汗のイヤな臭いはアロマで解決!夏に役立つアロマオイル活用法

森田 敦子先生

【執筆者】森田 敦子先生

植物療法士、サンルイ・インターナッショナル代表取締役 1992年パリ大学所属の薬学専門校入学、生物化学、植物学、大脳生理学、フィトテラピーを学び、植物療法士資格を取得。1998年サンルイ・インターナ…

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(編集・制作 (株)法研

高温多湿の日本の夏を快適にさわやかに過ごすためのアロマ。寝苦しい夜も熟睡、汗のにおい対策、日焼けした肌のケア、気分をリフレッシュさせるマウスウォッシュなど。

脳に伝えられた香りの情報が心身に多くの作用をもたらす

アロマテラピーにおいて一番大切なことは、香りの記憶に近い嗅覚生理学のメカニズム。精油(植物の花や葉や種から抽出されたオイル)の香りを嗅ぐことで気分が落ち着いたり、不眠が解消されたり、気分がリフレッシュしたりします。
精油の揮発した香り成分は、鼻から入って嗅覚の神経線維を経由し脳に伝わっていきます。そして脳に伝えられた情報が中枢神経系を刺激して、心身に多くの作用をもたらすのです。

アロマテラピーはヨーロッパだけでなく、日本でも古くから大いに利用されてきました。ゆず湯や菖蒲(しょうぶ)湯、お香がそうですし、除虫菊から蚊取り線香が、くすの木から樟脳(しょうのう)が作られたのも、植物の成分を生活に役立ててきた方法の一つです。

高温多湿の日本の夏は、汗のにおいや日焼けが気になるだけでなく、食欲が落ちたり寝苦しくて寝不足になったりと、体に疲れがたまりやすい季節です。そんな夏を少しでも快適にさわやかに過ごすために、役立つアロマテラピーを紹介しましょう。アロマテラピーの習慣をもつことで生活がひときわ楽しくなります。

寝苦しい夏、今夜こそぐっすり眠ろう

ベッドに入ってもなかなか寝つけない夜は焦ってよけいに眠ることができない、1日の疲れやイライラが原因でストレスがたまってしまった……。そんなとき、アルコールや薬の力に頼る前に一度試してほしい方法です。

☆ラベンダーとローマンカモミールのアロマポット
<材料>
アロマポット(電気式、またはディフューザー)
ラベンダー 3滴
ローマンカモミール 1滴

ラベンダーには精神への鎮静作用があり、ローマンカモミールはイライラを和らげてくれます。アロマポットの上皿に精油を少量落とし、お部屋に漂わせましょう。いつのまにか眠りにひきこまれているでしょう。

汗のにおいをしっかり抑えるアロマデオドラント

夏は背中や脇の下から汗をかき、皮膚についている細菌が汗と混ざっていやなにおいを発生させます。デオドラント効果のある精油を使ったスプレーやパウダーを試してみてください。

☆アロマデオドラントスプレー
<材料>
30mlのアトマイザー
精製水またはミネラルウォーター 30ml
サイプレス 3滴
レモン 2滴

アトマイザー(香水などを入れる携帯用スプレー)に精製水またはミネラルウォーターを入れて精油をブレンドします。まず精製水を入れ(少量の無水エタノールを加えてもいい)、そこに精油を5~6滴落してしっかりと振っておきます。
ヒノキの仲間サイプレスの葉から抽出した精油には清涼感があり、抗菌作用や発汗を抑える効果もあります。レモンもさわやかな香りで体臭を防ぐデオドラント効果があります。このスプレーをシュッとひと吹きしておくと、汗をかいても平気でいられます。

☆コーンスターチを使ったアロマパウダー
<材料>
コーンスターチ 20g
サイプレス 3滴
レモン 2滴

コーンスターチ20gに対して精油を5~6滴落としてよく混ぜ合わせます。サイプレスとレモンを、ラベンダーとティートリーに替えてもいいでしょう。
入浴やシャワーのあとで脇の下やおしりにパウダーをはたきましょう。精油の抗菌性とさわやかな香りが夏の汗のにおいを吹き飛ばしてくれます。

