには皮脂腺がないためガサガサになりやすい

ガサガサのかかとが原因でストッキングが伝線、かかとがひび割れる……。かかとはなぜガサガサになってしまうのでしょうか?

その原因は、乾燥と刺激。かかとには、天然のうるおい成分皮脂を分泌する皮脂腺がありません。もともと乾燥しやすい箇所に加え、外気が乾燥する冬はさらに乾いてガサガサに。昨今では、部屋を暖めるのにエアコンやこたつ、電気カーペットなどを使いますが、電化製品はより空気の乾燥を招きます。

もうひとつの原因が、刺激。足の裏は、体の全体重を支えている部分。歩くだけで刺激を受けるので、角質が厚くなります。また、サイズの合わない靴や、ハイヒールを履いている人は、かかとをはじめ足の親指など、靴が当たるところに角質がたまりがち。また、O脚の人は、かかとの外側、X脚の人は足の内側など、歩くときのクセで負荷がかかる部分に角質がたまりやすくなります。

自宅ケアで赤ちゃんのようなかかとに

厚くなった角質は、乾燥が進行し、放置するとひび割れを起こします。そんなこまったガサガサかかとは、定期的なケアが必須。赤ちゃんのようなツルツルなかかとになるケア方法をご紹介します。

◯軽石やヤスリで削る

市販の軽石やヤスリで角質を削り取る方法です。30分ほど足をお湯につけて、角質を柔らかくしてから、気になる部分の角質を軽石やヤスリでこすります。物理的に削り取る方法なので、角質を削りすぎてしまう危険性も。角質を取りすぎると、肌はより角質化しやすくなるので注意して。一度に角質をすべて取ろうとはせず、週1回のケアで少しずつ除去するようにしましょう。入浴中は、角質が柔らかくなっているので、取りすぎてしまう危険性もあるので避けて。

◯酢に足をつける

洗面器を用意し、お酢1、ぬるま湯3の割合で入れてよく混ぜます。そこに、足を30分つけて、角質を柔らかくします。お酢にはピーリング作用があり、普通のぬるま湯に足をつけるよりも、角質が柔らかくなります。足をつけたら、軽石やスクラブで角質を取るケアを。角質が柔らかくなっているので、強くこすりすぎないように注意しましょう。ケア後の保湿も忘れずに。

◯スクラブを使う

塩や砂糖、こんにゃくなど、さまざまな素材を使ったスクラブ剤が販売されています。気になる角質の部分に塗って、手で軽く円をえがくようにマッサージすると小さな粒子が肌の角質を除去。軽石やヤスリに比べると、角質を除去する力は少しマイルドですが、足指の間などの細かな部位の角質除去にも使えます。
こちらも、頻度は週1回程度がおすすめ。商品に記載の使い方を守って行いましょう。肌の弱い人や角質が少なめの人は、泡立てた石けん5に対して、スクラブ1くらいの割合で加えて、やさしくケアをする方法もあります。

◯ピーリング剤ではがす

足の裏の皮が角質ごとずるっとむける写真で一躍人気になった、足の角質用ピーリング剤。フルーツ酸などを使ったもので、ドラッグストアで購入できます。ピーリング剤に記載の時間足をつけ、その後洗い流します。翌日から数日後に、足の角質がポロポロ取れるもの。ピーリング剤は強いものなので、必ず使用前にパッチテストが必要です。また、皮がむけきった後は、ツルツルですがその分、柔らかく弱いので、クリームなどでしっかりケアをしたり、足を傷つけないように注意しましょう。

◯オリーブオイル+重曹

重曹を使ってスクラブを手作りする方法です。重曹大さじ1、オリーブオイルを小さじ1程度よく混ぜます。重曹が多い割合にするほど、除去する力が強くなるので、肌の状態によって調整を。気になる角質部分に塗り、マッサージします。その後、拭き取る、または洗い流した後に、保湿ケアを。重曹が角質を除去し、オリーブオイルが肌を保湿してくれます。手軽に自作でき、コスパもよい角質ケア法です。

角質は、少しずつケアしてためないのが基本のケア。方法によっては、週に1~3週間に1回程度でよいものもあるので、必ず自分の角質の状態を見ながら行ってください。そして、ケア後はクリームなどで保湿をするのを忘れずに。角質除去の後、肌を乾燥させてしまうと、さらに角質化が進むことになるので注意しましょう。

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その肌の不調は乾皮症?! 乾燥肌・乾皮症のチェックとトラブル対処法

ひびわれたり、粉をふいたりすることもある乾燥肌。体質だからと放置していると悪化してしまう場合も。セルフチェック&予防対策でケアを!

