植物のパワーを取り入れよう!美容・健康・生活に役立つ”アロマレシピ”

森田 敦子先生

【執筆者】森田 敦子先生

植物療法士、サンルイ・インターナッショナル代表取締役 1992年パリ大学所属の薬学専門校入学、生物化学、植物学、大脳生理学、フィトテラピーを学び、植物療法士資格を取得。1998年サンルイ・インターナ…

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(編集・制作 (株)法研

生活のひとこまにアロマテラピーを取り入れ、心豊かに楽しく!食事や仕事、美容、掃除、心のケア、ボディーケアに、手軽に取り入れられる「とっておきレシピ」

植物の力を取り入れて生活を楽しむ

2年前の春に始まった「アロマテラピーでナチュラルホームケア」も今回が最終回になります。このシリーズでは、精油を用いる狭義のアロマテラピーだけでなく、ハーブ、薬草、しょうがやみそといった身近な食べ物まで、植物のもつ力を利用して心身の健康や美容に役立てる簡単な方法を紹介してきました。これまで、春夏秋冬とその季節におすすめのレシピを中心に紹介して、ちょうど季節を2巡しました。最終回の今回は、季節を問わずおすすめしたい「とっておきのレシピ」を紹介しましょう。

植物は、健康に美容に、さまざまな効果をもつ抗酸化物質の宝庫です。これまで見てきたように、この植物の力を利用したアロマテラピー(広くはフィトテラピー)には心身の健康や美容などにさまざまな効果があります。思いつくまま挙げてみましょう。

心の健康に:気分をリラックスさせる、心を鎮める、沸き立たせる、明るくする……
体の健康に:体を温める、痛みをとる、炎症を鎮める、胃腸を丈夫にする、免疫を高める、疲れをとる、食欲を増す……
美容に:肌を保湿する、肌荒れを防ぐ、美白・美肌、むくみをとる、ボディの引き締め……
生活のさまざまな場面で:殺菌、消臭、虫よけ、汚れ落とし……

ほかにもさまざまあって書ききれませんが、このような素晴らしい植物の力を、もっと生活のひとこまに取り入れてもらえたら、心豊かに、楽しく生活できると思います。
生活のスタイルは人によりさまざま。一人ひとり環境も習慣も違う中で、これからは「いかに生活を楽しむか」が大切なテーマになるのではないでしょうか。苦しい想いの中でも、光を見つけられる自分であることが大切です。

生活のひとこまで手軽にできる「とっておきレシピ」

食事や仕事、美容、掃除、心のケア、ボディーケアといった生活のひとこまで、薬草、ハーブ、アロマテラピーを手軽に取り入れるアイディアを提案します。

食事:発酵食品を取り入れよう

これからは毎日発酵食品をとりましょう。人類は、発酵という技術を手に入れました。日本ではその技術を使って味噌、醤油、酢、漬物などの食品を作り、健康に役立ててきました。人工的ではなくしっかりと自然に発酵させたものを選んでください。

☆赤味噌(八丁味噌)
ビタミン・ミネラルの豊富さが一目置かれ、たくさんある味噌の中でも疲れたときにおすすめの味噌です。赤味噌のみそ汁は、疲れたとき、免疫力が落ちているときに最適なスープ。肌の調子を整え心を穏やかにします。ときには野菜のディップとして食べるのも最高です。口の中で香りを味わうとよいでしょう。

☆酵素ドリンク
酵素は細胞にとって不可欠な成分。食べ物の消化や排泄、新陳代謝、血液循環、体温調整、免疫など生体内のほとんどの働きにかかわり、健康と美容に重要な役割を果たしています。生の野菜や果物、発酵食品に豊富です。
最近では、微生物の力を借りて数十種類の野菜や果物、薬草等を発酵させ、生体に吸収されやすく作られた食品(粒状や液体のものがある)が人気を集めています。朝、酵素ドリンクを1杯飲むと効果的です。もちろん朝の果物もいいですね。
私の実家でも、春と秋に野菜や穀物、果物、海藻まで50種類を細かく切り刻み、白砂糖で揉み込んでその後発酵させ酵素ドリンクを作ります。疲れたときや免疫力が落ちたとき、妊娠・出産時には完璧な栄養剤になります。