日焼けした肌のケアはアロマのマッサージオイルで

軽い日焼けから本格的な日焼けまで、日焼けにはアフターケアがとても大切です。うっかり日焼けしてしまったときは、アロマを使ったマッサージオイルでお手入れを。

☆ラベンダーとティートリーのマッサージオイル
<材料>
スウィートアーモンドオイル 20ml
ラベンダー 5滴
ティートリー 3滴

スウィートアーモンドオイルにラベンダーとティートリーをブレンドして可愛い小瓶に保存しておきます。(1か月以内に使い切りましょう)
ラベンダーにもティートリーにも皮膚のケアに最適な成分が含まれています。夜お風呂上りに、たっぷりとオイルを使ってマッサージしてあげましょう。

さわやかマウスウォッシュで口臭予防&リフレッシュ

殺菌作用とリフレッシュ作用のある精油を選べば、口臭予防になるだけでなく気分もリフレッシュさせてくれます。

☆ペパーミントとレモンのマウスウォッシュ
<材料>
ウォッカまたはエタノール 50ml
ペパーミント 1滴
レモン 2滴

全てを加えてよく混ぜておきます。使用時はコップ1杯のお水に5mlのマウスウォッシュを溶かしてうがいをします。
メントールの香りがさわやかなペパーミントには殺菌作用や炎症を抑える効果もあり、特にインフルエンザが流行っている時期には最適です。ペパーミントの替りにティートリーを使ってもいいでしょう。

※この記事は2009年6月に配信された記事です



お肌をゴシゴシ洗うのはやめて!夏のお肌に優しいスキンケアと入浴法

【お話を伺った人】漆畑 修

東邦大学医学部客員教授、宇野皮膚科医院院長 1973年東邦大学医学部卒業後、東邦大学医学部皮膚科教室入局。1978年より東邦大学医学部大橋病院皮膚科講師、准教授、皮膚科部長、院長補佐を経て、200…

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(編集・制作 (株)法研

お肌はやさしく洗って保湿を十分に。暑いからとシャワーですませず、半身浴で夏のだるさと冷えを解消、乾燥からお肌を守りましょう!

ゴシゴシ洗いは肌のバリアを壊す

蒸し暑い夏は、肌がベタベタして、家に帰ったら一刻も早く汗を流したいですね。ところであなたは、「夏はシャワーですませる」派? それとも、「夏でもしっかり湯船に入る」派ですか? 夏はシャワー派が多いと思われるかもしれませんが、意外に湯船に入る人が多いとか。
入浴には、汗や汚れを洗い流すことと、1日の疲れをいやすという二つの効果があります。前者だけならシャワーでも十分ですが、疲れをとるには、やはり湯船につかりたいですね。

皮膚には、気がつかないうちにさまざまな汚れや刺激物質、アレルギーの原因物質などが付着しています。夏は、これらに大量の汗も加わってベタベタに。皮膚を健やかに保つために、汚れはしっかり落とす必要がありますが、ゴシゴシ洗うのは実は逆効果。お肌にとって大切な保湿機能とバリア機能を壊してしまいます。
皮膚の一番外側には皮脂膜と角質層があって、この二つが皮膚のバリア層を作り、水分の蒸発を防ぐとともに、細菌やウイルス、アレルゲンなど外部からの異物の侵入を防いでいます。このバリア層は非常に薄く、ゴシゴシ洗いや紫外線、乾燥などで傷つくと、水分が失われて皮膚がかさかさになり、有害物質の侵入から皮膚を守れなくなってしまうのです。

お肌をゴシゴシ洗うのはやめて!夏のお肌に優しいスキンケアと入浴法

お肌についた汚れは、石けんを手のひらで泡立て、軽く洗いましょう。これだけで汚れを十分落すことができます。タオルを使うなら綿や絹のもので、やさしくさするように洗います。
湯船にゆっくりつかるだけでも汚れの大半は落ちてしまうと言われます。汗などで不潔になりやすい顔や頭、わきの下、陰部、手のひら、足の裏などは石けんを使って洗い、そのほかの部分は、とくに石けんを使わなくてもよいくらいです。

夏だからこそゆっくり湯船で半身浴を

夏は冷房で体が冷えている人も多いはず。おまけに冷房はお肌を乾燥させています。そんな人はゆっくり湯船につかって冷えや疲れを解消し、お肌をしっかり保湿しましょう。

体が冷えてだるいというようなときは、血管が収縮して血のめぐりが悪くなっています。ゆったりと湯船につかって体を温め、血行をよくして、冷えを和らげましょう。ぬるま湯にみぞおちまでつかる半身浴が、リラックス効果もあって断然おすすめです。