その肌の不調は乾皮症?! 乾燥肌・乾皮症のチェックとトラブル対処法

乾燥肌は加齢とともに発症しやすくなる

冬になるといつも肌が乾燥すると悩んでいませんか? 一般的にドライスキンといわれるものですが、「肌が乾燥する体質」と思ってあきらめている人がたくさんいます。
ドライスキンは、乾燥肌・乾皮症(皮脂欠乏症)という、皮膚疾患です。皮脂が減ることによって、皮膚のうるおいが保てなくなり乾燥するもの。通常、皮膚のうるおいは、皮脂をはじめ、天然保湿因子、角質細胞間脂質によって保たれているのですが、どの物質も加齢により減少。そのため、40代以上の女性に、乾燥肌・乾皮症が多く見られます。
ドライスキンになりやすいのは、二の腕、すね、指、ひざや、ひざの内側、背中など。特に、湿度と気温が下がる冬に発症して春頃まで悩まされる人が多くいます。なかには、重症化して1年を通して乾燥肌に悩まされる人も。

乾燥肌・乾皮症セルフチェック

乾燥肌・乾皮症には生活習慣が大きく影響します。下記のチェックに3つ以上当てはまる人は、乾燥肌・乾皮症の疑いがあると考えられます。

□ 電気の暖房器具(エアコン、こたつ、電気ストーブ、電気カーペットなど)で部屋を暖めている
□ 入浴後に肌がつっぱる
□ 15分以上湯船に浸かっている
□ シャワーや入浴は熱めのお湯が好き
□ ふだん、水分(お茶・コーヒー・ジュースは除く)をあまりとらない
□ 皮膚にかゆみを感じる
□ 肌にスキンケア剤をつけるとしみる

「乾燥肌ぐらいで」と思わず、つらい場合は皮膚科へ

乾燥肌や乾皮症が重症化すると、皮膚にかゆみを感じかきむしってしまう場合も。睡眠中に皮膚がかゆくて起きてしまうといった例もあります。乾燥した肌はバリア機能が低下しているので、ひっかき傷から菌が入る場合も。肌の乾燥が原因で辛い場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。皮膚のバリア機能を回復させながら、かゆみも抑える薬を処方してもらえます。

生活習慣の見直しでも乾燥肌は改善が可能

また、セルフケアでも乾燥肌・乾皮症対策は可能です。以下に見直しのポイントをご紹介します。

・加温する場合は加湿もセットに

気温が下がる冬に乾燥肌・乾皮症が急増するのは、湿度にも深い関係が。空気が乾燥すると、その分肌の水分が奪われ乾燥しやすくなります。そのうえ、エアコン、こたつ、電気ストーブ、電気カーペットなど電気の暖房器具で部屋を加温すると、さらに湿度の低下をまねきます。部屋を暖める時は、必ず加湿も行って。加湿器のほか、室内に洗濯物を干すなどでも対応することができます。目標は湿度65%。肌のうるおいを保つ理想の湿度であり、肌の乾燥を招く静電気も起きにくくする効果があります。

・お風呂はぬるめ、体はやさしく洗う

熱いお湯は脱脂力が強く、肌を乾燥させます。長時間つかることでも皮脂を奪われ、乾燥につながります。入浴するなら、39〜41度くらいのお湯に、15分以内にしましょう。また、ナイロンたわしで体をゴシゴシ洗う人がいますが、肌の表面を傷つけ皮膚のバリア機能が低下。かゆみをおこしやすくなります。せっけんを泡立ててやさしく洗うか、乾燥がひどい部分はせっけんを使わずお湯だけで洗いましょう。せっけんやボディーソープも低刺激のものを選んで。

・1日2回の保湿でうるおいキープ

乾燥肌・乾皮症の予防対策には、こまめな保湿がカギ。1回にたっぷり塗るよりも、適量を数回に分けて塗る方が、肌のうるおいがキープされます。例えば、保湿クリームなどは、一番肌が乾燥するお風呂上がりと、朝の2回がおすすめです。処方薬や市販薬は、それぞれの用法用量を守って使ってください。

・衣類は天然繊維のものを

ポリエステル、アクリル、ナイロンなどの化学繊維は静電気を発生しやすく、乾燥肌の人はかゆみを伴う場合も。下着はコットンやシルクなど天然繊維の肌触りのよいものにしましょう。寝ている間に肌にかゆみを感じる人は、肌に触れる寝具やパジャマを天然繊維にするなどして対応を。

・アルコール・刺激物は極力さける

血行が促進されるアルコールや刺激物は、かゆみを誘発します。完全にさける必要はありませんが、症状がひどいときはさけた方がベター。

・水分をとる

体が水分不足だと肌も乾燥します。こまめな水分補給は、肌のうるおいのためにも必須。利尿作用のあるお茶やコーヒー、糖分の多いジュースではなく、水を飲みましょう。冬場は、白湯を飲むと体も温まるのでおすすめです。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

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