かぜやインフルエンザ予防に効くハーブ|おすすめの使い方&活用術

森田 敦子先生

【執筆者】森田 敦子先生

植物療法士、サンルイ・インターナッショナル代表取締役 1992年パリ大学所属の薬学専門校入学、生物化学、植物学、大脳生理学、フィトテラピーを学び、植物療法士資格を取得。1998年サンルイ・インターナ…

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提供:gooヘルスケア

(編集・制作 (株)法研

強壮作用のあるローズマリー、免疫力をアップさせるオタネニンジン、殺菌作用のあるティートリーでかぜ・インフルエンザに備えよう!

薬箱にハーブを常備し、家族の健康を守りましょう

いにしえから伝わる薬草(ハーブ)の知恵には、驚かされるものがいくつもあります。ハーブから抽出したエキス(精油:エッセンシャルオイル)の香りを嗅ぐことで、さまざまな作用が得られます。

たとえば、ローズマリーは心を陽気にするハーブといわれ、体を温め神経系を興奮させる作用があります。このようにハーブの香りが嗅覚を通して私たちの体に働きかける療法を、アロマテラピー(芳香療法)と呼びます。
また、ローズマリーのエキスを調合して軟膏(なんこう)やクリーム、ローションなどを作れば、肌をいきいきと若返らせることができます。

アロマテラピーはヨーロッパやアジアで、それぞれ独自の方法で行われてきました。
中国最古の薬学書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」には、農耕の神様であった神農皇帝が野原や森に分け行って多くの植物をなめたり食べたりしながら、その効能を調査し分析してまとめ上げた経緯があります。
日本では寒い冬にゆず湯に入るなど、古来より多くの薬草療法が残っています。

最近は、アロマテラピーだけでなく薬草療法としても、多くの種類のケアを家で簡単に試せるようになってきました。

お気に入りのハーブをケースに入れて、薬草箱として常備しておくとよいでしょう。薬草を使う魔女のように、薬草箱から出てきたビンを上手に使いこなせば、家族を不調から守ることが簡単にできます。さらに、手を使うことで優しさが加わり、人の心に働きかけてくれる療法といえます。お子様、ご両親、パートナー、友人や周りの方々を笑顔にしてあげられたら幸せですね。

今回は、疲れをとるハーブ、そしてインフルエンザやかぜの予防に役立つハーブを紹介しましょう。

疲れとむくみのケアにおすすめのハーブ

寒さや乾燥した空気でかぜをひきやすいこの季節。疲れに効果のあるローズマリーや、免疫力を高めるハーブを上手に利用して乗り切りましょう。

☆ローズマリーティー

<材料>
ローズマリーの生葉 枝葉15cmほど(はさみで3等分くらいにする)
お湯 カップ1杯分

ローズマリーの葉をお湯に浸してお茶を楽しみます。強壮作用のあるローズマリーティーは、集中力を高め記憶力を増すのに最適なハーブティーです。口内炎、歯ぐきやのどの炎症には、うがいに用いるのもいいでしょう。

☆ローズマリーのマッサージオイル

<材料>
スウィートアーモンドオイル 20cc
ローズマリー(精油) 5~6滴
ラベンダー(精油) 1~2滴

普段、足や体にむくみやだるさを感じませんか? ローズマリーのマッサージオイルは、むくみに最適です。スウィートアーモンドオイルにローズマリーとラベンダーをブレンドします。お風呂から出た後に両手を温めて、ふくらはぎの下から上へとゆっくりとマッサージしていきます。

☆オタネニンジンの煮出し汁

<材料>
オタネニンジンの根 スライス10枚分
お湯 300cc

免疫力を強化することで有名なオタネニンジンの根は、この時期に欠かせません。オタネニンジンはまた、血糖値や血中コレステロール値を下げる作用があり、性欲(生命エネルギー)を高めるということでもよく知られています。

オタネニンジンの根を薄くスライスし、10枚程度を300ccのお湯で20分ほど煮出して飲みます。人間の性ホルモンに似たステロイド成分が豊富なので、疲れた体の強壮薬として高い作用をもちます。中華風のスープに入れて煮込めば薬膳として使えます。ドリンク剤も多く出ています。

インフルエンザに備えて!