半身浴は、38~40度のぬるま湯で、おへそからこぶし1つ分上の、みぞおちのあたりまで湯につかります。腕は外に出して、少し汗ばむまで20~30分くらいゆっくりつかりましょう。全身の血行がよくなって、体が芯(しん)から温まり、疲労物質も排出され、冷えや疲れを取り除くことができます。新陳代謝がよくなるので、お肌の調子も整えられます。

お肌をゴシゴシ洗うのはやめて!夏のお肌に優しいスキンケアと入浴法

伝統の植物や入浴剤で清涼感+保湿を

半身浴がいいのはわかっているけど、お風呂から出た後、体がほてって汗がひかないという人は、いつもよりお湯をぬるめにするとよいでしょう。

清涼感のある植物をお風呂に入れるのもおすすめです。日本には古くから、季節に合わせて植物をお風呂に入れ、薬効を利用する習慣があります。夏なら7月の桃の葉、8月の薄荷(はっか:ミントの仲間)といった具合です。

桃の葉はあせもや虫刺され、日焼けなどに効果があり、お肌をしっとりさせると言われています。また、清涼感ある香りの薄荷は、血行促進や保温効果にすぐれ、スーッとする感じが入浴後も爽快にしてくれるすぐれもの。それぞれ布袋に入れて煮出したり、熱湯をかけてから使います。

市販の入浴剤も、各メーカーが夏向きの商品開発に力を入れているそうです。いろいろ試して、自分のお気に入りを見つけるのもいいですね。

乾燥が気になる人は、保湿成分入りの入浴剤を試してみてください。湯上りには、保湿液や保湿クリームでうるおいを補うことを忘れずに。

(「健康のひろば」法研より)

※この記事は2007年7月に配信された記事です

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夏はデリケートゾーンのトラブルに注意!ムレ・かゆみ・かぶれの予防法

ノーイメージ

【お話を伺った人】中田 真木先生

三井記念病院産婦人科医長 1981年東京大学医学部卒業後、同大学産婦人科学教室入局。1991年フランス政府給費研究生(研修先はオテル・デュー・ド・パリ産婦人科)。東京警察病院産婦人科医幹を経て、2…

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(編集・制作 (株)法研

生理用ナプキンによる蒸れ、かぶれ、かゆみを防ぐには? 密着させず、風通しよく、清潔に。ひどいかゆみや痛み、分泌物の増加があったら早めに受診を。

かぶれやかゆみの正体は接触性皮膚炎と雑菌の繁殖

暑い日が続きますね。ただでさえ蒸し暑いのに、月経期のデリケートゾーンは生理用ナプキン(以下ナプキン)によって密閉され、非常に蒸れやすい状態になります。
そのため、もともと角質層が薄く刺激に弱い、文字通りデリケートな外陰部の皮膚はふやけて傷つきやすくなり、かぶれやかゆみなどのトラブルが発生しやすくなります。ナプキンが触れる刺激で接触性皮膚炎をおこしたり、常に湿った状態で不潔になりやすいため雑菌が繁殖したりするのです。

多くの女性がナプキンやおりものシートによるデリケートゾーンの蒸れやかぶれ、かゆみに悩んでいるようですが、他の人に相談しにくい場所だけに、がまんして症状が進んでしまったり、市販のぬり薬でかえって悪化させてしまうケースもみられます。

蒸れやこすれが原因のかぶれやかゆみなら、ひどくならないうちに原因を取り除けば解消します。そこで、今回は月経期の蒸れない工夫、かぶれない工夫を紹介しましょう。

夏はデリケートゾーントラブルに注意!ムレ・かゆみ・かぶれの対策方法

ナプキンを密着させず、風通しをよく

むれを防ぐには、まず、できるだけナプキンを密着させず、当てている時間も減らすこと。ぴったりしたジーンズやサニタリーショーツでナプキンを密着させ摩擦し続けると、蒸れてトラブルが増加します。ガードルなどの締め付けのきつい下着やズボン、ストッキングなどは、暑い場所で長く身に着けるのは避けたほうがいいでしょう。

せめて家にいるときくらいは、風通しをよくすることを考えて、下半身を締め付けない衣類に着替えましょう。経血量が少ないときは、サニタリーショーツは外し、おりものならシートを外して何度も下着を交換します。

