猫背を治すにはまずは首から-ストレートネックの解消法

竹井 仁先生

【お話を伺った人】竹井 仁(たけい・ひとし)先生

首都大学東京健康福祉学部理学療法学科 准教授 昭和62年に理学療法士となる。平成9年3月に筑波大学大学院リハビリテーション修士、平成14年10月に東邦大学大学院医学研究科にて医学博士授与。公益社団法…

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(編集・制作 (株)法研

デスクワークの多い人の肩・首こりに肩甲骨周りのストレッチ。
緊張で硬くなった筋肉をほぐす簡単ストレッチ。悪い姿勢で硬くなりがちな後頭部や胸部の筋肉も伸ばそう!

猫背を治すにはまずは首から-ストレートネックの解消法

パソコン・スマホを使っていると猫背になりやすく、肩こり・頭痛の原因に

 1日デスクワークでパソコン作業が多く、仕事の行き帰りは電車の中でスマホとにらめっこ! これではかなり長時間パソコンやスマホに向っていることになりますが、そんな人が少なくないようです。

 パソコンやスマホを使っているとき、たいていの人は背中を丸めて猫背になり、前かがみであごが前に出た姿勢になっています。楽なのでついこのような姿勢になってしまいがちですが、この姿勢だと頭が背骨の真上に乗っていないため、重い頭を支えるために首や肩周囲の筋肉には大きな負担がかかっています。

そのため猫背が習慣化すると、肩こり・首こり、頭痛、めまい、目の疲れやかすみなど、さまざまな不調の原因になります(「首のコリをほぐし目の疲れをとる-仕事の合間に簡単ストレッチ」参照)。

長時間パソコン・スマホを使う人はストレートネックにもなりやすい

 最近よくストレートネックという言葉を聞きますね。首の骨は頸椎という7個の骨から成り立ち、頸椎は本来ゆるやかに前に出っ張るカーブを描いて、衝撃から首を守っています。
この頸椎のカーブが失われて真っ直ぐになってしまった状態がストレートネックです。骨自体の問題ではなく、首や肩周囲の筋肉、特に後頭下筋群が凝り固まることで起こります。

 そのため肩こり・首こりはもちろん、首の痛みや違和感、腕のだるさなどの症状が出たり、ひどくなると頭痛やめまい、吐き気、手のしびれなどを起こすこともあります。

猫背はストレートネックを起こす原因になると同時に、悪化の原因にもなりますから、長時間パソコンやスマホを使用する人には、猫背でストレートネックという人が多く見られます。特に、長時間うつむいてスマホを見ているとストレートネックを起こしやすいので注意が必要です。

あごを引いて胸を張る体操は、猫背やストレートネックの解消に効果的

 猫背やストレートネックを予防・改善するには、長時間同じ姿勢を続けることを避け、せめて1時間に1回は立ち上がって体を動かしたり、ストレッチをしたりすることが大切です。

 ここでは座ったままできるストレッチを紹介します。動きが少ないので仕事中でも人目を気にすることなくできるでしょう。

(1)いすに座って背筋を伸ばし、あごに両手を添えます。両手であごを押し、のど元に押しつけるようにして5秒間キープします。このとき、視線は前に向けましょう。

(2)両ひじを胸の横から後ろに引いて胸を張り、背筋を伸ばしたまま5秒間キープします。腰を反らないように、軽くおなかに力を入れておきましょう。

 (1)(2)を3セットから始めて、慣れたら朝晩5セットずつに増やすとよいでしょう。仕事の合間に1セットでもよいですが、その場合は頻繁に行うと効果的です。勢いをつけたり、無理に伸ばすことは避けましょう。