インフルエンザやかぜにも備えましょう。手洗いやうがいに、殺菌作用のあるティートリーの精油を使えばより効果的です。

☆手!きれいスプレー

<材料>
無水エタノール 20cc
ティートリー(精油) 7~10滴

いつでもどこでもまずは手洗いが大切です。無水エタノールにティートリーを加えてよく混ぜます。小さなスプレービンに取り分けて持ち歩くとよいでしょう。この冬に備えてしっかりと手を消毒しましょう。

☆のど!きれいうがい液

<材料>
ぬるま湯 50cc
ティートリー 1~2滴

ぬるま湯にティートリーを落とし、よくかきまぜてのどの奥までしっかりとうがいをしましょう。ティートリーはオーストラリアを代表する抗感染作用をもつハーブ。ティートリー油に匹敵するものはないとまでいわれ、かぜやインフルエンザ、気管支炎などの感染症や、水虫、歯肉炎など皮膚の炎症にも効果があります。

樟脳(しょうのう)に似て、ピリッとしたさわやかな香りを漂わせ、苦味を含むさわやかな香りが心を活性化して、沈んだ気持ちを明るくしてくれるでしょう。
今年のハーブとして、薬箱に常備しておきましょう。

※この記事は2009年9月に配信された記事です



風邪なんか引いてられない人!寝るときに”濡れマスク”をやってみて

提供:gooヘルスケア

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

忙しい時に限って、風邪っぽくなりがち。でも、濡れマスクを使えば簡単に風邪が予防できるんです。濡れマスクの作り方と使い方をご紹介します。

風邪なんか引いてられない人!寝るときに”濡れマスク”をやってみて

風邪の予防には湿度がカギ

気をつけていても、突然起こるのどの痛み。「あれ、風邪かな?」と思いますよね。この風邪の前兆の段階でケアしておけば、本格的な風邪を引くのを予防できます。のどの痛みは、風邪のウイルスの攻撃に対して、発熱や炎症を起こすことで体を守ろうとしているということ。鼻やのどが乾燥していると、ウイルスが繁殖しやすくなるので、湿度をキープすることが大切です。加湿器を使ってもいいですが、結露でカビの原因になるという家も。そこで、呼吸で吸う空気をピンポイントに加湿できる「濡れマスク」が注目なんです。

コットンのマスクを濡らしてつけて寝るだけ

濡れマスクは、文字通りの濡れたマスクを、寝るときにつけることで、のどを乾燥から守ります。寝ている間に口呼吸になる人も風邪をひきやすいので、濡れマスクがおすすめ。朝、起きた時に乾燥でのどがガラガラしているといった症状も改善されます。

濡れマスクの作り方は簡単。まず、市販のコットン素材のマスクを用意します。水かぬるま湯でマスクの部分を濡らし、軽くしぼります。水の切り方がゆるいと、寝ている間に枕などが濡れてびしょびしょに。しかし、固くしぼりすぎると水分がすぐ蒸発してしまい、十分に呼吸器を乾燥から守ることができません。寝室の湿度や温度との兼ね合いがあるので、何度か試して好みで調節を。また、マスクはコットンの部分ができるだけ大きいものを選ぶと、就寝中にずれにくくなります。

アロマをプラスするとより呼吸しやすく

濡れマスクをつけるときは、口だけを覆うようにし、鼻は出します。マスクを濡らすとマスクが重くなり、口元にフィットしなくなることもあるので、その場合は耳にかけるひもの長さを調節しましょう。
また、紙のうすいタイプのマスクでも濡れマスクは作れますが、水分がたっぷり含まれないので、朝になるまでにマスクが乾いてしまいます。その場合は、紙のマスクを2枚重ねて、間に濡らしたコットンやガーゼを入れると水分が保てます。そのほか、好みで、ユーカリなどのアロマオイルやメンソール系の香りを少量プラスすると、より呼吸がしやすくなります。市販の濡れマスクも販売されているので、まずは試してみて。

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かぜを早く治すには?|食欲がないなら食べなくてもいいってホント?