仕事:合間をみてさっとリフレッシュ

仕事の合間にさっとできる健康法を紹介します。その数分が、1日の疲れを軽減してくれること間違いなしです。

☆ユーカリの精油を1本デスクに
ユーカリ(ラジアタ)を用意します。ティッシュ・ペーパーに1滴落とし、その濡れたところを上手に丸めて片方の鼻の中に入れ、ゆっくりと深呼吸します。ティッシュ・ペーパーを反対の鼻の穴に入れ替えて、同様に深呼吸します。花粉症の予防と、のどのケアになります。爽やかな香りで瞬間にリフレッシュ。周りに風邪をひいた人がいるときなどおすすめの、抗菌力の高い1本。
香りのケアとしては、やる気を出して「仕事を楽しめる自分」が生まれます。

美容:女性であることを愛しむ1杯

☆ピンクのハーブティー 幸せのティザンヌ
<材料>
ローズヒップ
ハイビスカス
ローズ
ステビア

上記のハーブをそれぞれ100gずつ用意します。ふたがしっかりと閉まる缶を見つけ、シリカゲルとともに全て入れます。1回分は大さじ2杯を150ccのお湯で3分程。美しいピンク色のハーブティーができ上がります。フランスでは「ティザンヌ」と言われます。女性であることを愛しむ1杯です。ステビアの甘さも加わりリラックスできるとともに、内側からのケアが肌を美しく保ちます。

掃除:香りを楽しみながらキッチンの油汚れを落とす

☆蜜柑の皮を天日干し
食べ終わった柑橘系の皮を刻んで天日干しにします。網の袋にたっぷりと入れて湿らせます。キッチンの油汚れのこびりつきにキュッキュと擦ってみましょう。オレンジの香りも心地よく、それ以上に油汚れがきれいになっていくことに気持ちが高まります。抗菌力も抜群です。柑橘系の皮には、油を吸着してしっかりと落とす作用があります。

心のケア:ストレスに、気持ちが沈んだ夜に

☆ビタミンC&ユズ茶&ユズの精油のトリプルケア
ストレスがあると体からビタミンCが奪われます。ビタミンCは毎日欠かせないサプリメントの1つとしましょう。ビタミンCは人間の体では作ることのできない成分の1つ。免疫力を高めるには欠かせない成分です。もちろんEも同様。
気持ちが深く沈んだ夜の特効薬はユズ茶。甘みと酸味が程良く、気持ちをホッとさせる1杯。市販の物で十分です。
手のひらにクリームを少々置いてそこにユズの精油を1滴。ゆっくりと首からデコルテをマッサージ。ユズの香りが副交感神経を高めていきます。トリプルが効きます。

ボディーケア:メリハリのあるボディー作りに

☆ダイエットブレンドオイル
<材料(1回分)>
スウィートアーモンドオイル 20ml
ジュニパーの精油 5滴
ローズマリーの精油 3滴

とっておきのブレンドオイルで気になる部位をマッサージしましょう。ジュニパー&ローズマリーの成分には代謝力を上げる作用があり、このブレンドオイルはエステティックサロンでもリンパドレナージュに使用されています。お腹周りから太もも、そして二の腕をお風呂上りにケアしましょう。メリハリのあるボディー作りを目指して。

※この記事は2011年5月に配信された記事です



【超万能ハッカ油を使い倒す】さっそく試したくなる10個の活用術

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

ハーブのミントから抽出した植物オイル「ハッカ油」を知っていますか? 昔から使われているものですが、用途が広く万能だと改めて人気が広がっています。その活用術をご紹介。

生活のあらゆるところ使える天然の万能オイル

昔から使われてきた「ハッカ油」。簡単に説明すると、ハーブのミントからできた植物オイルです。ミントは、シソ科ハッカ属のハーブの総称ですが、ハッカ油は「ハッカソウ」という種類のミントを乾燥させて、オイルを抽出したものです。ハッカの名産地として有名なのが北海道の北見市ですが、現在は国内の9割以上の生産量を占めているのが隣町の滝上町だそう。ハッカ油は、清涼感のほか、防虫、消臭、除菌、リラックス効果などがあり、昔からいろいろなものに活用されてきました。ドラッグストアやネットショッピングで、20ml・500円前後と手軽に購入できるのも人気のひとつ。今回は、超万能なハッカ油の活用術をご紹介します。