 以前に紹介したストレッチ(「肩こり・首こりに効く-座ったままできる仕事の合間のストレッチ」)も、猫背やストレートネックに効果があります。

※この記事は2015年1月に配信された記事です



デスクワークの疲れを解消するストレッチ|座ってできる簡単体操

【お話を伺った人】有賀 誠司先生

東海大学スポーツ医科学研究所 准教授 専門はトレーニング方法学(筋力トレーニング)。1962年東京生まれ。1987年東海大学大学院修士課程体育学研究科修了(体育学修士)。1988~1996年 ソニ…

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(編集・制作 (株)法研

どこでも気軽にできて筋力アップや姿勢改善にも効果が! リズミカルな動きを伴うダイナミック・ストレッチングでこりをほぐし、肩こり体質から抜け出そう。

ダイナミック・ストレッチングで動きスムーズ

ストッレチングとは、筋肉や腱、関節などを引き伸ばすこと。スポーツなどで行うウォームアップ(準備運動)やクールダウン(整理運動)はもちろん、仕事や家事、勉強の合間にも、疲れを感じたときに伸ばす癖をつけると、疲労回復に大きな効果があります。

ストレッチングには静的(スタティック)・ストレッチングと動的(ダイナミック)・ストレッチングの2種類があります。
静的ストレッチングは、反動をつけずに筋肉をゆっくりと気持ちの良い範囲で伸ばし、そのまま静止するもの。簡単かつ安全なので広く行われていますから、ストレッチというと、この静的ストレッチングを思い浮かべる人が多いでしょう。ダイナミック・ストレッチングは、一定の方向への運動をリズミカルに繰り返す「動きを伴うストレッチング」のことで、みなさんご存知のラジオ体操のような動きがこれに当たります。

ダイナミック・ストレッチングは、体を柔軟にするだけでなく、筋肉と関節の動きをスムーズにする、筋肉に命令を送る神経の働きを活性化させるなど、静的ストレッチングよりも幅広い効果が期待できます。ただし反動をつけるため、筋肉を傷つけないように行う必要があります。そのため、初めは小さい動作でゆっくり行う、体を十分暖めてから行うなど注意しましょう。

肩すくめ運動、肩の前後運動で筋肉をリラックス

運動不足で肩を動かさないでいると肩の筋肉が硬くなり、肩がこってきます。特に長時間同じ姿勢のままでパソコン作業を行うデスクワークなどでは、目や肩、首筋などに大きな負担がかかっています。もともと、筋力の弱い女性に多い肩こりですが、長時間のデスクワークなどによって、男性も結構こっているはず。

肩こり解消には、筋肉をもみほぐすだけでなく、肩の周辺を積極的に動かすダイナミック・ストレッチングを取り入れると効果的です。しかも、一時的にこりがほぐれるだけでなく、筋力アップや姿勢改善も期待でき、続けることで肩こり体質から抜け出すことも可能になります。

次に紹介する運動はどちらも、最初は小さな動作でゆっくり行い、次第に大きな動作で素早く行うようにします。また、それぞれ20回を1セットとして、2~3セット行いましょう。

●肩すくめ運動

首から肩にかけての僧帽筋(そうぼうきん)をほぐしましょう。まずは肩をぐっとすくめて筋肉を収縮させ、その後力を抜くことで、筋肉を緩めることができるのです。慣れないうちは、かえって筋肉が緊張してしまうかもしれませんが、何日か続けるうちに、運動後には筋肉がほぐれリラックスできるようになってきます。

●肩の前後運動

肩から背中がこっているのは、肩甲骨の動きの悪い状態が続いたため。特に仕事や家事では前かがみになることが多く、腕をうしろに引いて胸を張る動作はあまりしないでしょう。そこで、いつもと反対の動きをすることで筋肉を伸ばし、血流をよくします。肩甲骨(けんこうこつ)を閉じたり開いたりする動作を行って、肩から背中の中央部にかけての筋肉をリラックスさせましょう。

※この記事は2007年4月に配信された記事です

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姿勢が悪い人は体が歪んでいる!? 寝る前のストレッチで歪みをリセット