提供:gooヘルスケア

つらい「風邪」改善-漢方医学、西洋医学での対処法

早めの対処で、悪化を防ぐ

出典:株式会社法研「女子漢方」
著者:矢久保 修嗣 日本大学医学部附属板橋病院 東洋医学科 科長
木下 優子 日本大学医学部附属板橋病院 東洋医学科 外来医長
上田 ゆき子 日本大学医学部附属板橋病院 東洋医学科 救急担当医長


漢方医学の考え方

症状

風邪の初期は、体のだるさ、せき、くしゃみ、鼻水、寒気、頭痛などがあり、悪化すると、発熱、吐き気などの症状があらわれます。

原因は、邪気(じゃ き)が鼻や口から肺に入ることで引き起こされます。

同じ環境にいても、風邪を引く人と引かない人がいますが、これは、風邪そのものの強さや、本人の体の強さが異なるためです。気、血、水のバランスがとれていて、それぞれがスムーズに巡っていれば、風邪が入ることを防げます。しかし、バランスがとれずに、とくに気が弱っていると、風邪が体の奥に入り込み、諸症状があらわれます。

インフルエンザに対する漢方薬では、麻黄湯(ま おう とう)がウイルス薬のタミフルに勝るとも劣らない作用があると言われています。また、中国では板藍根(ばん らん こん)という生薬(しょうやく)が処方されることもあります。

漢方処方

風邪の範囲はとても広いので、風邪の性質を見分けて、対応する必要があります。それには、身体を温め、免疫能力を高めて、風邪を外に出す治療を行います。

*悪寒や頭痛を感じる風邪の引き始めの場合

悪寒、頭痛、体のだるさがあり、鼻汁、くしゃみ、せきは、風邪の引き始めです。この段階で対処すれば、普通の風邪ならば悪化を防げます。

この場合、もっとも有名な漢方薬の一つである葛根湯(かっ こん とう)を処方します。

ただし、葛根湯は、比較的体格がよく、胃腸が丈夫な人に適している漢方薬なので、体の弱い人にはおすすめしません。

体力がない人、お年寄りには、桂枝湯(けい し とう)、麻黄附子細辛湯(ま おう ぶ し さい しん とう)を使います。

*鼻水が出る場合

くしゃみや水っぽい鼻水が出ている場合には、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)を使うと速効性が期待できます。これは、花粉症にも使われる漢方薬です。

鼻水に粘りがある場合は、葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)が有効です。日本でつくられた処方で、鼻づまり、蓄膿症、慢性鼻炎に用いられています。

西洋医学の考え方

症状

咳、鼻水、くしゃみ、頭痛、発熱などのつらい症状が起こります。その原因は、約9割がウイルス感染によるものだとされています。ウイルスの種類は100以上もあると言われていて、風邪のためにウイルスを特定して、ピンポイントに治療するということはしません。

そもそも、日本では多くの人が、風邪を引くと病院に行きますが、外国では自宅で体を休めて様子をみるのが一般的です。

本来ならば、風邪の症状が収まるまで、安静にしているのが一番よいのです。

しかし、日本人は、”会社に行かなければならない””家事をしなければいけない”と非常に勤勉な人が多いので、風邪を治して、すぐに活動を始める人が多く、そのために悪化してしまう人もいます。

対処法

発熱には解熱剤、咳には鎮咳去痰薬(ちんがいきょたんやく)など、それぞれの症状を抑える西洋薬を処方して、経過をみます。多くの場合は、1週間程度で症状が緩和しますが、それ以上続くようであれば、別な病気の可能性もあるので、改めて受診することをおすすめします。

 

