成人の3割が悩むという「こむら返り」を予防・改善するツボを紹介します。
こむら返りなどの足のつりには心身の健康管理+温め、ツボ療法が有効!

足がつったときの対処法は?

寝ているとき突然足がつって、痛くて目が覚めたことはありませんか? なかでも痛いのが腓(こむら:ふくらはぎのこと)がつる「こむら返り」。これは、ふくらはぎの腓腹筋(ひふくきん)が異常に緊張して収縮・けいれんするもので、まるで筋肉がひっくり返ったかのような激しい痛みを伴います。

まず、こむら返りなど足がつったときの主な対処方法を紹介しましょう。
写真のように壁やタオルを利用してアキレス腱を伸ばしたり親指を反らせたりして腓腹筋をしっかりゆっくり伸ばしましょう。
そのまま痛みがなくなればよいのですが、くり返すことがありますので、様子を見ながら慎重にゆっくり動くことが肝要です。普段からこうしたストレッチを行っておくと予防にもつながります。

足がつる原因で多いのは?

足がつる原因で多いのは、スポーツなどによる筋肉の疲れ、運動不足や加齢による筋肉の衰えからくる血行不良、足腰の冷えによる血行不良などです。
このように病気とは無関係に足がつる場合はツボ療法がよく効きますし、漢方薬が効果的なこともあります。
また、運動前後はもちろん普段から筋肉のマッサージやストレッチを行ったり、筋肉を冷やさないようにすることが大切です。

多量に汗をかいたり下痢をして脱水症状を起こしたときにも、体のミネラルのバランスが崩れて足がつりやすくなります。汗をたくさんかいた後はミネラルやクエン酸、適度な塩分の摂取を心がけましょう。

現代社会においては、ストレスも足がつる原因になります。昼間職場などで受けているストレスで無意識に体が緊張し、就寝中に足を踏ん張ったり、神経伝達のミスが起こりやすくなって、就寝時に「こむら返り」を起こす場合もあります。
そんな場合はストレス解消に努めるとともに「【イラスト付き】ストレス・食欲不振・不眠に効くツボマッサージ」で紹介したストレスのツボを試してみて下さい。

こむら返りには足のツボ

筋肉の衰えや足腰の冷えが原因で足がつる場合は、次に紹介するツボの周辺をホットパック(温かいタオルをビニール袋に入れたものでもよい)やお灸で温めたり、ツボ押しをすることで、血流が良くなり足がつりにくくなります。
また、ツボは筋肉が緩むポイントや血流が促進されるポイントでもあるので、じんわり指圧することをおすすめします。

こむら返りには腰のツボも有効

腰にもこむら返りによく効くツボがあります。特に足へと続く神経の通り道になっているツボへの刺激は有効です。

足のつりには、運動前後のストレッチや適度な水分・ミネラルの補給、ストレス管理など、心身の健康管理が有効です。色々試しながらツボ療法を併用するとさらに効果的。ぜひお試しください。

なお、頻繁に足がつったり、体中の筋肉がつる場合は、病気などの原因が隠れている可能性がありますので医療機関を受診してください。筋肉や神経の病気、糖尿病や甲状腺機能の低下、閉塞性動脈硬化症、肝臓や腎臓の病気、心筋梗塞、脳梗塞などでも筋肉がつりやすくなります。

(編集・制作 (株)法研)
※この記事は2015年6月に配信された記事です
佐藤明子先生

【執筆者】佐藤 明子先生

心愛治療院 院長 宮城学院女子大学卒業。鍼灸按摩マッサージ指圧師、リンパ浮腫療法士(5学会認定)。2002年よりがん術後リンパ浮腫治療、がん術後の身体のコリ違和感の専門治療を行う。東京・南青山『心愛…

もっとみる

おすすめ

  1. 足の裏に魚の目やタコができやすい人は、腎臓が弱っているかも…?
    足裏は全身の血液の巡りや新陳代謝のバロメーター。 足の裏が冷えること…
  2. 汗の悩みを解消!ツボ・食品・対策グッズで汗を止める方法
    汗の悩みを解消! ツボ・食品・対策グッズで汗を止める方法
    体温と同じくらいの外気温が続く猛暑。汗だくになる不快感や汗によるニオイ…