ノーイメージ

【お話を伺った人】平山昌弘氏

フィジカル・ディレクター 1959年東京生まれ。日本体育大学大学院修士課程修了。ヨーロッパのナショナルスキーチーム専属フィジカルトレーナーとして貢献。帰国後、ゴルファーなどプロスポーツ選手の指導・…

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(編集・制作 (株)法研

(「きれいになる ボディデザイン」平山昌弘監修、法研より)

夜つくる魅力的なからだのためのエクササイズ。寝る前のストレッチでからだの緊張をほぐし、ニュートラルポジションに。

夜は魅力的なからだづくりの絶好のチャンス

からだのゆがみがなく、自然なバランスがとれた状態をニュートラルポジションといいますが、そもそも、日本人のからだは欧米人に比べとてもゆがみやすいのです。

日本人は生まれつき、自分のからだの中へ中へと向かう身体感覚をもっているといわれています。そのため、からだが前かがみになりやすく、姿勢の悪い人が多いのです。さらに拍車をかけているのが現代のライフスタイル。パソコンを使うデスクワークで長時間動かないような生活をしていたら、ますます姿勢は内側に向かってしまいます。

そんな人は夜うつ伏せで寝ていることが多いといわれます。これは、寝ている間に、昼間ずっと内側を向いていた関節を外側に戻そうという意識が働くからです。昼間かかっていた無理な力が取れ、夜、からだが自然とストレッチしているのです。

夜は魅力的なからだづくりのための絶好の時間! というのは自律神経に秘密があります。自律神経は、興奮状態を司る交感神経とリラックス状態を司る副交感神経からなっています。夜は副交感神経が働きからだも脳もリラックス、からだの力を抜くことが簡単にできるため、ニュートラルポジションに戻りやすいのです。

だから夜のエクササイズは、副交感神経の働きをよくすることが大切。それにはゆっくり深呼吸しながら行うこと。からだの緊張を解くエクササイズで、からだをニュートラルポジションに戻しましょう。

四つんばいエクササイズは生理痛や顔のゆがみに効果が

しなやかなからだを手に入れるには、無理な力を抜くこと。無駄な負担をなくせばからだは自然にニュートラルな状態に戻ります。
背中全体をゆるめる四つんばいエクササイズで、首から背中にかけての緊張を取り除きましょう。このエクササイズは、生理痛や顔のゆがみにも効果があります。また、血行とリンパの流れをよくし背中についたぜい肉も取ってくれます。

からだを可動域が広い方向にゆっくり伸ばし、気持ちよく伸びきったら一気に脱力。これを繰り返すことで、一つひとつの骨が正しい位置に収まるようになります。

顔の緊張を取るエクササイズ

人間は、寝ているとき以外、約4kgもの重さのある頭を支えています。その頭が本来あるべき位置からずれていたら、支えている首や肩には過剰な緊張が強いられ、顔までこわばらせてしまいます。
エクササイズで顔の緊張を解きましょう。ポイントは耳の後ろのくぼみに。ここは首と頭の境目、つまり頭が乗っている場所です。ここの緊張をほぐすことで、顔に自然な凹凸が出て、表情まで明るくなります。このエクササイズは、血行とリンパの流れをよくし顔のくすみを解消する効果があります。

※この記事は2007年2月に配信された記事です

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体と心のバランスを整えるストレッチ|リラックスできる気功エクササイズ

ノーイメージ

【お話を伺った人】鳥飼 美和子

気功法研究家 1954年長野県生まれ。88年津村喬氏に出会い、気功に興味を持つ。89年関西気功協会会員となり、気功に関する活動に参加。公園気功などを中心に、誰でもできる気功法を伝える活動を行う。N…

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(編集・制作 (株)法研

(「すこやかファミリー」法研より)