「風邪」を食材で改善-体を温め、胃腸をいたわる


風邪の初期は体を温める

体の節々の痛みやだるさ、頭痛、鼻水などの症状とともに、布団をかぶっていたくなるような悪寒などがある場合、風邪の可能性があります。

ご自身で風邪かそうでないかを判断することはできないと思いますが、もしも風邪だと感じたら、脱水予防に、できれば温かい飲み物で水分補給をして、すぐに寝ることをおすすめします。

一般に”風邪には栄養と休養が一番”と言われていますが、初期の場合は、食欲がなければ無理に食べる必要はありません。

なぜでしょうか? 風邪を引いたとき、普段は大好きな食べ物が食べられなくなったり、美味しいと感じなくなったことはありませんか? 味覚が変わったり、食欲がなくなったりするのは、そのときの自分の体が食べ物を欲していないということなのです。

これは、風邪を引くと消化機能が衰えるからです。そのため、風邪の引きはじめは、消化器に負担をかけないよう、食事は控えめにし、胃腸も休ませたほうが回復は早まります。

このような状態の場合は、おなかに優しく、体も温まる生姜湯や葛湯がおすすめです。葛(くず)は葛根湯(かっ こん とう)の主成分です。寒気を追い払い、気を巡らせ、免疫力を高める働きがあります。葛湯にはおろしショウガを加えるとさらに温まります。食材で体が温まると、薬の効果も高まります。

悪寒がなくなり回復してきたら、胃に負担をかけない、消化がよいと言われているものから、少しずつ食べるようにしましょう。うどんやおかゆなどの穀物を中心に、やわらかく煮たジャガイモ、白菜、カボチャなどを一緒にとるとよいでしょう。

栄養素の面で言えば、野菜は煮込むとビタミンCや酵素などが失われますが、それにこだわって非加熱のものばかり食べていると、体が冷えてしまいます。風邪のときは、消化がよく、体を温める調理法で、胃腸をいたわりながら、栄養をとることが先決です。

 

発熱したら、熱を冷ます作用のある食べ物を

発熱は、私たちの体が、ウイルスと戦うために体温を上げようとしていることで起こります。体が頑張っているのです。

熱が上がりきると、通常は寒気を感じなくなります。このような状態になったら、冷たいものを口にすると気持ちがよいと感じるでしょう。口あたりのいいゼリーやプリンなど、少し冷たいものを食べても構いません。

また、こもった熱を下げるためには、発汗作用のある食材をとって汗をかくと、回復が早まります。生姜、ネギ、ニラなどがおすすめです。

 

熱に加えて便秘がある場合は腸を刺激

風邪で熱が上がると、熱によって体の中の水分が失われ、胃腸も弱るだけでなく、便秘になりやすくなります。西洋医学の風邪薬の影響で、腸の働きが弱まる場合もあります。

熱でつらいうえに、おなかが張って苦しいときは、柑橘系のジュースやトマトジュースなど腸を刺激するものを飲んでみてください。便が出ると、熱も外に出せるようになるので、少し楽になります。

 

風邪の諸症状の食養

寝込むほどではないけれど、咳やのどの痛みなど風邪の諸症状があって、つらいということもあるでしょう。そのようなときに、有効な食養をご紹介します。

*〈空咳が出る場合〉

痰を伴わない空咳(から せき)には、梅、梨、ユリ根などの食材が効果的です。梅や梨には、肺の機能を回復させる作用があります。とくに梨は、山芋と一緒に煮て、くず粉でとろみをつけると咳止めになります。咳止めには、大根も同様の効果があります。なお、梨は寒性で水分が多いので、微熱があるときにも効果的です。

ユリ根も、肺を潤し咳を抑えます。ユリ根を乾燥させたものは、百合(ひゃくごう)という生薬(しょうやく)で、漢方薬に用いられています。野菜の中では、粘膜を丈夫にするビタミンB2を多く含みます。空咳には、ユリ根のしぼり汁にお湯を加えて飲むとよいでしょう。