【超万能ハッカ油を使い倒す】さっそく試したくなる10個の活用術

<ハッカ油を使い倒す 10個の活用術>

1) ハッカ油スプレー

スプレーボトルに水と、ハッカ油を数滴入れます。暑い日は、そのスプレーをワキや首、足や腕などに、涼感&制汗スプレーとして吹きかけましょう。ハッカ油の清涼感が体感温度を下げて涼しく感じさせてくれます。なおハッカ油は、粘膜にふれると刺激になるので、スプレー使用時は目や口、鼻に入らないように気をつけて。

2) ハッカ湯

湯船にお湯を溜めたら、ハッカ油を1滴垂らして混ぜましょう。スーッとした香りが広がり、夏場でもさわやかに湯船につかることができます。また、肌についたハッカ油が、湯上りの体温を下げてくれる効果も。ハッカ油の量は、湯船のサイズやお湯の量によって調節を。まずは、1滴から試してみて。

3) ボディソープ

ふだん使っているボディソープに、ハッカ油を1滴プラスして使ってみましょう。消臭作用で、汗臭さ、加齢臭の撃退に効果が。シャワー後の清涼感も快適です。シャンプーに加える方法もありますが、目に入りやすいので、使う場合は手元でシャンプーとハッカ油をしっかり混ぜてからにしましょう。

4) ハッカ油で足湯

エアコンのきいた部屋に1日中いると、体が冷えて足もむくみます。湯船に入るのがめんどうな時は、洗面器にお湯を張って足湯を。そこに、ハッカ油を1滴プラスすれば、足のにおいを取り除き、除菌効果で清潔に保つことができます。

5) ハッカ油を入れて寝具を洗濯

夏場は、寝ている間もたっぷり汗をかくので寝具もこまめに洗濯したいもの。枕カバーやシーツの脱水をする時、1滴ハッカ油をプラスして。ほのかなハッカ油の香りが残り、スムーズな入眠を助けてくれます。ハッカ油スプレーを直接、寝具にスプレーするよりも、ほのかな香りがベター。

6) マウスウォッシュ

口の中をすっきりさせたい時、コップ1杯の水にハッカ油を1滴たらせば、即席のマウスウォッシュが完成。口にふくんで、ハッカ油を隅々まで行き渡らせるようにブクブクしましょう。口臭予防にも効果が。

7) 涼感アロマハンカチ

汗をかく夏場の必須アイテム、ハンカチにもハッカ油を1滴。汗を吹くたびに、ここちよい清涼感が得られます。また、眠くなったり、気分が悪くなった時に、ハンカチの香りをかぐことで、気分転換に。

8) ハッカ油で床の拭き掃除

フローリングの床などを拭き上げる際、モップに1滴、または雑巾のバケツに1滴ハッカ油を加えましょう。天然のさわやかな香りが家に広がります。

9) 涼風が出るハッカ油扇風機

ティッシュやコットンにハッカ油を数滴垂らしたものを、扇風機の送風部分にクリップなどで固定。いつもの扇風機の風が、ハッカ油の香りをまとった涼感のある風に変身します。ただしハッカ油は引火性があるので、扇風機のモーター部分などには近づけないように注意して。

10) 害虫撃退スプレー

ハッカ油には防虫効果があります。スプレーボトルに無水エタノール10ml、ハッカ油を5〜10滴ほどたらして混ぜたら、さらに水90mlを加えよく混ぜます。これを網戸や玄関などにスプレーすると害虫が家の中に入ってくるのを防ぐ効果が。害虫の通り道にスプレーしたり、ハッカ油をティッシュやガーゼに垂らしたものを置いて置くのも効果的。

ハッカ油を使う時に注意したいこと

超万能なハッカ油は、生活のあらゆるところに活用できます。ハッカ油を安全に使うために、以下のことに気をつけましょう。

・室内に放置しないこと

ハッカ油の劣化を避けるため、保管時は冷暗所に置くようにしましょう。引火する恐れもあるので、火気のまわりに置くのは避け、子供の手の届かないところにしまっておいて。

・猫を飼っている人は気をつけて

猫はハッカ油の成分が苦手です。猫を飼っている場合、猫のいる空間ではハッカ油の使用を避けましょう。防虫、除菌効果のため洗濯に使用する場合は、洗濯機に入れる時だけ使って、成分が残らないようによくすすぎを行ないましょう。