ストレスの多い毎日のセルフケアに気功をとり入れよう。体のこりや疲れをほぐし、ストレスを解消。呼吸を整えれば体調もアップ。

体操や呼吸で「気」の流れを整え、心身の健康を保つ

「気功」は中国古来の哲学や医学に基づく健康法。中国や台湾では太極拳のように、健康のために公園などで行われています。東洋医学では、体の中を気・血・水(き・けつ・すい)の3つが巡っていると考えます。「血」は血液、「水」は血液以外の体液、「気」は血液や体液の循環を促すエネルギー、つまり生命力のようなもの。「気」が滞れば病気になり、巡りが悪くなれば血行も悪くなるため、気を整えることが心身の健康につながると考えられています。

この「気」をコントロールするためのテクニックをまとめたものが気功です。鍼灸(しんきゅう)や指圧では、気の通り道である経絡(けいらく)上のツボを刺激することで気の流れを整えますが、気功では体を動かしたり呼吸法を行うことによって整えます。

気功は調身(体を整える)、調息(呼吸を整える)、調心(精神状態を整える)の3つの要素で構成され、その方法は簡単なマッサージやストレッチから、体操、呼吸法、瞑想(めいそう)までさまざまです。気功を続けることで、次のような効果が期待できます。
体のこりやゆがみが解消される/免疫力が高まる/自律神経のバランスが整ってリラックスする/ストレスが解消される/血行を促進して内臓の働きがよくなる など

気功エクササイズの第1歩として、まずは体と心の緊張を解き、リラックスするエクササイズを紹介します。ストレスの多い現代社会で生きていくうえで、体と心のバランスを整えるセルフケアとして、日常のエクササイズとしてとり入れてみてください。気功は、動き自体はとても簡単です。体の中心部を伸ばして姿勢を整え、肩や首の力を抜いてしなやかに動きましょう。このとき、「気の流れを整える」という意識をもって行うことが大切です。

体をゆすって脱力、体のこりとストレスを解消

<振動功>体をゆするだけ。とても簡単で肩こり解消、リラックス効果も抜群!

(1)上半身の力を抜いて立ち、全身を振動させる。両ひざは軽く曲げたり伸ばしたりをくり返す。
(2)体をゆすりながら、上体を前後左右にゆっくり傾ける。腕や頭は重力にまかせてだらりとぶら下げ、肩や首などこっている部分に振動が伝わるようにゆする。
*体をいろいろな方向に傾けながら2~3分ほど行う

ゆったり呼吸で体も心もリラックス&リフレッシュ

まずはゆっくりと腹式呼吸。床の上かいすに座り、下腹部に手を当てます。鼻から息を吸っておなかを軽くふくらませたら、口から息をゆっくり吐きながらおなかを引っこめます。次に手の動きをつけて、呼吸と体の動きが関連していることを感じてみましょう。呼吸をコントロールすることで自律神経が整い、リラックス効果が得られるとともに、体調もアップします。

<手のひら呼吸>上半身の血行を促進。内臓を刺激し、冷え性・便秘の解消に

(1)鼻からゆっくり息を吸いながら手を広げていく。「気のボール」がふくらんでいくイメージで、5秒くらいかけて吸う。
(2)両手を近づけながら、口から息をゆっくり吐いていく。「気のボール」がしぼんでいくイメージで、10秒くらいかけて吐ききる。
*2分ほど行う

<羽ばたき呼吸>胸を大きく開く深い呼吸で気持ちをリフレッシュ、安眠効果も

(1)手を太ももにおいて息を吐ききる。
(2)息を吸いながら両腕を左右に大きく広げ、頭上までゆっくりと持ち上げる。手のひらは持ち上げるときは下向き、頭上で上向きにする。
(3)息を吐きながら両腕を広げて下ろし、おなかの前で組んでひじを軽くつかむ。周囲の「気」を下腹部に集めるイメージで行う。
(4)息を吸いながら、ひじをつかんだまま両腕を頭上までゆっくりと持ち上げる。
(5)息を吐きながら両腕を左右に広げてゆっくり下ろし、(1)に戻る。
*(1)から(5)を2~3回行う

※この記事は2008年12月に配信された記事です

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【体のゆがみをチェック】ゆがみを直せばスタイルが良く見える!