*〈湿った咳が出る場合〉

痰のからんだ湿った咳に効く食材では、カリンや大根が知られています。カリンには、痰を除いて咳を鎮める作用があります。生のままでは渋くて食べにくいので、ハチミツやお酒に漬けて利用しましょう。

カリンの種には、そのまま食べると中毒の可能性があるアミダグリンが多く含まれますが、種を煎じると咳止め効果があるとも言われています。

大根は、痰を出やすくし消化を促進します。ハチミツか水飴に漬け、できた汁を飲むとのどの痛みや咳に効き目があります。

*〈くしゃみ、鼻水が出る場合〉

くしゃみや鼻水がひどいときは、体を温める食材をとるようにしましょう。前述のクズや大根をはじめ、ニラ、長ネギ、紫蘇、生姜、ニンニクなどです。

ニラは胃腸を温め、気の巡りを改善させ血液の循環も促します。長ネギや紫蘇も、気の巡りをよくし、発汗作用で風邪の寒気を除きます。

 

穀物は食養の要

漢方では穀物は基本の食材です。穀物は体に一番害が少なく、胃腸が弱い人にも、冷え症の人にも暑がりの人にも悪さはしません。

風邪で何も食べたくないというときは、休養をとったあとに、おもゆなどから始めて、五分粥、全粥と進み、野菜類やタンパク質を増やしていきましょう。

 

風邪のお助け食材

温性 うるち米、羊肉、鶏肉、カボチャ、 ニラ、長ネギ、葉ネギ、水飴、 黒砂糖、ショウガ、 ニンニク(生は熱性)、ワサビ、シナモン
平性 ジャガイモ、百合根、 梅、カリン、葛、ハチミツ
涼性・寒性 大根、苦瓜、梨

 

+αでいつもの食事が風邪対策ご飯に

 

  • おかゆやスープに百合根をプラス
  • 味噌汁にニラや長ネギを加える
  • 葛粉を料理のとろみやデザートに利用
  • コーヒーやお茶の代わりに生姜湯や葛湯を飲む

 

 

季節別おすすめ食材とおかず

春の食材 ウド

●おかず
ウドと菜の花のおひたし

夏の食材 紫蘇、生姜、ニラ、苦瓜、梅

●おかず
ニラと卵の炒め物

秋の食材 カボチャ、梨、カリン、百合根

●おかず
カボチャの葛あんかけ、梨のコンポート

冬の食材 長ネギ、大根、百合根

●おかず
百合根と豚肉炒め、大根と鶏肉のスープ

 

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昔からある風邪に効く健康法。本当に効果があるのはなに?

提供:gooヘルスケア

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

世間に昔から伝わる健康法の中には実は危ないものも。本当の「効く・効かない」をお教えします。

栄養満点のたまご酒は効果あり

親から教えられてきたことや、昔から効くとされてきた健康法。すべて本当に効果があるわけではありません、と指摘するのは新潟大学名誉教授で医学博士の岡田正彦先生。中には体にとって危ないものもあるそう。風邪にいいとされているこんな健康法は大丈夫?

昔からある風邪に効く健康法。本当に効果があるのはなに?

○たまご酒

よく知られる民間療法で、溶きたまごに温めた日本酒、砂糖やハチミツを加えて混ぜたものを、風邪のひきはじめに飲むのが「たまご酒」。卵白に含まれているリゾチームという酵素の殺菌作用と、日本酒の体を温める作用で風邪に効くと言われています。風邪には特効薬がなく、治すには栄養をとって、体を温かくして眠るしかありません。たまご酒には、栄養満点のたまごと、体を温める作用のある日本酒が適量入っているので、そのサポートにはなると思われます。お酒が苦手な人は、お酒を牛乳に代え、ホットミルクセーキにしてもOK!

乾布摩擦は抵抗力を下げる?