素材を圧縮した薄手のナプキンで陰部を密閉すると問題がおこりやすいので、少し厚手のふっくらしたものに当て換えて、皮膚とナプキンの間にすきまをつくりましょう。中心部が盛り上がっている形状のものより平らなもののほうが、すきまができやすいようです。

ナプキンには表面がやわらかいもの、表面にプラスチックメッシュがのっているものなどいくつかのタイプがありますが、こすれてかゆくなる場合はやわらかいものにするほうがトラブルが少なくてすみます。その問題がない場合は、メッシュのさっぱりした感触を求めるのもよいでしょう。

出血がほとんど治まったら、夜寝ている間はナプキンを外して風通しをはかるのがよいでしょう。本格的にかゆみの出ている人は、ショーツをはかずに直接パジャマを着て寝ることをおすすめします。パジャマはぴったりしたものではなく、ゆったりしたものにします。

夏はデリケートゾーントラブルに注意!ムレ・かゆみ・かぶれの対策方法

清潔にして、洗濯にも一工夫を

デリケートゾーンの清潔を保つことも大切です。可能であれば、月経期やおりものが多いときは、局部の汗や分泌物をふきとるかトイレのシャワーで軽く流すなどしてさっぱりしましょう。ただし、腟の内側には強力な自浄作用があり、中を洗浄する必要はありません(かえって、洗わないほうがよいことがわかっています)。
また、外陰部の皮膚が傷んでいるときに繰り返し洗うとかえって炎症をおこすので、そのおそれのあるときには、ガーゼやおしぼりなどでそっと拭うだけにしましょう。
ナプキンやおりものシートはこまめに換えます。出血や分泌物の量が少なくても、長くても4~5時間たったら新しいものに交換しましょう。

下着も汚れたらすぐに清潔なものに換えましょう。また、洗濯後の下着に残った洗剤の刺激でかぶれることもあるので、すすぎは十分に行うようにしましょう。
高温多湿の日本の夏はカビにとって天国。陰干ししたり室内に干した下着をそのまま引き出しにしまうのは、かゆくなるもとです。日光(紫外線)に当てればカビ退治になりますが、それができない場合は、干した後に、短時間でも乾燥機を使う、低温のアイロンを当てるなどカビ対策を。

かゆみがある時の注意点は?

かゆいからといってかくと、さらにかゆくなって悪循環。風通しよく清潔にして、蒸れやすい局所の環境を改善するのが一番です。市販の外用薬を使うときには注意を。添付文書に「粘膜にはつけないように」と書いてあるものは、本来外陰部にはつけてはいけないのですが、そういった薬を外陰部につけてかぶれる人が多いようです。

ひどいかゆみがある場合、カンジダというカビの一種が腟内で繁殖する「カンジダ腟炎」や、別の感染症の可能性もあります。ひどいかゆみや痛みがあったり、おりものの量が増えたりしたら、早めに産婦人科か婦人科へ受診しましょう。

一方、咳やくしゃみ、スポーツなどで尿がもれてしまう人がいます。その量には個人差がありますが、決して少ない量ではありません。そういった場合は、暑い季節もパッドが手離せません。尿もれがあるのに生理用のナプキンを使っていると、皮膚障害をおこす原因になるため、尿を吸収させる場合には、尿もれ専用パッドを使うのがよいでしょう。
尿もれ専用品は、内部に生理用パッドよりたくさんの吸収材が詰まっていて、尿がしみてもパッドの表面がじめじめしないすぐれものです(ただし、血液を吸わせるのには向きません)。最近は、売り場でも生理用品の近くに尿もれ専用品を配置し、手に取りやすくしてありますから、尿もれには尿もれ専用パッドを使ってください。

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植物のパワーを取り入れよう!美容・健康・生活に役立つ”アロマレシピ”

森田 敦子先生

【執筆者】森田 敦子先生

植物療法士、サンルイ・インターナッショナル代表取締役 1992年パリ大学所属の薬学専門校入学、生物化学、植物学、大脳生理学、フィトテラピーを学び、植物療法士資格を取得。1998年サンルイ・インターナ…