・容器はできればガラス製が安心

ハッカ油には、プラスチックを溶かすことがあります。ルームスプレーや制汗剤を作る場合、スプレーボトルは、ポリエチレン製(PE)ならOKなので表示をチェックしましょう。見分けがつかない場合は、ガラス製のボトルを選ぶのが安心です。

・直接皮膚に塗ったり、使いすぎに注意して

ハッカ油は、強い清涼感のあるオイルです。直接、皮膚に塗ると刺激が強すぎるので避けて。また、使用の際は、傷のあるところや、粘膜に付着しないように注意を。さらに、ハッカ油を使い続けていると、より強い清涼感を求めて、多めに使ってしまがち。肌トラブルにもなるので、目安の量を守って使ってください。初めて使う場合は、少量ずつ試すことをおすすめします。

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スーっとして気持ちいい!ハッカオイルの活用法|臭いや汗に便利!

【お話を伺った人】佐々木 薫

AEAJ認定アロマテラピープロフェッショナル (株)生活の木プランニングマネージャー。ハーブ・アロマテラピーの研究に携わり、ハーブ製品・ショップ・ハーブガーデンの企画・開発を担当。アロマテラピーや…

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(編集・制作 (株)法研

鎮痛作用や冷却作用のあるミントの効能。部屋の芳香剤から、歩き疲れたときのフットスプレーまで。幅広い活用ができるミントのリフレッシュコロン。

特徴的な芳香と刺激的な清涼感

ラベンターとともに、北海道で精油生産の歴史をもつハーブのひとつが薄荷(ハッカ)です。開拓時代、入植した屯田兵がハッカを育てたのが北海道におけるハッカの歴史の始まりといわれています。

そのハッカの仲間がペパーミント。シソ科ハッカ属の多年草です。一般に「ミント」とよばれるものは、ペパーミント、スペアミント、ジャパニーズミント(和種ハッカ)などに代表され、さらにアップルミント、パイナップルミント、オーデコロンミントなど、たいへん多品種です。

7月から8月頃に花を咲かせ、つぼみがつく頃に精油の含有量が最も多くなります。特徴的な芳香があり、刺激的な清涼感は世界中で人気があります。

ミントの精油は、乾燥した葉を水蒸気蒸留して採ります。主成分はL−メントール。そのほかピネン、リモネン、メントンなどを含み、歯磨きやチューインガム、薬品やお菓子など、幅広い製品に活用されています。

幼い頃から親しんできた懐かしい味と香り

アロマテラピーによる鎮痛作用や冷却作用を利用して、筋肉痛やかぜの予防のためのマッサージに使ったり、頭が痛いときには希釈した精油をこめかみに塗ったりします。

また、殺菌効果も期待され、アロマポットで香りをくゆらせれば、空気清浄のための室内香となります。

日本のハッカは、平安時代に中国から持ち込まれたといわれますが、自生する種もあるとされ、疲れたときにはハッカの葉をちぎってこめかみに貼るという民間療法もあります。ハッカ飴やハッカパイプなどの清涼菓子として幼い頃から親しんできた味と香りは、子どもからお年寄りまで、幅広く親しまれています。

旅先で重宝するミントのリフレッシュコロン

ミントの効果を利用したリフレッシュコロンは、ミントと同じように広範囲に活用できます。部屋の匂いが気になるときにひと吹きして空気をさわやかにしたり、乗り物に酔ったとき、ハンカチにつけて香りを吸入したり、汗ばんだときのデオドラントスプレーとして、歩き疲れたときのフットスプレーとしてなど、心身ともにリフレッシュしてくれます。

無水エタノールまたはウォッカ小さじ1に精油を6滴入れてよく混ぜ合わせたあと、精製水大さじ2を加えて、さらに混ぜ合わせます。それをスプレー容器などに移して携帯するのもよいでしょう。とくに旅行先では重宝します。ただし精油をブレンドしたり、ブレンドしたものを保存するときは、かならずガラスまたは陶器製の容器を使ってください。また、原液を肌に直接つけないように注意しましょう。とくにペパーミントは肌や神経系への刺激が強いので、注意が必要です。入浴などでの連続使用は避けてください。