ノーイメージ

【お話を伺った人】平山昌弘氏

フィジカル・ディレクター 1959年東京生まれ。日本体育大学大学院修士課程修了。ヨーロッパのナショナルスキーチーム専属フィジカルトレーナーとして貢献。帰国後、ゴルファーなどプロスポーツ選手の指導・…

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(編集・制作 (株)法研

(「きれいになる ボディデザイン」平山昌弘監修、法研より)

からだのゆがみをとって魅力的なからだを作ろう! きれいになるには、まず自分のからだのゆがみに気づくこと。自分を知って効果的なエクササイズを!

魅力的なからだは、ゆがみがなくバランスのとれた状態

魅力的なからだとは、どんなからだのことでしょうか?手足がほっそりと長い、ウエストが細い、顔が小さいなど、生まれつきの容姿のことだと思っていませんか?

本当の意味での魅力的なからだは、骨と関節が「本来の位置=ニュートラルポジション」にあり、からだのゆがみがなく、自然なバランスがとれた状態のこと。そして、筋肉が過度に緊張していない状態のことです。

しかし、多くの人のからだは知らない間にゆがんできています。そのゆがみに気づかないままエクササイズをしても、効果が出ないばかりか、かえってからだを痛めてしまうことにもなりかねません。

また、緊張するとからだは内側に丸まろうとします。そうなると呼吸が浅くなり、酸素を十分からだに取り入れられないため新陳代謝が悪くなります。首やあごの筋肉も緊張していると、顔の筋肉が下に引っ張られるので口角が下がり老けた印象になります。血行も悪くなって肌荒れやくすみの原因にもなります。これではきれいに見えるわけがありませんね。

だから、緊張をゆるめゆがみを直すことが、魅力的なからだになるための絶対必要な条件なのです。そのために、まず自分のからだのゆがみを知る手がかりとなるエクササイズから始めましょう。

からだのマッピングでゆがみを知る

ゆがみを知り、ニュートラルポジションを体感するためのエクササイズがマッピングです。肩甲骨や肩関節、股関節などをていねいに動かすことで、からだがどのくらい動くかをチェックしていきます。

ゆがみのないからだは関節の動く範囲が広いので、丹念にチェックすることで、どこがどれくらいゆがんでいるのかがわかります。左右の感覚に大きな差があれば、それがあなたのからだのゆがみです。

骨盤をニュートラルポジションに

長時間同じ姿勢でいたり、同じ足ばかり組んでいると骨盤がゆがんできます。骨盤がゆがんでいると片方の足により多くの体重がかかってしまい、バランスが悪く、歩く姿勢もきれいではありません。

骨盤のゆがみを正し、ニュートラルポジションに戻すのが時計盤運動。ピラティスなどでも行われているエクササイズです。

この運動で痛みや引きつりを感じたところがゆがんでいる場所です。このゆがみを意識できるようになると、からだが自然に正しい位置に戻ろうとします。

まっすぐな脚に整える

骨盤がゆがんでいると太ももの外側が緊張し、膝や足首、足の指までゆがんでしまいます。自分がO脚なのかX脚なのか、どのくらいゆがんでいるのか知ることがきれいな脚を手に入れるための第一歩なのです。