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(編集・制作 (株)法研

生活のひとこまにアロマテラピーを取り入れ、心豊かに楽しく!食事や仕事、美容、掃除、心のケア、ボディーケアに、手軽に取り入れられる「とっておきレシピ」

植物の力を取り入れて生活を楽しむ

2年前の春に始まった「アロマテラピーでナチュラルホームケア」も今回が最終回になります。このシリーズでは、精油を用いる狭義のアロマテラピーだけでなく、ハーブ、薬草、しょうがやみそといった身近な食べ物まで、植物のもつ力を利用して心身の健康や美容に役立てる簡単な方法を紹介してきました。これまで、春夏秋冬とその季節におすすめのレシピを中心に紹介して、ちょうど季節を2巡しました。最終回の今回は、季節を問わずおすすめしたい「とっておきのレシピ」を紹介しましょう。

植物は、健康に美容に、さまざまな効果をもつ抗酸化物質の宝庫です。これまで見てきたように、この植物の力を利用したアロマテラピー(広くはフィトテラピー)には心身の健康や美容などにさまざまな効果があります。思いつくまま挙げてみましょう。

心の健康に:気分をリラックスさせる、心を鎮める、沸き立たせる、明るくする……
体の健康に:体を温める、痛みをとる、炎症を鎮める、胃腸を丈夫にする、免疫を高める、疲れをとる、食欲を増す……
美容に:肌を保湿する、肌荒れを防ぐ、美白・美肌、むくみをとる、ボディの引き締め……
生活のさまざまな場面で:殺菌、消臭、虫よけ、汚れ落とし……

ほかにもさまざまあって書ききれませんが、このような素晴らしい植物の力を、もっと生活のひとこまに取り入れてもらえたら、心豊かに、楽しく生活できると思います。
生活のスタイルは人によりさまざま。一人ひとり環境も習慣も違う中で、これからは「いかに生活を楽しむか」が大切なテーマになるのではないでしょうか。苦しい想いの中でも、光を見つけられる自分であることが大切です。

生活のひとこまで手軽にできる「とっておきレシピ」

食事や仕事、美容、掃除、心のケア、ボディーケアといった生活のひとこまで、薬草、ハーブ、アロマテラピーを手軽に取り入れるアイディアを提案します。

食事:発酵食品を取り入れよう

これからは毎日発酵食品をとりましょう。人類は、発酵という技術を手に入れました。日本ではその技術を使って味噌、醤油、酢、漬物などの食品を作り、健康に役立ててきました。人工的ではなくしっかりと自然に発酵させたものを選んでください。

☆赤味噌(八丁味噌)
ビタミン・ミネラルの豊富さが一目置かれ、たくさんある味噌の中でも疲れたときにおすすめの味噌です。赤味噌のみそ汁は、疲れたとき、免疫力が落ちているときに最適なスープ。肌の調子を整え心を穏やかにします。ときには野菜のディップとして食べるのも最高です。口の中で香りを味わうとよいでしょう。

☆酵素ドリンク
酵素は細胞にとって不可欠な成分。食べ物の消化や排泄、新陳代謝、血液循環、体温調整、免疫など生体内のほとんどの働きにかかわり、健康と美容に重要な役割を果たしています。生の野菜や果物、発酵食品に豊富です。
最近では、微生物の力を借りて数十種類の野菜や果物、薬草等を発酵させ、生体に吸収されやすく作られた食品(粒状や液体のものがある)が人気を集めています。朝、酵素ドリンクを1杯飲むと効果的です。もちろん朝の果物もいいですね。
私の実家でも、春と秋に野菜や穀物、果物、海藻まで50種類を細かく切り刻み、白砂糖で揉み込んでその後発酵させ酵素ドリンクを作ります。疲れたときや免疫力が落ちたとき、妊娠・出産時には完璧な栄養剤になります。

仕事:合間をみてさっとリフレッシュ

仕事の合間にさっとできる健康法を紹介します。その数分が、1日の疲れを軽減してくれること間違いなしです。

☆ユーカリの精油を1本デスクに
ユーカリ(ラジアタ)を用意します。ティッシュ・ペーパーに1滴落とし、その濡れたところを上手に丸めて片方の鼻の中に入れ、ゆっくりと深呼吸します。ティッシュ・ペーパーを反対の鼻の穴に入れ替えて、同様に深呼吸します。花粉症の予防と、のどのケアになります。爽やかな香りで瞬間にリフレッシュ。周りに風邪をひいた人がいるときなどおすすめの、抗菌力の高い1本。
香りのケアとしては、やる気を出して「仕事を楽しめる自分」が生まれます。

