寒い季節、足が冷えて腰痛を起こしてしまったら…。冷えからくる腰の痛みに効くツボを紹介。体のこわばりをほぐし、腰と脚を温めてから押せばさらに効果的。

寒くなると体がこわばり、血行が悪くなる

寒いと肩をすくめて体を縮め、うつむいた姿勢をとってしまいがち。そんなときは呼吸も浅くなり、動きが少なくなるので、筋ポンプ(筋肉が緊張したり緩んだりすることで血液を心臓に向かって押し戻す、ポンプのような働き)が働かず、血行も悪くなります。寒さと血行障害で手足が冷え、腰や肩、背中がこわばってつらいという方も増えてきます。

寒い季節に冷えから起こりがちな症状として、今回は足の冷えからくる腰痛、次回は手の冷えからくる肩と背中のこりを取り上げ、よく効くツボマッサージを紹介します。まずは硬くこわばった体をほぐし、リラックスすることから始めると効果的です。

暖かい部屋でリッラックスしながらマッサージを

暖房の効いた家に帰ってもなお体のこわばりを感じたら、肩回しと深呼吸、手足のマッサージを行って、体のすみずみまで血液やリンパ液を行き渡らせ、全身をリラックスさせましょう。肩を回しながら深呼吸をすることで肩周りの緊張がほぐれ、手足を下から上へ向かってさすり上げる(こすり上げる)ことで、手足の血液やリンパ液が心臓に戻りやすくなります。手足の筋肉にたまった疲れやむくみも軽減します。次のように行いましょう。

●体のこわばりをほぐす肩回しと胸式・腹式呼吸、手足のマッサージ

1.肩を後ろに回し、こわばった肩周りをほぐしましょう。
このとき、息を吸いながら胸を張って胸郭を広げ、肋骨を押し広げるように意識して深く呼吸してください。このように肩回しと胸式呼吸を同時に行うと効率的です。

2.次に腹式呼吸を行いましょう。恥骨が出っ張るまで深く呼吸してください。

3.足の甲から脚の前面を通り、鼠径(そけい)リンパ節までゆっくりさすります。

4.脚の後ろ側も同じように、下から上へ向かってさすり上げます。

5.手の平から腕の内側を通り、脇の下のリンパ節までゆっくりさすります。

6.腕の外側も同じように、下から上へ向かってさすり上げます。

全身が冷えてしまったら、足湯・ホットタオル・湯たんぽを

頭寒足熱は健康の基本ですが、寒い冬は家に帰るころにはつま先もふくらはぎも冷たくなっている、そんなときは足湯がおすすめです。
足湯をしてもなお、芯まで冷えた筋肉がこわばり、腰に重だるさや痛みを感じたら、ホットタオルや湯たんぽで腰(イラストの黄色い部分)を温めてください。その後にツボを押すと、さらに効果はアップします。

*一般的なツボの探し方、マッサージの方法は、『パソコン疲労に効く目のツボ‐マッサージ方法をイラストで解説』を参照してください。

腰の痛みには、足のマッサージも効果があります。腰のツボを押したら、腰から足につながる筋肉(大腿筋膜腸筋)(イラストの黄色い部分)をマッサージするか、温めてください。その後、お尻の横と足のツボを押しましょう。

(編集・制作 (株)法研)
※この記事は2009年11月に配信された記事です
佐藤明子先生

【執筆者】佐藤 明子先生

心愛治療院 院長 宮城学院女子大学卒業。鍼灸按摩マッサージ指圧師、リンパ浮腫療法士(5学会認定)。2002年よりがん術後リンパ浮腫治療、がん術後の身体のコリ違和感の専門治療を行う。東京・南青山『心愛…

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