×乾布摩擦

おじいちゃんの健康法というイメージのある「乾布摩擦」。皮膚を乾いた手ぬぐいなどでゴシゴシとこするだけ。風邪の予防や冷えの改善、自律神経の働きを高める効果などがあると言われ、日本や北欧の一部などで古くから行われています。しかし肌をゴシゴシこするのは、健康を守るうえでむしろNG。というのも、皮膚の表面には角質層や皮脂層があり、これが病原菌から体を守る壁となっているからです。乾布摩擦でそれらを傷つけてしまうと、逆に体の抵抗力がダウンすることも。同様の意味で“アカすり”も避けたほうがいいそう。

×首にネギ巻き

長ネギを生のまま、または火であぶってガーゼに包み、首のまわりにぐるりと巻く「首にネギ巻」。首に巻くことで、のどの炎症など、風邪の症状を抑えると言われています。しかし、これはまったくの迷信! ネギはアリシン、ネギオールといった抗菌、抗ウイルス作用のある成分を含有しているため、そんなふうに言われたのかもしれません。とはいえ、食べて栄養をとるというならともかく、首に巻いて肌から吸収させ、のどの痛みが治るというのはあり得ないとか。

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風邪予防に『おろしにんじん鍋』がおすすめ!材料3つの鍋レシピ

提供:gooヘルスケア

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

バランスよく栄養がとれて、体調管理にピッタリの鍋料理。中でも風邪予防におすすめのレシピをご紹介。

材料3つでウイルスを寄せ付けない体に!

気温が下がり、空気が乾燥する季節は、風邪が流行りやすくなります。この時期、体調管理の食事に最適なのがバランスよく栄養がとれる鍋。管理栄養士で中医薬膳の指導をしている植木もも子先生がおすすめするのは、風邪の予防に働く「たらと白菜のおろしにんじん鍋」です。

生命エネルギーを高め、血流をよくする「たら」。β-カロテン豊富で抗酸化作用の高い「にんじん」。水分代謝を高めてのどを潤す「白菜」。鍋料理は具材をたくさん入れがちですが、大事なのは量よりバランス。この3つだけで、ウイルスを寄せ付けない体に!
また、好みで豆腐を加えてもOK。風邪の症状がすでに出ている時は、このレシピをベースに、しょうがや豆乳でアレンジを加えれば「鼻かぜ」や「のどの炎症」にも◎。簡単&ヘルシーな鍋で、冬の風邪を吹き飛ばしましょう!

風邪予防に『おろしにんじん鍋』がおすすめ!材料3つの鍋レシピ

風邪を防ぐおすすめ鍋レシピ

たらと白菜のおろしにんじん鍋

○材料(2人分)

たら…2切れ
白菜…1/8個
にんじん(すりおろす)…1本
昆布…20cm大
※しょうがの薄切り(または“干ししょうが”)…4〜5枚
酒…大さじ3
塩…小さじ1/3〜1/2
片栗粉(同量の水で溶く)…大さじ1

○ 作り方
1)鍋に水4カップ(分量外)、昆布を入れ、20分ほどおく。たらは流水で洗って水けを拭き、食べやすく切って酒大さじ1をふる。

2)白菜は軸を長さ5cm、幅1cmに切り、葉は2cm幅のざく切りにする。(1)の鍋を火にかけ、沸騰したら昆布を取り出してすりおろしたにんじん、白菜の軸を加え、3分ほど煮る。

3)しょうが、酒大さじ2、たら、白菜の葉を加え、たらに火が通ったら塩を加えて味をととのえる。水溶き片栗粉を加えて混ぜ、とろみをつける。

風邪の症状に合わせてアレンジ鍋レシピ

・のどの痛みを感じたら豆乳をプラス

作り方は「たらと白菜のおろしにんじん鍋」と同じ。材料の水の半量(2カップ分)を豆乳に替えるだけ。豆乳は、体内の炎症や熱を穏やかに鎮める効果があります。

・くしゃみや鼻水にはしょうがをたっぷり

鍋に山盛り大さじ1(約2かけ分)のおろししょうがを加えて、発汗作用を促進。汗をたっぷりかくことで風邪の邪気を外に出し、進行を抑えます。

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適当に買っていませんか?市販のかぜ薬の正しい選び方

【お話を伺った人】堀 美智子先生

医薬情報研究所(株)エス・アイ・シー取締役、薬剤師 薬科大学の医薬情報室に20年勤務の後、1998年医薬情報研究所(株)エス・アイ・シー 医薬情報部門責任者、1998年より現職。薬局を運営しながら…