(「へるすあっぷ21」、法研より )

※この記事は2005年11月に配信された記事です

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ストレス疲労におすすめ!スッキリ爽やかグレープフルーツの癒し効果

【お話を伺った人】佐々木 薫

AEAJ認定アロマテラピープロフェッショナル (株)生活の木プランニングマネージャー。ハーブ・アロマテラピーの研究に携わり、ハーブ製品・ショップ・ハーブガーデンの企画・開発を担当。アロマテラピーや…

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(編集・制作 (株)法研

グレープフルーツの芳香浴でさわやか気分。ストレスや緊張を解きほぐし、ポジティブな気持ちと活力を与えてくれるグレープフルーツの香りで気分転換。

気分が落ち込んだときにはグレープフルーツの香り

ストレスや疲れがたまったときは、理由もなく無気力になったり、集中力が低下したり、精神的にも不安定になりがちです。

フルーツでおなじみのグレープフルーツの学名はCitrus paradisiといい、「パラダイスのシトロン(ミカン)」という意味をもっています。原産地の西インド諸島では、「禁断の木の実」として珍重されていたところからついたと考えられますが、その名のとおり、この香りはストレスや緊張を解きほぐし、自信と前向きな活力を与えてくれます。明るい太陽、青い空と海、まるでパラダイス(天国)にいるような明るい気分を引きおこしてくれます。

ストレス疲労におすすめ!スッキリ爽やかグレープフルーツの癒し効果

嗅覚の特性を考えた効率的な香りの楽しみ方

何となく気分がウツウツとしたときは、グレープフルーツの香りを部屋にくゆらせましょう。

専用のアロマポットにお湯をはり、3、4滴の精油を落とします。アロマポットは、香りが熱でより拡散する効果を利用するものです。キャンドル式と電球式がありますが、最近は、ほかにもいろいろなタイプのものが出回り、超音波による振動で作り出されるミスト(霧)とともに精油を微粒子にして拡散させるものもあります。

精油そのものの香りを楽しめるもの、マイナスイオン効果も期待できるものなど、目的や部屋の広さに応じて選択できます。

よい香りだなと感じても、しばらくするとその感覚はなくなります。嗅覚は疲労する特性があるため、同じ香りを長時間流しても、楽しめるのはほんの数十分程度です。部屋に香りはあるのに、そこにいる人は感じなくなってしまいます。そのため、効率的に香りを楽しむためには、1時間ほど流したらいったん止め、また1時間ほどしたら流すというように、交互にするのがよいでしょう。また、置き場所によって香りの流れ方が違うので、空気の流れなどを意識しておくとよいと思います。

香りを持続させるハーブ系の香りとのブレンド

グレープフルーツには殺菌作用もあるので、空気をきれいにもしてくれますし、汗ばむ季節もさわやかにしてくれます。この香りは揮発性が高く、香りのよさをすぐに実感できますが、すぐに飛びやすいので、より長く楽しむには、ローズマリーなどハーブ系の香りとブレンドするのもよいでしょう。ほかにグレープフルーツと相性のよい香りとしては、ラベンター、ジュニパーなどがあります。

ふと空気が動いたとき、ほのかに香る……心地よいのはそんな香り方です。「過ぎたるは及ばざるが如し」、アロマテラピーにはこの言葉がとてもよく似合います。

(「へるすあっぷ21」、法研より/ 写真:松本博行)

※この記事は2005年10月に配信された記事です

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汗のイヤな臭いはアロマで解決!夏に役立つアロマオイル活用法

森田 敦子先生

【執筆者】森田 敦子先生

植物療法士、サンルイ・インターナッショナル代表取締役 1992年パリ大学所属の薬学専門校入学、生物化学、植物学、大脳生理学、フィトテラピーを学び、植物療法士資格を取得。1998年サンルイ・インターナ…