このエクササイズにより、緊張があったところがほぐれて温まってきます。これだけでも骨格のバランスが整います。

※この記事は2007年1月に配信された記事です

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体にゆがみがあると脂肪がつきやすくなる|部分太りの原因

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

気をつけて! 体のクセが積もり積もって、ぜい肉に。猫背やO脚など、体に「ゆがみ」があると、太りやすくなります。ゆがむと太る理由を解説します。

体にゆがみがあると脂肪がつきやすくなる|部分太りの原因

体のへこみに脂肪が寄ってくる

「私のお尻が大きいのは親からの遺伝」なんて思っていませんか? 実は“生まれつきどこかだけ太っている”なんてことはないのだそう。

体の一部だけが太ってしまう場合、原因は日常的な「体の使い方」にあると、骨盤矯正にくわしい山田光敏先生(東京ボディセラピストサロン院長)は言います。人は誰でも、体の使い方にクセがあり、日常生活を送るうちに体がゆがみます。そのゆがみが、ぜい肉を呼び寄せ、体型を崩してしまうのです。ちなみにぜい肉はすき間が大好きなので、体がゆがんで骨格にデコボコができると、へこんだ部分にどんどん脂肪が寄って、太ってしまうのです。

ところで、体のゆがみというと「骨」のバランスが崩れた、と思うかもしれません。
でも、ゆがみを引き起こす真犯人は、むしろ「筋肉」なのです。というのも、骨格を動かしているのは、骨をがっちり取り囲んで支えている筋肉。筋力バランスの変化によって「骨=骨格」がゆがむのだそう。体の前後左右で筋肉のバランスが均等なら、骨格は正しい位置に保たれ、ゆがみません。でも体の一部分を酷使したり、逆に使わないところがあると、筋肉のバランスは崩れます。すると、よく使う方の筋肉が骨格を引っぱり、ゆがめてしまうのです。筋肉バランスを崩す元になるのが、悪い姿勢や体の使い方。悪いクセを続けていると、体型はぶかっこうになる一方です。ちなみにゆがんだ体は、以下のような状態になりがちです。あなたも体がゆがんでいないかチェックしてみましょう。

ゆがみが原因で起こる体の特徴

・巻き肩

肩甲骨と腕の上の骨が前に引っ張られ、肩が巻いたように丸くなる状態。別名「スマホ肩」、「前肩」とも。前傾姿勢が原因で、二の腕のプヨ肉、胸のたるみを引き起こします。

・猫背

背骨の胸あたりになる「胸椎」が、きつく曲がった背中。首は前に出ておばあさんのように。巻き肩や反り腰など、他のゆがみもあることが多く、どっしりした背肉の原因にも。

・反り腰

「腰椎」がお腹側へ出て、腰が反り返った状態。腹筋の衰えをカバーするため腰に力を入れたり、猫背を正そうと腰を反ることでなりがち。骨盤が前傾し、お腹が出てしまいます。

・滑り腰

腰椎が背中側にゆがみ、背中から腰のラインが平たくなった状態。イスの背にもたれかかるなど、骨盤が後ろに傾く生活習慣が原因です。お尻が垂れて大きくなります

・O脚・X脚

両ひざが離れて、脚全体が外側に曲がったのがO脚。両ひざはつくけれど、足先が離れるのがX脚。どちらも脚のつけ根・ひざ・足首関節の回旋が原因で、脚が太くなります。

安定させるためにぜい肉がつく

体がゆがむと、そこにぜい肉がついてきます。見た目は悪くなりますが、実は体が安定するためには必要なことなのです。姿勢の安定に適しているのは、筋肉のつき方や働きが均衡(きんこう)で、体の軸がしっかりした、まっすぐな体。逆に筋肉が不均衡でゆがんでいると、グラグラ不安定に。体は姿勢を安定させるために応急措置をとります。これがぜい肉の元に。

体は骨格のゆがみを自ら正せません。そこでゆがみのスキ間をぜい肉で埋め、まっすぐな形にして安定させるのです。背中がゆがめば背肉に、骨盤がゆがめば骨盤について尻肉に。

ゆがみの元になるのは「バックを片方の腕でばかり持つ」「脚を組む」「前かがみの姿勢を続ける」といった体の使い方。左右非対称の動きや、体の前後、どちらかに偏った姿勢は、ゆがみを生む大きな原因になるので注意して。特にいまどき多いのは、スマホやパソコンを長時間することによる猫背姿勢。30分続けたら背伸びをするなどして、ゆがみを防ぎましょう。

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