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(編集・制作 (株)法研

1500を超えるかぜ薬の上手な選び方から服用の注意点まで。かぜのつらい症状を緩和させるために、上手に使いたいかぜ薬。購入するときに役に立つかぜ薬の基礎知識。

どんな症状で、どんな効果を期待するかを見極めて選ぼう

かぜ薬は種類が多いわりには、うまく使い分けされていません。購入の際には、どれを選んだらよいかわからないままに、商品名や値段だけで選んでいる人が多いようです。自分のいまの状態にとって最も必要なことは何か、症状に対し期待したい効果は何か、これらを見極めたうえで薬を選ぶことが大切です。

ひと口にかぜ薬といっても、解熱、鎮痛、鼻水、鼻づまり、咳・痰など各症状に効く成分は異なります。これらすべてに効く成分を含んだかぜ薬が「総合感冒薬」と呼ばれるものです。また、症状ごとに有効な成分を強めて差別化を図った「感冒薬」もあります。

一般的に私たちは、“大は小を兼ねる”という発想で総合感冒薬を選びがちです。薬の安全な用い方という点から、特定の症状に対応した必要最低限の薬は積極的な服用をお勧めしますが、必要のない成分については服用しないほうがよいでしょう。

適当に買ってませんか?市販のかぜ薬の正しい選び方

咳ひとつでも原因は多様!購入の際には薬剤師に相談を

かぜ薬を服用する際に注意したいのが、薬ののみ合わせです。違う種類のかぜ薬を同時にのむと、特定の成分を過剰に摂取してしまう場合があります。たとえば、咳・痰に効く薬と、鼻水、鼻づまりに効く薬には、同じ成分が含まれているので、咳止め薬だけを服用すれば、鼻水・鼻づまりにも効果が得られます。しかし、水っぽい鼻が大量に出る場合は、鼻水がのどに流れ出ることによって咳を引き起こしていることも多く、その場合は、鼻水・鼻づまりの薬が効果的です。

このように鼻水という症状ひとつにも個人差があります。しかも、鼻水に効果のある抗ヒスタミン剤は、鼻水は止めるものの、緑内障や前立腺肥大の人には望ましくない副作用を引き起こす可能性があります。このように市販薬はすべての人に万能ではないのです。

こうした点から、かぜ薬を購入する際には、薬剤師に自分の体調や症状、持病や体質などを伝えて、最適な薬を選んでもらうのが望ましいでしょう。

4~5日服用してもよくならない場合は受診を

さらに、かぜ薬を用いる際の注意点として、以下の3点があげられます。

(1)子どもには子ども用のかぜ薬を

大人用の市販薬には、アスピリンなどウイルス性疾患の子どもが服用を禁止されている成分を含むものがあります。点鼻薬も、子どもの場合、鼻の粘膜から成分を吸収しやすく、意識障害を起こす可能性があります。子どもには子ども用を服用させることが大切です。

(2)西洋薬と漢方薬を一緒に服用しない

違う製法でつくられていても、含まれている成分が同じこともあるため、特定の成分を過剰にとってしまう可能性があります。

(3)添付の注意書をよく読む

自分ののむ薬について正しく理解し、正しい量を服用するため、また、副作用を防ぐ意味からも重要です。

かぜ薬は、かぜにともなう症状を抑えるだけで、かぜを根本的に治すわけではありません。かぜをひいたら安静にして休むこと。これが最高の対策です。市販のかぜ薬を4~5日のんでもよくならない場合は、ほかの病気の疑いや二次感染の可能性もありますから、受診が必要です。

(「へるすあっぷ21」、法研より)

※この記事は2005年11月に配信された記事です

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