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(編集・制作 (株)法研

高温多湿の日本の夏を快適にさわやかに過ごすためのアロマ。寝苦しい夜も熟睡、汗のにおい対策、日焼けした肌のケア、気分をリフレッシュさせるマウスウォッシュなど。

脳に伝えられた香りの情報が心身に多くの作用をもたらす

アロマテラピーにおいて一番大切なことは、香りの記憶に近い嗅覚生理学のメカニズム。精油(植物の花や葉や種から抽出されたオイル)の香りを嗅ぐことで気分が落ち着いたり、不眠が解消されたり、気分がリフレッシュしたりします。
精油の揮発した香り成分は、鼻から入って嗅覚の神経線維を経由し脳に伝わっていきます。そして脳に伝えられた情報が中枢神経系を刺激して、心身に多くの作用をもたらすのです。

アロマテラピーはヨーロッパだけでなく、日本でも古くから大いに利用されてきました。ゆず湯や菖蒲(しょうぶ)湯、お香がそうですし、除虫菊から蚊取り線香が、くすの木から樟脳(しょうのう)が作られたのも、植物の成分を生活に役立ててきた方法の一つです。

高温多湿の日本の夏は、汗のにおいや日焼けが気になるだけでなく、食欲が落ちたり寝苦しくて寝不足になったりと、体に疲れがたまりやすい季節です。そんな夏を少しでも快適にさわやかに過ごすために、役立つアロマテラピーを紹介しましょう。アロマテラピーの習慣をもつことで生活がひときわ楽しくなります。

寝苦しい夏、今夜こそぐっすり眠ろう

ベッドに入ってもなかなか寝つけない夜は焦ってよけいに眠ることができない、1日の疲れやイライラが原因でストレスがたまってしまった……。そんなとき、アルコールや薬の力に頼る前に一度試してほしい方法です。

☆ラベンダーとローマンカモミールのアロマポット
<材料>
アロマポット(電気式、またはディフューザー)
ラベンダー 3滴
ローマンカモミール 1滴

ラベンダーには精神への鎮静作用があり、ローマンカモミールはイライラを和らげてくれます。アロマポットの上皿に精油を少量落とし、お部屋に漂わせましょう。いつのまにか眠りにひきこまれているでしょう。

汗のにおいをしっかり抑えるアロマデオドラント

夏は背中や脇の下から汗をかき、皮膚についている細菌が汗と混ざっていやなにおいを発生させます。デオドラント効果のある精油を使ったスプレーやパウダーを試してみてください。

☆アロマデオドラントスプレー
<材料>
30mlのアトマイザー
精製水またはミネラルウォーター 30ml
サイプレス 3滴
レモン 2滴

アトマイザー(香水などを入れる携帯用スプレー)に精製水またはミネラルウォーターを入れて精油をブレンドします。まず精製水を入れ(少量の無水エタノールを加えてもいい)、そこに精油を5~6滴落してしっかりと振っておきます。
ヒノキの仲間サイプレスの葉から抽出した精油には清涼感があり、抗菌作用や発汗を抑える効果もあります。レモンもさわやかな香りで体臭を防ぐデオドラント効果があります。このスプレーをシュッとひと吹きしておくと、汗をかいても平気でいられます。

☆コーンスターチを使ったアロマパウダー
<材料>
コーンスターチ 20g
サイプレス 3滴
レモン 2滴

コーンスターチ20gに対して精油を5~6滴落としてよく混ぜ合わせます。サイプレスとレモンを、ラベンダーとティートリーに替えてもいいでしょう。
入浴やシャワーのあとで脇の下やおしりにパウダーをはたきましょう。精油の抗菌性とさわやかな香りが夏の汗のにおいを吹き飛ばしてくれます。

日焼けした肌のケアはアロマのマッサージオイルで

軽い日焼けから本格的な日焼けまで、日焼けにはアフターケアがとても大切です。うっかり日焼けしてしまったときは、アロマを使ったマッサージオイルでお手入れを。

☆ラベンダーとティートリーのマッサージオイル
<材料>
スウィートアーモンドオイル 20ml
ラベンダー 5滴
ティートリー 3滴

スウィートアーモンドオイルにラベンダーとティートリーをブレンドして可愛い小瓶に保存しておきます。(1か月以内に使い切りましょう)
ラベンダーにもティートリーにも皮膚のケアに最適な成分が含まれています。夜お風呂上りに、たっぷりとオイルを使ってマッサージしてあげましょう。

