波瑠さん演じる「ヒロインの美都がクズすぎる!」と、批判の声が上がり大きな話題となったドラマ『あなたのことはそれほど』(以下『あなそれ』)。先日、最終回を迎えましたが、初回から終始、美都の言動が批判感を煽る展開で世の中の流行語でもある“ゲス不倫”の「不倫=最低+以下!」というイメージをさらに磐石化させました。

「昼顔」紗和「あなそれ」美都から見える、不倫に陥りやすい女性の特徴

一方、『あなそれ』で受けた不倫に対するイメージとは真逆の反響で、2014年に空前のブームを起こしたドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(以下『昼顔』)。この6月に映画化もされて現在大ヒット公開中ですが、上戸彩さん演じるヒロインの紗和を見て「不倫は禁断の愛だけど“新しい愛の形”でもある!」や、「夫が全てじゃない!不倫に希望や憧れを抱いた」という女性も急増し、2014年の放送後、今もなお共感を得ています。

紗和と美都の大きな違いとは

“不倫”がテーマという部分は同じでも、これほどに主人公2人に対する反響が真逆だった2作品。ヒロインが支持されるポイントとしては、どれだけ感情移入し共感できるか、です。『昼顔』紗和と、『あなそれ』美都の違いは、こんなにも。

【『昼顔』紗和】
・スーパーでパートをしながら地味な日々を送っている
・夫とは結婚後セックスレスの微妙な関係
・思いもしない不倫関係に陥ってしまい葛藤する

【『あなそれ』美都】
・明るいキャラでおしゃれな華やかな生活を送っている
・周囲も認める“素敵な男性”との新婚生活中
・不倫はダメなものと自覚しながらも罪悪感なし

このように2人はこんなにも条件が違う…!まるで正反対ですよね。これでは、紗和が支持されて美都が批判されるのは当然の結果かもしれません。しかし、これは彼女たちを取り巻く状況・状態であって、あくまで視聴者側、受け取り手の気持ちを左右する条件です。では、ヒロインに対する世間の賛否の声はともあれ、紗和と美都はこんなにも違うのに、なぜ2人とも不倫に陥ってしまったのでしょうか。

共通点は“満たされない”心

状況と本人自身を比べると似ても似つかない2人ですが、そんな紗和と美都の唯一の共通点は、“満たされない心”を抱えていたこと。日々生活する中で生まれる不満が積み重なって、いつのまにか大きなものとなり、その不満を埋めるように別のものを求めてしまった結果、それが不倫になってしまった…というのが、ざっくりとではありますが2人に重なる状況です。

紗和の場合は、夫と結婚後セックスレスの微妙な関係だったので、自分を理解し、女性として見てくれる存在の北野(斎藤工)が現れた、ということが心の揺れの大きな原因だったのではないでしょうか。
美都の場合は「2番目に好きな人と結婚するとよい」という占い師の言葉に流されて本当に2番目に好きな涼太(東出昌大)と結婚したので、2番目の夫では埋められない部分を求めて、1番好きな有島(鈴木伸之)との不倫に走ってしまった…。

いずれも、負の感情を塗り替えたいために現実逃避をした、というわけです。

このことから、性格・境遇・状況が違っていても共通して言えることは、

●幸せを感じられない(美都タイプ)
●自分が大切にされていない(紗和タイプ)

こう感じている人は、要注意です! 気持ちが夫ではなく別の男性へ向けられた瞬間から、着々と不倫にハマってしまう可能性あり。

不倫に陥りやすいポイントはこれだけではありません。両作品には他にも女性が出てきましたが、その女性たちからも、不倫に陥りやすい女性の特徴がわかります。

●とにかく恋愛体質
“不倫に陥りやすい特徴”として、まずはこの一言に尽きます。これは自分自身が既婚の場合に厄介です。例は『昼顔』の滝川利佳子(吉瀬美智子)タイプ。プライドが高く周囲から憧れの存在でありたい完璧主義者であり、ドライで気の強い女性。ドラマ序盤は、不倫をゲーム感覚で楽しんでいましたが、やがて本心で向き合える加藤修(北村一輝)と出会い、堕ちていく…。典型的な泥沼不倫にハマってしまうタイプです。

●他人のものが羨ましく思えて欲しくなる
『昼顔』紗和の夫・俊介の会社の部下で、俊介に「妻がいるから」と断られても「それでもいい」と、モラルを無視してアタックし続ける長谷川美鈴(木南晴夏)タイプ。このタイプは、相手を想う気持ちよりも“パートナーがいる人”という部分に魅力を感じます。人に限らずモノや環境に対しても「欲しい」と思うものの背景には必ず所有者がいる。「羨ましい、だから私も欲しい…」という、ないものねだり傾向。手に入れたら感情が満たされてしまうので、また同じことを繰り返します。執着心の強いタイプに多いようです。

●自信がなく“認められたい”という願望が強い
不倫というと、大胆で自分に自信のある人がすること、と思われがちですがそんなことはありません。いつも他人の顔色を伺っていたり、自分に自信が無く落ち込みやすい人こそ、不倫にハマってしまうものです。ドラマ内では実際に不倫をしていたわけではありませんが、性格として当てはまるのが『あなそれ』有島麗華のママ友・横山皆美(中川翔子)タイプ。夫にはバカにされ、交友関係にも恵まれず、少しでも優しく接せられると、簡単に心を開いてしまう。日常生活では、他人から認められたいとする感情、“承認欲求”が満たされないため、そんな時に優しくしてくれる男性が現れたら、既婚者だとしても…。このように不倫に発展してしまうケースも、実際少なくないんです。

このように、不倫に陥りやすい女性の特徴を挙げてみましたが、いかがでしたか。不倫は、様々な人間関係のなかで些細なことから思わぬ方向に発展するもの。この中のひとつでも思い当たるポイントがあったら、一人で抱え込まずに相談できる人に話すなど、客観的な意見を取り入れて。そしてくれぐれも冷静な判断を!

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

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