美容:女性であることを愛しむ1杯

☆ピンクのハーブティー 幸せのティザンヌ
<材料>
ローズヒップ
ハイビスカス
ローズ
ステビア

上記のハーブをそれぞれ100gずつ用意します。ふたがしっかりと閉まる缶を見つけ、シリカゲルとともに全て入れます。1回分は大さじ2杯を150ccのお湯で3分程。美しいピンク色のハーブティーができ上がります。フランスでは「ティザンヌ」と言われます。女性であることを愛しむ1杯です。ステビアの甘さも加わりリラックスできるとともに、内側からのケアが肌を美しく保ちます。

掃除:香りを楽しみながらキッチンの油汚れを落とす

☆蜜柑の皮を天日干し
食べ終わった柑橘系の皮を刻んで天日干しにします。網の袋にたっぷりと入れて湿らせます。キッチンの油汚れのこびりつきにキュッキュと擦ってみましょう。オレンジの香りも心地よく、それ以上に油汚れがきれいになっていくことに気持ちが高まります。抗菌力も抜群です。柑橘系の皮には、油を吸着してしっかりと落とす作用があります。

心のケア:ストレスに、気持ちが沈んだ夜に

☆ビタミンC&ユズ茶&ユズの精油のトリプルケア
ストレスがあると体からビタミンCが奪われます。ビタミンCは毎日欠かせないサプリメントの1つとしましょう。ビタミンCは人間の体では作ることのできない成分の1つ。免疫力を高めるには欠かせない成分です。もちろんEも同様。
気持ちが深く沈んだ夜の特効薬はユズ茶。甘みと酸味が程良く、気持ちをホッとさせる1杯。市販の物で十分です。
手のひらにクリームを少々置いてそこにユズの精油を1滴。ゆっくりと首からデコルテをマッサージ。ユズの香りが副交感神経を高めていきます。トリプルが効きます。

ボディーケア:メリハリのあるボディー作りに

☆ダイエットブレンドオイル
<材料(1回分)>
スウィートアーモンドオイル 20ml
ジュニパーの精油 5滴
ローズマリーの精油 3滴

とっておきのブレンドオイルで気になる部位をマッサージしましょう。ジュニパー&ローズマリーの成分には代謝力を上げる作用があり、このブレンドオイルはエステティックサロンでもリンパドレナージュに使用されています。お腹周りから太もも、そして二の腕をお風呂上りにケアしましょう。メリハリのあるボディー作りを目指して。

※この記事は2011年5月に配信された記事です

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ハーブの効能と使い方|ベランダでハーブを育てるには?

(編集・制作 (株)法研

生活にハーブを取り入れて、心地よい暮らしを!香りの特性を利用して、身心ともにリラックス&リフレッシュ。

ガーデニングで心を癒す

忙しい状態が続くと、心にゆとりを失いがちになります。自然に触れる機会の少ない都会では、なおさらですね。

自然は、たとえ小さな草花でも、四季の移り変わりなど私たちに多くのことを教えてくれます。実際に自分で育てた草花ならば、成長していく姿を見つめることで、より深い喜びを得て、癒しにもつながるのではないでしょうか。

最近は、便利なガーデニンググッズも増えているので、広い庭がなくても、アパートやマンションのベランダでガーデニングが楽しめます。ベランダガーデニングをするときには、以下の点に注意しましょう。

(1) 季節によって、日の当たる場所に注意したい。その上で、植物の特性にあわせて、植木鉢やプランターの置き場所を移動させる。

(2) 真夏は、コンクリートの照り返しなどで高温になり、植物を痛めることがあるので、風通しや日当たりの調節をする。

(3) 水やりのときは、階下に迷惑をかけないよう、注意する。

(4) 手すりにプランターを取りつける場合は、落下しないよう、しっかりとした紐や金具を使って設置する。

(5) プランターを置くときは、家の中からだけでなく、外からも美しく見えるように配慮する。

古代から利用されてきた香りの効果

植物の中でもハーブは、料理やハーブティー、アロマセラピー(芳香療法)など、さまざまな暮らしの中で利用できます。

香りを心身の癒しに役立てようという考え方は、数千年前の古代文明の時代からありました。インダス文明の遺跡からは、精油(エッセンシャルオイル)を抽出するための器具も発見されているほどです。