さわやかマウスウォッシュで口臭予防&リフレッシュ

殺菌作用とリフレッシュ作用のある精油を選べば、口臭予防になるだけでなく気分もリフレッシュさせてくれます。

☆ペパーミントとレモンのマウスウォッシュ
<材料>
ウォッカまたはエタノール 50ml
ペパーミント 1滴
レモン 2滴

全てを加えてよく混ぜておきます。使用時はコップ1杯のお水に5mlのマウスウォッシュを溶かしてうがいをします。
メントールの香りがさわやかなペパーミントには殺菌作用や炎症を抑える効果もあり、特にインフルエンザが流行っている時期には最適です。ペパーミントの替りにティートリーを使ってもいいでしょう。

※この記事は2009年6月に配信された記事です

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ハーブの効能と使い方|ベランダでハーブを育てるには?

(編集・制作 (株)法研

生活にハーブを取り入れて、心地よい暮らしを!香りの特性を利用して、身心ともにリラックス&リフレッシュ。

ガーデニングで心を癒す

忙しい状態が続くと、心にゆとりを失いがちになります。自然に触れる機会の少ない都会では、なおさらですね。

自然は、たとえ小さな草花でも、四季の移り変わりなど私たちに多くのことを教えてくれます。実際に自分で育てた草花ならば、成長していく姿を見つめることで、より深い喜びを得て、癒しにもつながるのではないでしょうか。

最近は、便利なガーデニンググッズも増えているので、広い庭がなくても、アパートやマンションのベランダでガーデニングが楽しめます。ベランダガーデニングをするときには、以下の点に注意しましょう。

(1) 季節によって、日の当たる場所に注意したい。その上で、植物の特性にあわせて、植木鉢やプランターの置き場所を移動させる。

(2) 真夏は、コンクリートの照り返しなどで高温になり、植物を痛めることがあるので、風通しや日当たりの調節をする。

(3) 水やりのときは、階下に迷惑をかけないよう、注意する。

(4) 手すりにプランターを取りつける場合は、落下しないよう、しっかりとした紐や金具を使って設置する。

(5) プランターを置くときは、家の中からだけでなく、外からも美しく見えるように配慮する。

古代から利用されてきた香りの効果

植物の中でもハーブは、料理やハーブティー、アロマセラピー(芳香療法)など、さまざまな暮らしの中で利用できます。

香りを心身の癒しに役立てようという考え方は、数千年前の古代文明の時代からありました。インダス文明の遺跡からは、精油(エッセンシャルオイル)を抽出するための器具も発見されているほどです。

植物の香りには、人間本来の自然治癒力や抵抗力を高め、自律神経の働きや免疫力を向上させる働きがあります。

精油ならば、季節を問わず楽しめます。入浴時には、浴槽にお湯をはり、精油を5~6滴垂らして混ぜれば、浴室は香りに包まれ、贅沢な気分を満喫できます。

仕事から帰って何もする気になれない……というときには、洗面器やバケツにお湯をはり、精油を2~3滴垂らして手浴、足浴をするのもいいでしょう。

外出先でも、ハンカチやティッシュに精油を2~3滴垂らして、鼻や口から吸いこむなど、手軽な方法があります。

ハーブを栽培してアロマセラピー効果

ハーブのアロマセラピー効果には、個々に特性があります。

気分をリラックスさせるハーブの代表は、ラベンダーとカモミールです。どちらも心を穏やかにして、ストレスをやわらげてくれます。ローズ、マジョラム、レモンバーム、ローズウッド、サンダルウッドなどにも同様の効果があります。

気分をリフレッシュさせるハーブの代表は、ペパーミントとローズマリーです。心を元気にしてくれて、スッキリします。レモングラス、バジル、ジンジャー、オレガノ、ベルガモット、ジャスミンなどにも同様の効果があります。

ハーブはお店で気軽に買うことができます。けれど、自分のベランダで小さな種や苗から時間をかけて育った植物ならば、いっそうの愛着と喜びが味わえるでしょう。 つみたてのフレッシュな香りを放つハーブでリラックスして、身心ともにゆとりある暮らしをしましょう。

(「オン&オフ生活術」法研より)

※この記事は2006年5月に配信された記事です

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