植物の香りには、人間本来の自然治癒力や抵抗力を高め、自律神経の働きや免疫力を向上させる働きがあります。

精油ならば、季節を問わず楽しめます。入浴時には、浴槽にお湯をはり、精油を5~6滴垂らして混ぜれば、浴室は香りに包まれ、贅沢な気分を満喫できます。

仕事から帰って何もする気になれない……というときには、洗面器やバケツにお湯をはり、精油を2~3滴垂らして手浴、足浴をするのもいいでしょう。

外出先でも、ハンカチやティッシュに精油を2~3滴垂らして、鼻や口から吸いこむなど、手軽な方法があります。

ハーブを栽培してアロマセラピー効果

ハーブのアロマセラピー効果には、個々に特性があります。

気分をリラックスさせるハーブの代表は、ラベンダーとカモミールです。どちらも心を穏やかにして、ストレスをやわらげてくれます。ローズ、マジョラム、レモンバーム、ローズウッド、サンダルウッドなどにも同様の効果があります。

気分をリフレッシュさせるハーブの代表は、ペパーミントとローズマリーです。心を元気にしてくれて、スッキリします。レモングラス、バジル、ジンジャー、オレガノ、ベルガモット、ジャスミンなどにも同様の効果があります。

ハーブはお店で気軽に買うことができます。けれど、自分のベランダで小さな種や苗から時間をかけて育った植物ならば、いっそうの愛着と喜びが味わえるでしょう。 つみたてのフレッシュな香りを放つハーブでリラックスして、身心ともにゆとりある暮らしをしましょう。

(「オン&オフ生活術」法研より)

※この記事は2006年5月に配信された記事です

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汗をかけない人ほど臭いに注意!臭わない体作りのポイントは?

【お話を伺った人】桐村里紗(きりむら・りさ)先生

内科医・認定産業医。分子栄養学や常在細菌学、生命科学などの知識を活かし、執筆・講演を行う。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるのか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)他。『ドクターりさの躍動するブログ』 …

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執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

汗をかけない人が増加中。ただし「サラサラ汗」はかけなくても「ベタベタ汗」をかく人は臭っているかも。

「汗をかけない」は体がサボっている証拠

夏場になると、なるべく汗をかかないようにと努力する人がいますが、これは、不健康。日本のように高温多湿の地域では、体温調整のためしっかり汗をかく方が自然です。
しかし、現代では汗をかく機能が低下している人が増えています。その理由は、運動不足やクーラーの完備など。ただし「汗をかけない」とは言っても、それは「サラサラ汗」のお話で、「ベタベタ汗」をかいている人は多いのです。

実は、自分に備わっている汗腺のすべてが、働いているとは限りません。体の多くの機能は、使わないとすぐにサボります! 汗をかく習慣がないと、汗腺が休眠状態になり、いざ、汗をかこうと思うと「ベタベタ汗」しかかけなくなります。これが、においの原因に!しっかりサラサラ汗をかいた上で、デオドラントケアをしましょう。

汗をかけない人ほど臭いに注意!臭わない体作りのポイントは?

ベタベタ汗は細菌のエサになる

体温調節のための汗は「エクリン汗腺」という汗の管から分泌されます。その数は、生後3年間に過ごしてきた環境によって決まっており、南国で生まれ育ったら多くなり、北国なら少なくなります。

そして「サラサラ汗」と「ベタベタ汗」の違いは、溶けている成分の量です。
通常、血液をろ過して汗を作る時、ナトリウムなどのミネラル分は、体内に再吸収されます。だから、汗腺がしっかり機能している人の汗は、舐めてもあまりしょっぱくないのです。

一方、汗腺が機能低下していると、汗の中にミネラル分などが排泄されやすくなります。これが、ベタベタの原因に。ミネラル分は、皮膚の表面にいる常在細菌のエサになるので、細菌たちは喜んで増え、これが臭いの原因になるのです。ベタベタ汗しかかけない人への汗臭対策は「汗をしっかりかく習慣を毎日持つこと」。
水分を補給しながら、20分以上の有酸素運動をしたり、40度程度の湯船にゆったり浸かる入浴を続けることで、サラサラ汗をかけるようになります。

デオドラントケアはポイント使いを基本に

デオドラントケアの注意点として、全身に制汗剤を使うと十分汗をかけないため、体温調整に影響します。脇などのポイント使いのみにして、他は汗をこまめに拭きましょう。
また、皮膚の常在菌は、増え過ぎるとにおいの原因になりますが、皮膚を守る重要な働きをしています。皮膚自体を殺菌するよりも、抗菌繊維などを使った肌着などを着ることをおすすめします。

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